概要[]
エド・リージス(Ed Regis)は、小説版ジュラシック・パークに登場する主要人物である。 映画版には登場しない。
人物像と活躍[]
インジェン社の広報担当を務めている人物で、年齢は不明だが描写から推測するに恐らく30歳前後だと思われる。 非常に臆病な性格で想定外の事態に陥るとパニック状態に陥ってしまう。
常日頃から多忙を極めており、世界中の旅行代理店などにジュラシック・パークの宣伝をして回っている苦労人として描かれていた。 どこぞのデブの時もそうだが、何故にハモンドはこうも人材をないがしろにするのだろうか。
ブラック企業の権化ともいえるインジェン社に務めている事から分かる通り、彼の人格自体も真っ黒に染まっており、ラプトルに襲撃され瀕死の重傷を負ったジョフェリーを「建設工事の際に事故った」とウソをついて病院に運び込んだりするなど、所謂クソ野郎枠の1人であった。 ただ良くも悪くも与えられた職務だけはキチンとこなしており、子どもたちの世話をハモンドに頼まれた際は内心嫌がってはいたものの、レックスとキャッチボールをして遊んであげるなど献身的に尽くす面も見られた。 そうした意味では、電話に夢中で子供たちをほっぽりだしていたザラよりかは、遥かに有能な人物だったのであろう。
しかし元来憶病な性格だったのが災いしたのか、グラント博士ご一行とツアーに参加していた際、逃げ出したティラノサウルスに恐れ慄き、同乗していた子供たちを置き去りにして1人逃げ出してしまう。 その後1人でウロウロしていたところをティラノサウルスの子どもに見つかり襲撃され、必死の抵抗虚しく最後は腹を切り裂かれて死亡した。
余談[]
- 彼の設定は一部、映画版のドナルド・ジェナーロに引き継がれており、彼の最期に少なからず影響を与えている。
- 原作者考案の初期稿においては、映画本編にも登場する予定はあったそうなのだが、キャスティングが始まる前に不必要なキャラクターと判断され、ボツとなってしまったそう。
- 後に発売された「経営シミュレーション・ジュラシック・パーク」では、新たな広報担当としてジェーン・パワーズが登場している。
- ゲームの説明書には「広報担当がいなかったので、新たに採用された」といった内容の記述があり、彼の存在は完全になかった事にされた。 カワイソス。