概要[]
エラスモサウルス(Elasmosaurus)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する水棲爬虫類の一種である。
その生態[]
全身骨格 |
白亜紀後期の北アメリカに生息していた爬虫類で、海を根城に生活していた首長竜の一種である。
体長はおよそ14メートルで、首の長さは6メートルにまで達していた。 長さの秘訣は首の骨の数にあり、なんと76個もの頸椎が存在していた。 現生生物で最も首が長いと称されるキリンの頚椎は最大で7個、首の長さなら右に出るものはいないマメンチサウルスですら19個しかなかったことを鑑みると、とんでもない数の骨で形成されていたことがわかる。 そのおかげで首の可動域は360°自由に動かせるほど自由なものだったそうだが、肝心のホームグラウンドである水中では、水の抵抗もあって首をかしげるのがやっとだったとされている。
普段は海中にいる魚やアンモナイトを食べて生活していたが、まれにプテラノドンなども捕食していたらしく、その証拠となる化石も発見されている。 前述した通り水中における首の可動域はさほど高くなかったとされているが、代わりに首をまっすぐにすると水の抵抗を最小限の抑えられる体勢になれることが判明しており、獲物の群れを発見した際はハヤテのようにザブンと泳ぎ、逃げる間もなくカブリついていたとされている。
発見されたのは1800年代、いわゆる『化石戦争』真っ只中の時期であったことから、当初エラスモサウルスは首が長い水棲生物だとは微塵も思われておらず、尻尾が異常に伸びている肉食アザラシみたいな扱いをされていた。
これがその骨格、モササウルスかなにか? |
シリーズにおける活躍[]
有名な首長竜なのでいくつかの作品に出演している。
Jurassic Park 2: The Chaos Continues[]
ステージ2における敵キャラクターとして、ゲームボーイ版のみ登場する。
水中から顔を出して噛み付くのが得意技で、倒すことはできない。
ジュラシックパークIII・恐竜にあいにいこう[]
飼育可能な水棲爬虫類の1種として登場。
ジュラシックパーク・ビルダー[]
飼育可能な水棲爬虫類の一種として参戦。
何故か甲殻類としての扱いになっていたらしい。
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
初期Verから首長竜代表として参戦している。
最初は皆がよく知る首長竜の姿そのものをしているが、レベルが上がるにつれて身体中に縞模様が現れ始め、ついには背びれが生え始める。 控えめに言ってカッコイイ
ジュラシックワールド・エボリューション2[]
飼育可能な水棲爬虫類として登場。 サンドボックスで使用したい際は、ジュラシック・ワールドのカオス理論モード、もしくはチャレンジモードを遊ぶといい。
本作に実装されている生物の中では妙にトゲトゲしたフォルムとなっており、同じ首長竜であり全身ツルツルがデフォのプレシオサウルス・アテンボロサウルスと比べると、その異質さがよく目立つ。 おまけに体が黄色く流線形なため、なんとなくアニゴジのギドラっぽく見えてしまう。
本作ではモササウルスが実装されていることもあって、恐竜図鑑でよく思い描いたであろう「モサVSエラスモ」という夢のマッチングを実現させることができる。 ただし結果はお察しください。