概要[]
アンモナイト(Ammonite)は、ジュラシックパークシリーズに登場する海棲生物の一種である。
恐竜時代を題材にした絵画などにおいて、エラスモサウルス・モササウルスらと共に描かれることが多い人気生物だが、当然のようにシリーズにも出演していたようだ。
生態[]
アンモナイトという種自体はシーラカンスやダンクルオステウスといった板皮魚類が生息していたデボン紀より存在し、恐竜が絶滅する白亜紀後期末までの間、海の中で暮らし続けてきた巻貝型の生物である。 彼らの生物史はなんと3億年以上にもわたる長き旅であり、大海を泳ぎ回っては様々な生物の栄枯盛衰を見てきたといえる。
そのため一言にアンモナイトといっても色々な種類がおり、10円玉並みに小さいものもいれば、直径が3mを超える超大型のアンモナイト(パラプゾシア・セッペンラデンシス)などもいた。 時代によって殻の大きさや巻貝の形がコロコロ変わるため、アンモナイトの化石は掘っている地層がどの時代のものなのかを判別するための指標「示準化石」として重宝されている。
恐竜図鑑などで見るアンモナイトの姿は、カタツムリのような渦巻上の殻を背負ったタコのような生物として描かれており、当然生きていた時もこんな姿だったと思われがちだが、実は現在に至るまで軟体部の化石はわずかしか発見されておらず、正直な話どんな姿をしていたのかは未だ解明されていない。 似たような姿のオウムガイ(近縁の種ではない)や、奇跡的に残った軟体部の化石から推測するに、一応タコっぽい脚があったことだけは分かっているものの、それが殻からどのように伸びていて何本あったのかなどについては発見されたから7,000年以上経つ現在においても謎に包まれている。
シリーズにおける活躍[]
主にゲームを中心に活躍している。
ジュラシック・ワールド/炎の王国[]
化石として登場。
メイジーがインドラプトルに追われて逃げる階段の後ろにポツンと配置されているため、初見では絶対に分からないだろう。 もしこれに気づいたという方がいらっしゃったとしたら、すごいを通り越してもう少しインドラプトル達に刮目してほしいと思わなくもない。
Jurassic Park: The Game[]
ティロサウルスが飼育されていた水槽の装飾として化石が使われていた。
ジュラシックパークⅢ 恐竜に会いにいこう[]
白亜紀後期に生息していた属「Pachydiscus」を飼育することができる。
ジュラシックパーク・ビルダー[]
ミッションをクリアすることで解禁できた。
ゲームで実装されているアンモナイトの種類は明かされていないものの、かなり巨大に見えることから「パラプゾシア・セッペンラデンシス」をモチーフにしているものと思われる。
LEGO Jurassic World[]
「スピノサウルスとの対決」と呼ばれるステージに登場。 壊したパーツを組み立てると命が宿り川の中に飛び込む。
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
2015年12月11日付より、レアリティ「レジェンド」の古生物として参戦を果たす。 こちらもビルダー同様「パラプゾシア・セッペンラデンシス」をモデルにしていると思われる。
基本的にはバトルステージ66をクリアしない限りお目にかかれない生物だが、例外としてパークレベルが1〜15だった際に手に入る「デイリーカードパック」内にも低確率で出現するため、割と早い段階からカードだけ所持していたという方も多いのではないだろうか。
Jurassic Park 2: The Chaos Continues[]
敵キャラとして登場。 水中ステージに三葉虫とともに主人公の前に立ちふさがる。
ちなみにゲームボーイバージョンにしか登場しない。