概要[]
イグアノドン(Iguanodon)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する恐竜の一種である。
恐竜データ[]
白亜紀前期に生息していた恐竜で、世界で最初に発見された恐竜の一頭として知られている。
イグアノドンを発見した人物は、イギリスの田舎で診療所を経営していたお医者さんこと「ギデオン・マンテル」で、休みの日には哺乳類や魚類、植物の化石を掘りに行く生粋の古生物マニアであった。
そんな彼が近場の岩場で穴掘りをしていると、イグアナの歯にそっくりな物体を発見した。 発掘されたものを見るや否や「これはデカい爬虫類の化石に違いない!」と息巻き、専門家の意見を仰いだり、自身で独自に調べたりしてこれが恐竜であることを証明。
かくして後に「イグアナの歯」を意味する「イグアノドン」の名前をつけられたこの恐竜は、映えある古生物学の仲間入りを果たすこととなったのだ(ただしこの時は「恐竜」という言葉はなかったため、デカい爬虫類くらいにしか思われていなかったが)
姿形は典型的な鳥脚類の姿そのもので、基本的に四足歩行で動き、スリコギのようなギザギザを持つ歯をびっしりと生やして、草をすりつぶす生活を送っていた。
だがイグアノドンを語る上で決して外せない要素が1つ存在する。 それが親指に備わった鋭いスパイクである。 アイスピックと見紛うほど太く鋭いツメ(角質に覆われる為、生きている時の大きさは骨格からの印象よりも大きくなる)は、肉食恐竜に襲われた際に武器として役立ったと言われている。
実際、イグアノドンの前肢はかなり力が強かったようで、まともに喰らえばたとえ大型肉食恐竜でもタダでは済まなかっただろう。当たり所次第では相手を殺してしまう事もあったかもしれない。決して北斗残悔拳ではない。
現在では草木を掴みやすくするための補助としてスパイクを使っていたという説も登場しているが、メインの目的が何にせよイザとなれば武器として使用した可能性は低くないと思われる。
シリーズにおける活躍[]
恐竜史における巨人のような恐竜だが、当コンテンツにおける出演作は少なく、やや冷遇されているかもしれない。
ジュラシック・パーク[]
ハモンドがサトラー博士にノミのサーカスのことを話しているシーンに登場。
ただし生体ではなく壁画としてだが。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者[]
ようやくまともな登場が出来たものの、下の画像はエクステンデッド版と言うブルーレイやDVDでしか拝めないシーンなので、大スクリーンで登場することは無かった。
Jurassic Park Adventures: Survivor[]
エリックが出会う恐竜の1頭として、赤ちゃんのイグアノドン「イギー」が登場する。
ポッと出のモブキャラではなく、メインキャラクターとしてストーリーに関わっている。
Jurassic World Dinosaur Field Guide[]
書籍内のコラムとしてイグアノドンが紹介されている。
これの前作にあたる「Dinosaur Field Guide」にも同様の内容が収録されている。
ジュラシックパークIII・恐竜にあいにいこう[]
飼育可能な恐竜の1頭として登場。
経営シミュレーション・ジュラシックパーク[]
開発時点では実装が予定されていたが、容量などの都合によりボツとなってしまった。
このような経緯を辿って消えた恐竜は数多く存在するが、イグアノドンだけは各種ステータスが決まっていたと思しき内部データが発掘されているため、ボツを食らった恐竜の中では最も実装に近い存在だったと言える。
ジュラシックパーク・ビルダー[]
飼育可能な恐竜の一種として登場。
Jurassic World アライブ![]
お出かけすると出会える恐竜として登場。 レアリティは「ノーマル」
能力は体力回復や、自身もしくはチームメイト(レイドとか)の状態異常を回復するチームのお医者さんとして活躍してくれる。
そのためかつては攻撃がやや苦手で、攻撃モーションもスパイクで殴りかかるものではなく、他の鳥脚類と同じ突き上げ型の体当たりであったが、現在では回避+アーマー増加+シールドを張る「群れの番人」と、回復しがてら先制でぶん殴れる「攻防一体」と、やけに殺意が高い強化が施された。
ジュラシックワールド・エボリューション[]
有料DLC「白亜紀恐竜パック」に収録されている恐竜。
鳥脚類の中では人気が高く、比較的序盤で手に入るため攻略においては非常に重宝する存在。
昨今武闘派としての姿が鳴りを潜め始めたイグアノドンだが、今作においては一部肉食恐竜と戦うことが可能。 たくましい右腕を振り回して相手をぶん殴った後に、トドメのフェイタリティとして黄金の右足、もしくはベアハッグを食らわせて相手の骨を粉微塵の龍角散にできる。
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
2020年12月24日より晴れて、古生物だらけの大運動会に参戦。 デザインはアライブ!のものに準拠。
「イグアノドン・トーナメント」でドミネーターランク入りしてシーズンを終える。 もしくは勝ち上がる際にできるプライズスピンで専用パックを引くのいずれかを行うことで、パークへお招きすることができる。
ちなみに性能は、体力が高く攻撃力が低いという壁役に特化した性能だが、正直ノドサウルスの劣化版である。このように書かれるとなかなか寂しいものだが、事実なのだから仕方がない。
ジュラシックワールド・エボリューション2[]
飼育可能な恐竜の一頭として登場。 前作では有料DLCを購入する必要があったが、今回は条件さえ満たせば飼育ができる。
鳥脚類の中では評価値が高めに設定されているが、発掘地へのアクセス費がバカ高いなど問題点も多い。