ジュラシック・パーク Wiki
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"基本的なゲノムはT-レックス。後は企業秘密。" ークレア・ディアリングー

概要[]

インドミナス・レックス(Indominus rex)は、『ジュラシック・ワールド』に登場する架空の肉食恐竜であり、ハイブリッド種である。

今まで玩具や設定として何度か登場したハイブリッド恐竜において、映画に登場した上にメインを張った恐竜はインドミナス・レックスが初である。 文字通り初出演となった映画において、人類を脅かす絶対的な脅威として猛威をふるい、シリーズのファンや観客たちを恐怖のドン底に陥れ、底知れぬ魅力を感じさせるに至った彼女は、初登場してからおよそ5年以上が経過する現在においても非常に人気が高い。

この項目では華々しく銀幕デビューを果たしたのち、トップスターの座を射止めた彼女について解説していく。

恐竜データ[]

インジェン社を買収・傘下に置いたマスラニ社が、ウー博士監修のもと生み出した恐竜。 そのため現実世界では中生代から現代にかけて、このような生物は存在した事実はない。

インドミナス データ

ティラノサウルスのDNAをベースに、ヴェロキラプトルなど様々な恐竜やアマガエルなどの生物の遺伝子情報を組み合わせたことによって誕生、要するにキメラ生物である。

組み込まれたDNA一覧

体色はアルビノと呼べるほど白一色に染まっており、筋肉質な腕に備わる手先には4本の鋭利なツメが生えそろっている。 顔は細身であるが自身の拳を入れられるほど大きく口を開けることができ、そこから生え揃う歯は非常に鋭い。 ただし矯正が必要なくらいに歯並びはガタガタである。ちなみにマムシのDNAが組み込まれているので熱線を感知できるらしい。

その他、以下のような特徴がある。デビルマンかこいつは

  • ティラノサウルスをも上回る巨大な体躯。
  • 硬質で特徴的な頭と鋭い角。
  • 頭から背中に掛けて生える鋭い棘に獰猛な瞳。
  • 50口径の弾丸を防ぐジャイロスフィアを噛み砕く咬合力。
  • ライフルの弾丸やアンキロサウルスの棍棒も全く通用しない装甲板。
  • ヴェロキラプトルに匹敵する高い知能。
  • 走る速度は(檻の中で)時速48km。
  • カモフラージュ能力でカメレオンのように周囲の環境に合わせて体の色を変えられる。
  • 赤外線放射抑制能力によって、センサーを潜り抜けることが可能。
  • 雄叫びは140~160デシベルに達すると推測される。

有り体に言えば「僕の考えた最強の○○」。恐竜ではなく怪物と言わしめた超絶スペックは伊達ではない。

性格は非常に凶暴で、何かを攻撃するということに一切の躊躇がない。 その証拠として映画に登場する個体は元々双子の姉妹で誕生していたのだが、成長する過程で片割れを殺してしまったという過去を持っている。 外に脱走してからはアンキロサウルスとアパトサウルスの群れを血祭りにあげたりと、捕食のためではなくただ楽しんで殺しているように描写されている。

アパト 死亡
いとも容易く行われるえげつない行為の図

そのため映画が始まる頃には天涯孤独の身となっており、溢れんばかりの殺意を剥き出しにしていたせいもあって、長い間狭く暗い檻に閉ざされていた。 狭い場所に長い間幽閉されており、何も知らずただ食って寝るだけの退屈な生活をしていた。 そんな中で彼女がいつも思っていたことは自身を閉じ込める柵の向こう側、つまり人間たちの世界がどうなっているのかということであり、並々ならぬ興味を持っている。 何度か脱走を試みたこともあり、コンクリート製の壁には無数のひっかき傷が付いていた。

壁
こんなもの見れば誰だって怯える

「いつか逃げられるかもしれない」そんな恐怖を抱いた人間たちは、現在進行形で柵の高さを拡張していたが、その努力が無駄になる事件が起ころうとは人類はおろか、恐らくインドミナス・レックス本人も分かっていなかったのかもしれない。

シリーズにおける活躍[]

ここ最近デビューしたこともあって、出番は近年メディア展開されたものがほとんどだが、その出演数は多岐にわたっている。

ジュラシック・ワールド[]

幼い頃に予備として共に生まれた妹を食い殺した強大な雌が登場。

劇中では最大の脅威として扱われており、

名前に違わぬ制御不能っぷりである。

序盤、擬態能力と赤外線調整能力を利用して管理をしていたクレアらの目を欺き、スタッフを殺害して檻から脱走。直後に投入された捕獲部隊も体内から抉り出した追跡装置を使った罠と擬態能力を用いて一蹴し、パークの半分を閉鎖に追い込む。その後もアパトサウルスの群れを楽しんで皆殺しにする成体のアンキロサウルスをあっさりと噛み殺すなど、観客にその恐ろしさをまざまざと見せつけた。アンキロサウルスを殺害した直後、閉鎖区域に立ち入ったザックグレイの乗るジャイロスフィアにも襲いかかり、強化ガラスもろとも粉々に破壊。 2人は絶対的な危機に陥るも、寸での処で滝に飛び込んで難を逃れた。

