ジュラシック・パーク Wiki
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"人間昔からあらゆる生き物を兵器にしてきました。馬から象。スターリングラード攻防戦ではネズミを使った病原菌まで。"

概要[]

イーライ・ミルズ(Eli Mills)は、ジュラシック・ワールド/炎の王国に登場する主要人物の1人である。

人物像[]

ベンジャミン・ロックウッドに仕えている、ロックウッド財団の運営者。 かつてのラドローさんみたいな立ち位置と言えば分かりやすいかもしれない。

大学卒業後にベンジャミンからスカウトされる形で財団に雇われ、あれよあれよと言わんうちに実権を握ることに成功。 健康状態があまり良くないロックウッドに代わって、財団の運営を任されている。 視力が低いのか、眼鏡をかけているシーンが見られる。

恐竜保護グループの代表を務めるクレア・ディアリングに接触し、イスラ・ヌブラル島の噴火から11種の恐竜を救う事が出来る計画があると提案。 特にヴェロキラプトルのブルーに対して関心を示しているらしく、かつてのパートナーであるオーウェンの助けを借り、何としてでも彼女を救出する必要があると強く主張した。

やや強引な部分こそあれど、恐竜救出の為に財団の力をフル活用して車両に傭兵、輸送用の船などあらゆるものを手配してクレアらを手厚くサポートするなど、縁の下の力持ちっぷりをこれでもかと発揮した。

これだけ見ればベンジャミンが一目置く理由がよく分かる完全無欠の好漢だったのだが・・・?

Elis Holding Phone


あなたのした事は神に叛く行為です...

Elis Guilty


罪深いのは私だけじゃありません。

作中における活躍[]

表向きは慈愛に満ちた経営者であり、聖人君子の体現とも呼べる人格者である。 だがその本性は、拝金主義に染まり上がった典型的な悪漢で、本作におけるクソヤロウ枠の1人である

やる事成すことが全て金に直結しないと気が済まない性格で、命ある恐竜たちですら金儲けするためのツールに過ぎないと考えている。 そのお金大好き症候群は並大抵のものではなく、後述するインドラプトルを開発していたウー博士に対しても発揮されており「これ以上、時間と金を使うのはイヤなんだけど」とイヤミを言って毒づくなど、頭が札束で出来てるんじゃないかと思うくらいドケチな一面も見られた。

クレアに接触し恐竜を保護するための作戦を持ち掛けたのも、島から運び出したのちに兵器として売りさばくという狙いがあったのだが、実はこれすらまだお小遣い稼ぎ程度の計画でしかなく、真の目的はヌブラル島にいるであろうブルーを捕獲し、現在開発中のインドラプトルを完成させたのち、軍事兵器として売りさばくというどう考えてもヤバい計画を練っていたのだ。 しかもそれらの費用は全てベンジャミン持ちで、彼が心の底から恐竜の未来を案じていた陰で、彼は自らのバラ色人生を設計すべく命を生み出し、あまつさえそれをゴミのように捨てようとしていたのだから恐れ入る。

身近にいるはずの親分ですら知らなかったことを、当然赤の他人であるクレアやオーウェンらが察せるはずもなく、まんまとダマされた彼女らはブルー+島にいた一定数の恐竜たちを島から運び出した後に捕縛、彼はロックウッド邸の地下にて悠々とオークションを開催し、世界中の兵器のバイヤー達に恐竜を売ろうとした。 しかも中盤、メイジーやベンジャミンにもその悪事が発覚し自首を勧告されるも、老齢だったベンジャミンを殺害。 作戦に気づいたメイジーを軟禁し、挙げ句の果てには島から脱出して来たクレアやオーウェンまでも殺そうと目論んだ。

島から運び出した恐竜たちを、自身の計画の大元である恐竜オークションへと出品。 日本で働くサラリーマン1万人分の年収をわずか数分足らずで稼ぎあげ、誰が見てもウッハウハな状態へと陥った。 これで気が良くなったのか、非売品である試作品のインドラプトルを披露した際、それを買いたいというお客さんが現れたことにより、あろうことか売っちゃおうと言い出してしまう。 これを聞いてオークションのバイヤーを務めたグンナー・エヴァーソルは大困惑、理性がブッ飛んでいるウー博士ですら「コイツは制御が利かないんだから、売っぱらうのはヤバいぞ!」と言ってたにも関わらず、「2,800万ドルの値が付いとるんやから黙っとけ」と言ってのけるのだから、本当に始末におけない。

歴代シリーズにおける悪役たちが体を張って残してくれた教えを学んでいれば絶対にしないであろう愚行をやってしまったことによって、彼は知らず知らずの内に破滅の組曲を奏でてしまう事になった。 まず手始めとして、オーウェンによって解放されたスティギモロクにオークション会場は荒らされる悲劇に見舞われる。 その混乱の最中、インドラプトルの入っていた檻が桐生ちゃんケン・ウィートリーによって開けられインドラプトルが脱走。 会場の客が食われまくることとなった。

それでも彼自身は悪運によって終盤までなんとか生き残り、インドミナスの骨を持って逃げようとしたが、突如背後に現れたティラノサウルスに噛み砕かれ、かつてのソルナ島のやっていたようなフェイタリティコンボを喰らって殺されてしまった。当然の仕打ちだろう。

オーバーキルと言わんばかりにバラバラにされ果てたところを見ると、制作者もよほどコイツに腹が立っていたのかもしれない。 その際カルノタウルスが、引き千切られた足の一部を食べようとするシーンがあるが、「お前にはやらねぇよ」とこれまたドケチなレクシィにドつかれるシーンがある。 腹の底まで腐りきっていた彼だが、もしかすると肉の味だけは美味だったのかもしれない。

トリビア[]

  • 彼は長年続いた当シリーズにおいて、明確な殺意を持って殺人を犯した最初の人物である[1]
  • ミルズの日本語吹替を担当した内田夕夜氏は、ジュラシック・パークⅢにてビリー・ブレナンを演じていた。 そのため一部から「闇堕ちしたビリー」とか言われたり言われなかったり...。

脚注[]

  1. ただし間接的であればラドローさん。 設定上ではルイス・ドジスン。 未遂であればニック・ヴァン・オーウェンも該当する。

関連項目[]

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