概要[]
エウオプロケファルス(Euoplocephalus)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する恐竜の一種である。
恐竜データ[]
白亜紀後期の北アメリカに生息していた鎧竜の一種。 姿形はアンキロサウルスに瓜二つだが、生きていたのは彼よりずっと昔のことである。
前述のアンキロと人気を分け合うくらいに有名な恐竜であり、化石がなくて困っちゃうが信条の鎧竜において状態の良い化石がいくつも見つかっているなど、学者先生たちからの人気もとても高い。
どれくらい人気かというと、あまりにも標本がありすぎて、エウオの骨の特徴が他の鎧竜の骨格復元図に使われるほどである。 事実あのアンキロサウルスも彼の骨の一部を譲り受けて復元されていたりする。
最大の特徴は、体中に備わった鉄壁の装甲と尻尾についている巨大なこん棒で、ラグビーボールサイズのゴツい塊が引っ付いていた。
これは所謂自衛用の武器であり、自身を喰らおうとして近づいてきた肉食恐竜達を殴打するのに使っていたとされている。 ただし襲ってくる全員に向けてこの棍棒をブン回していたかどうかは不明であり、威嚇用の武器として使っていた可能性もある。
最初は「近づいたらどうなるか分かってるよな?」の意味合いで相手にシッポを見せつけ、それでも襲ってくる相手に対してのみ実力行使として正義の鉄槌をケダモノのスネに喰らわせていたとされている。
そんなゴツイ装備を身につけた彼だが、意外と頭が小さく歯も小さかった。 そのためあまり硬いものを食べることは出来ず、柔らかい草花を食べていたとされている。
ちなみに、現在彼の骨格標本は様々な恐竜の骨が入り混じったおかしな組まれ方をしていることが判明しており、世に出回っている標本は厳密に言うとエウオプロケファルスではない可能性がある。
シリーズにおける活躍[]
主にゲームを中心に活躍しているのだが、登場する度に名前揺れが起こる変な恐竜の代名詞である。
しかもその内3つは同じ制作会社から出されているゲームである。 規格統一とかなされないんですか?
ジュラシック・パーク(小説)[]
パーク内で飼育されている恐竜として登場。 現在最前線で活躍中のアンキロサウルスよりデビューが早かった。
劇中ではトリケラトプス・スティラコサウルスらと共に暮らしており、何頭作られていたのかは不明なものの、終盤までに確認できた頭数は9頭であった。
尤も彼女らはみな、島に落とされた空軍のナパーム弾を受け全員死滅してしまったため、別に何頭いようが構わないという悲しいオチに行き着いてしまうのだが・・・。
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(テレビゲーム)[]
ヴェロキラプトルを操作するステージにおけるラスボスとして登場。 これまた当時のアンキロサウルスには成し遂げられなかった大快挙である。
攻撃パターンはタックル、溜めてからのタックル、尻尾攻撃の3パターンで、普通に踏んづけるだけでは背中のトゲでダメージを受けてしまう。
こちらの攻撃を通すにはまず頭を蹴り飛ばし、怯んだ彼女をひっくり返して、無防備なお腹を踏んづける必要がある。 なおこの時のひっくり返す方法とは、ラプトルが自身の腕力を使ってエウオを放り投げるという超馬鹿力な方法である。 世界広しといえども2トンもある巨体を持ち上げるラプトルが見られるのは恐らくこのゲームくらいであろう。
ジュラシックパークⅢ 恐竜に会いにいこう[]
飼育可能な恐竜の一種として登場。
ジュラシックパーク・ビルダー[]
飼育可能な恐竜の一種として登場。 こちらは「エウオプロケファルス」表記
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
「ユーオプロケファルス」表記でゲームに参戦。
稀に発生するイベント「揺らぐ大地」をクリアすることでお店での購入が可能となる。 それ以外では「スーパーレア」の恐竜が封入されてるカードパックを手に入れると時たまカードが引ける。
頭についている鎧がラグビーの選手に見える以外、さほど奇抜と言えるようなデザインではない。 レベルがMAXになってもそれは変わらずである。
Jurassic World アライブ![]
お出かけすると出会える恐竜として登場。レアリティは「ノーマル」設定で、こちらも「ユーオプロケファルス」表記である。
アーマー持ちのためそこそこ硬いうえに、アビリティーのひとつ「凶暴化」が強い。
ただし防御貫通型のパワータイプにはめっぽう弱いので、力でゴリ押すタイプの生物が出てきたら引かせた方がいいかも。
ジュラシックワールド・エボリューション[]
有料DLC「クレアのサンクチュアリ」に収録されている。 こちらは「エウオプロケファルス」表記となっている。
ゲームに登場する鎧竜は皆、頑強な鎧に包まれた重戦車というイメージが強いデザインをされているが、彼女だけは何故かのっぺりした鎧をもらい受けるに至った。 ただしそこまで防御力が紙というわけでもない。 (かといってメチャクチャ硬いわけでもないが)
ゲームにおいては追加キャンペーン「クレアのサンクチュアリ」の第2ステージより出現。 そこでクレアらの手によって蘇った個体をある条件下で飼育すれば、通常のキャンペーンモードやサンドボックスモードで使用することが出来る。
ジュラシックワールド・エボリューション2[]
飼育可能な恐竜として登場。 今作では製品版に初期から収録されているため、別途DLCを購入する必要はない。
Jurassic World: Primal Ops[]
レアリティ「エピック」の恐竜として登場。 デザインはエボリューションシリーズの流用である。
メインシナリオ第7章 - 第3幕をクリアすることで仲間にすることができるが、恒常ガチャを引くことでDNAを入手することも可能。