中盤から終盤にかけてもその勢いは止まるところを知らず、旧「ジュラシック・パーク・エントランス」の跡地で主人公のオーウェン・グレイディクレア・ディアリングに襲いかかり、エントランスを破壊。その直後、討伐のため出動したCEOのサイモン・マスラニが操縦するヘリコプターから銃撃を受けると、すぐさま付近にあった翼竜園のドームを破壊して内部に侵入。ドームの中に棲息していたプテラノドンディモルフォドンたちを住処から追い立て、パニックに陥った翼竜らがヘリコプターに衝突するよう仕向けてヘリを墜落させ、乗っていた兵士二人とマスラニを死に追いやる。 この騒ぎでドームのガラス壁に2か所穴が開けられ、そこから翼竜たちは次々と脱走。 パークに残された観光客やスタッフに襲いかかる未曾有の大惨事が発生してしまう。

更には、インドミナスの討伐を期して放たれたラプトル4姉妹と意思疎通を試み、オーウェンの指示を仰ぐべく振り返ったラプトルに対して人間たちが発砲。 間接的ではあるが混乱に乗じたインドミナスは討伐部隊を全滅させ、オーウェンたちを絶望的な状況に追いやった。(なおこの騒ぎの最中チャーリーは、近くにいたオーウェンを襲うのをためらい、背後から飛んできた討伐隊のロケットランチャーで爆殺されてしまった)

終盤、イノベーション・センター前にてラプトルたちが再びオーウェンの味方に付いた直後、雄叫びを上げながら「ジュラシック・ワールド」のメインストリートに現れる。改めてラプトルたちにオーウェンたちを襲うよう命じるが、オーウェンとの絆を取り戻したブルーに反旗を翻されたことを受け激怒。彼女を近くの建物に叩き飛ばして気絶させ、同じく襲い掛かってきたデルタエコーを殺害する。更にオーウェンらが小売店に隠れたのを見逃さない抜け目のなさを見せつけ、中で籠城しているオーウェンたちを引きずり出そうとした。 しかしそこへクレアの機転によって解放されたティラノサウルスが出現。彼女と真正面から激突する。

序盤はレクシィの強力な顎による噛み付き攻撃に押されるも、戦いの中で自身の強力な前脚と鍵爪、周囲の建造物を巧みに使ってレクシィを戦闘不能に追い込む。 しかし止めを刺そうとしたその時、意識を取り戻したブルーに飛び掛かられる。しがみ付くブルーを振り解こうと暴れ回るが、その間にレクシィが体勢を立て直したことで形勢が逆転。2頭の猛攻を受け、建物や地面に叩き付けられながら湖エリアの縁へと追い詰められる。 全身が傷だらけになり、建物の鉄骨が身体に突き刺さった状態でもなお2頭に吠え掛かるが、この騒ぎと血の匂いに誘われ突如水中から飛び出したモササウルスに背後から首に喰らい付かれ、そのまま水中へと引きずり込まれて遂に絶命した。

ジュラシック・ワールド/炎の王国[]

今作では白骨死体として登場。 モササウルスに引き摺り込まれ食べられたのかと思いきや、妙に残骸の状態がよく生前の姿がそのままスケルトンになった状態で発見されたため、モササウルスのお食事にはならなかった可能性がある。 (よほどマズかったのだろうか?)

島にやってきたハンターたちの手によって、骨の一部が回収。 本国へと持ち帰られた。 ここから採取されたDNAが、今作において最大の脅威となるインドラプトルが誕生する要因になるなど、死してなお物語に大きな影響を与える存在となっているのは間違いないだろう。

LEGO (R) ジュラシック・ワールド[]

ジュラシック・ワールドにおけるストーリーモードに登場。

役割は映画と同じ悪役でやることもほとんど同じだが、ゲームの内容上誰も死なない優しい世界が構築されており、本編と同じくモササウルスに食われても死なずに生存する。ただし片割れの存在はなかったことにされた。

とある条件を満たすと、炎の王国に登場したスケルトン状態になれるスキンが解禁される。

インドミナス 骨
まさに公式が病気な図

Jurassic World™: ザ·ゲーム[]

今作では普通のインドミナスレックスと、「アライブ!」から逆輸入された浅黒く縞模様のあるインドミナスレックス第2世代の2種類が存在する。

  • ノーマル
進化の系譜
インドミナス JW n
通常
インドミナス JW lv20
Lv20
インドミナス JW lv30
Lv30
インドミナス JW MAX
MAX
  • 第2世代
進化の系譜
インドミナス JW2 n
通常
インドミナス JW2 lv20
Lv20
インドミナス JW2 lv30
Lv30
インドミナス JW2 MAX
MAX

