概要[]
イスラ・ソルナ島(Isla Sorna)は、『ジュラシック・パーク』シリーズに登場する架空の島。通称サイトBと呼ばれている。
コスタリカの西方333km地点にある、ラス・シンコ・ムエルテス諸島にある5つの島のひとつで、この島から南西140kmの地点には「ジュラシック・パーク」「ジュラシック・ワールド」の舞台として知られるイスラ・ヌブラル島がある。
島のロケーション[]
島はピザを四等分したような三角形で構成されており、ピザハットの中身やステゴサウルスの背中にコラ画像として貼り付けてもあまりバレなさそうな形をしている。
島の方位は「北緯8度25分・西緯87度40分」で、南半球に位置するせいかよく嵐が起こるとされている。 切り立った山々が隣接しており、その土壌は火成岩で構成されている。 時間の経過とともに、岩の間に入り込んだ種子が針葉樹として成長し深いジャングルが形成したとされている。 そのためヌブラル島ほど目立たないが火山が存在するらしく、後述するインジェン社の職員が島にやってきた時は、地熱を利用して発電を行っていたらしい。
島内には複数の水路と峡谷があり、海岸から中心部に向けて長く太く伸びている。 多数の入り江が存在し、その付近にはプテラノドンが飼育されていた鳥小屋が存在している。 豊かな水源とジャングルの存在からさぞかし暑いところと思われがちだが、意外と夜は涼しいらしく映画では人間の吐く息が白くなるほど急激に冷え込むとされている。
インジェン社との関わり[]
インジェン社がここを購入した目的は恐竜の研究であり、島の内部には研究員が遺伝子組み換えの実験をしたり寝泊まりするためのコロニーが存在していた。
実はジュラシック・パークに展示されていた恐竜のほとんどはここで生み出し、その都度船か何かでわざわざ運んでいくという非常に回りくどい方法が取られる予定となっていた。 恐らくヌブラル島で有事が発生した際に備えたのだと思われるが、後述する事件がきっかけで計画は失敗し、尚且つ件の島にてさらなる大問題が発生してしまうのだから、彼らの思慮は完全に無駄になったことになる。
ともかくここで育てられた恐竜たちは、パークでお客様を楽しませる予定で控えていたのだが、とあるデブのせいでジュラシック・パーク計画が白紙となり、翌年ソルナ島を襲った大規模なハリケーンによって施設は壊滅状態となってしまった。 島から撤退する際にとある研究員が、飼育されていた恐竜たちを野へ解き放ったらしく、どうせ近いうちに死ぬだろうと思っていた彼女らは大繁殖。 新たなるソルナ島の主として君臨することになる。
島の生物たち[]
詳細は不明だが、恐竜が住み着く前より土着生物がいたらしい。
尤も映画が始まった段階で島を支配していたのは恐竜たちで、以下の恐竜が存在することが判明している。( )は確認できた恐竜の頭数
- アンキロサウルス(?)
- エドモントサウルス(4)
- ガリミムス(20)
- カルノタウルス(2)
- ケラトサウルス(2)
- コリトサウルス(?)
- コンプソグナトゥス(43)
- ステゴサウルス(11)
- スピノサウルス(1)
- ティラノサウルス(6)
- ディロフォサウルス(12)
- トリケラトプス(10)
- パキケファロサウルス(9)
- ハドロサウルス(?)
- パラサウロロフス(13)
- バリオニクス(5)
- プテラノドンorゲオステルンベルギア(10)
- ブラキオサウルス(10)
- ヘレラサウルス(?)
- マイアサウラ(?)
- マメンチサウルス(4)
- ミクロケラトゥス(22)
- ヴェロキラプトル(18)
これらの恐竜たちはその食性によって住処としている場所が異なっており、ソルナ島にある険しい山々を境界として2つに分断されていると言われている。
その内訳は肉食恐竜が島の中心部、草食恐竜は縁周りだとされているが、コンプソグナトゥスのように海岸辺りをうろついている肉食恐竜もいるので、サイズによって活動範囲は異なるようだ。
シリーズにおける役割[]
・ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク[]
島が初めて登場した記念すべき作品。
映画の舞台として劇中の前半から中盤にかけてマルコムらが冒険の旅を繰り広げる。この作品では獣道や背の高い草むら、ワーカー・ビレッジ等が登場する。
・ジュラシック・パークIII[]
再びメイン舞台として登場。 今度は前半から最終盤まで映画の舞台となる。この作品では平原、滑走路やインジェン・コンパウンド、鳥カゴが登場する。
ジュラシック・ワールド/炎の王国[]
ミルズのセリフより、名前だけ登場した。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者[]
島自体は登場しないものの、ラムジーやウー博士の言及や幼少期のシャーロットがⅢで登場したインジェン・コンパウンドで話している様子が映っている。
懐かしいシーンを前にして、歓喜に震えたファンも多かった事だろう。