概要[]
ガルゴイレオサウルス(Gargoyleosaurus)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する恐竜の一種である。
恐竜データ[]
北アメリカに生息していた鎧竜の一種、ノドサウルス科に属している。
鎧竜と聞くとアンキロサウルスらの存在もあってか白亜紀に生きていた恐竜というイメージが強い。 だがこのガルゴイレオサウルスが生きていた時代はなんとジュラ紀であった。 当時はまだ竜脚類と剣竜が幅を利かせまくっており、こんな中に鎧竜が飛び込んでいってもお呼びでないから失礼してくださいと言われて追い出されてしまうのが普通であった。
そんなアウェー感丸出しな環境の中で、我らのガルゴイレオサウルスはたくましく生きていこうと決意し、アロサウルスやステゴサウルスらが「ガオー!」とやってる中、草を食べたり眠ったりしていたのだから、本当に恐れ入る。 しかも一代で滅んだりせず、しっかりと子孫を残し、後の後進たちが生き抜いていくためのレールを敷いてやったのだから、まさに鎧竜たちの英雄と呼んでも過言ではない。 アンキロサウルスやエウオプロケファルスといったスターたちは、彼に足を向けて眠ることが出来ないのだ。
全身骨格 |
最初期の鎧竜ということもあって、学術的には非常に重要なポジションにいる彼だが、とかく化石が見つからないことで有名な鎧竜なんだから、どうせ足やあばらの骨がちょっと発見されただけで、あとは多種の使い回しなんでしょ?と思われてる方もいらっしゃるかもしれない。
だがご安心いただきたい。 現在までに彼の骨格は頭蓋骨から首、そして部分的ながら下半身の骨が発見されているなど、標本数にとても恵まれている。
そこから分かったことは、口の幅が多種よりやや狭目なこと、上顎に歯が生えていること、頸椎部にトゲが左右対称となるように備わっていたことである。 なんだか頭の部分ばっかりしか上げてないじゃないかと思われるかもしれないが、それはまぁ気のせいである。
シリーズにおける活躍[]
・Jurassic World Dinosaur Field Guide[]
書籍内に当恐竜のコラムが存在する。 初版にあたる「Dinosaur Field Guide」にも同じ内容のコラムが掲載されている。