LEGO Dimensions[]

ゲーム中のミッション「Eggspert Opinion」に登場。

ジュラシックパーク・ビルダー[]

何故かジュラシックパークを題材としたゲームに参戦。 スイスの牧草地みたいなところでインドミナスを飼育できる。 ドロップか課金、どちらの方法でも手に入ったそうなのでお好きなのをお選びくださいという状態だったらしい。

レベルが上がるにつれて変わる姿は、ザ·ゲームのインドミナス ・レックスによく似ている。

進化の系譜
インドミナス JP lv5
Lv5
インドミナス JP lv20
Lv20
インドミナス JP lv30
Lv30
インドミナス JP MAX
MAX
インドミナス JP n
値札
インドミナス JP n1
宣材画像

Jurassic World アライブ![]

インドミナス alive

ティラノサウルスヴェロキラプトルを組み合わせることで誕生するハイブリッド恐竜。レア度は「レジェンド」。

バトルにおいてはティラノより攻撃力は劣るがインドミナスレックス系統の専用技「クローク」によって透明化(回避率UP、攻撃力2倍)からのアーマー貫通攻撃(大)による4倍攻撃という恐ろしい威力を産み出せる。ただし、スクラブ(無効化)やシールドには弱く、最近ではクロークを無視、打ち消す技をもつ恐竜も多くあまり脅威じゃなくなってきた。一応リベンジ効果により最大6倍攻撃というえげつない威力も発揮できるが。

インドミナスレックスにさらにヴェロキラプトルのDNAを融合させることでインドラプトルを、希少なテリジノサウルス科の恐竜エルリコサウルスを融合させることでエルリドミナスを、鎧を纏ったハイブリッド肉食獣のスミロネミスを融合させることでインドネミスを作成できる。


また、後のアップデートにてインジェン社の危険な実験によりティラノサウルス(第2世代)とエコーを基に改造されたインドミナスレックス(第2世代)(レア度「エピック」)が実装された。地は浅黒く、白や緑色の縞模様が特徴的であり、この縞は獲物を倒したときのアドレナリンラッシュでより鮮やかになるらしい。ちなみに早朝や夕方ごろに非常に稀だが野生個体が出没する。なんでこんな危険すぎる恐竜が野生にいるのか突っ込んではいけない。

バトルでは通常種よりもやや素早いが体力と攻撃力がやや劣る。また、クロークの他にも通常攻撃に防御破壊と回避&クローク無効化の「確定打撃」のほか、自分の攻撃力と素早さを上げるが敵の攻撃力も上げてしまう「相互激怒」を持っている。

インドミナスレックス(第2世代)にあのブルーを融合させることで、白い配色のインドラプトル(第2世代)を、肉食の雄牛カルノタウルスを融合させることでインドタウルスを作成できる。

ジュラシックワールド・エボリューション[]

インドミナス top3
インドミナス top4

飼育可能な恐竜として実装されている。 解禁するにはイスラ・ペナ島をアンロックすることと、ティラノサウルスヴェロキラプトルのゲノムデータを100%集める必要がある。

映画同様非常に凶暴でキレやすい性格の持ち主で、飼育環境と島の天候が悪いとすぐさまストレスを感じ、あっという間に柵を壊して脱走してしまう。再現性バッチリですね。

トラブルなく飼育したい場合は、自身が許容する生息環境をしっかり整えてやることと、年がら年中天候のいい島で展示するしか方法はない。 逆に言えばそれらさえ守られていれば、大人しく生活してくれるため脱走を企てて檻に引っかき傷を付けることも、カモフラージュしてデブの看守を欺くなんてこともなかったりする。

リリース当初はインドミナスの十八番であったカモフラージュ能力が何故かオミットされていたのだが、後々有料DLC「ウー博士の秘密」においてやっとこさ元ある能力を蘇らせた。( なおこの DLCは国内版PS4では絶対に手に入らないシロモノなので、欲しい方はPC版かXBOX one、または海外版を購入しましょう)

ジュラシックワールド・エボリューション2[]

インドミナス レックス JWE2

飼育可能なハイブリッド恐竜の一種として続投。

新しく追加されたカオス理論モードにて飼育できるが、作成してお披露目するまでの過程が非常に面倒くさい。(詳細はこちらをどうぞ)

ジュラシック・ワールド[]

映画の主要恐竜ということもあって、当然の如くさまざまな玩具が発売されていた。

ジュラシック・ワールド/炎の王国[]

映画では骨だけの出演だったにも関わらず、生体当時の姿が玩具化されている。

ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ[]

シーズン1にて出演した縁で玩具が発売された。 なお日本では全ておま国扱いされた模様...。

トリビア[]

  • 続編を踏まえて再公開された公式サイトにおけるステータスは『EXTINCT(絶滅)』となっており、種としての「インドミナス・レックス」はあの一件をもって完全に滅びたものと見られる。

余談[]

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ギャラリー[]

脚注[]


関連項目[]

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