動くな...!
なぜ いつも巨大化する...?
概要[]
ギガノトサウルス(Giganotosaurus)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する恐竜の一種である。
恐竜データ[]
白亜紀後期の南アメリカ、現在でいうアルゼンチンに生息していた大型の肉食恐竜である。
アロサウルスの一族として有名になる彼は、非常に状態のいい全身骨格が見つかっており、そこから判明した体長は脅威の14メートルであったという。
これは初めて発見された1993年当時における肉食恐竜の中ではナンバーワンの大きさであり、同カテゴリーに属する仲間で知られる巨人こと「カルカロドントサウルス」ですら最大13メートル、長らく世界最大の個体と呼ばれた「ティラノサウルス・スコッティ」ですら約13mと1メートル届かなかった。
「まさに恐竜界における巨人到来だ!」と持て囃された彼は、古代ギリシャ語の巨大と南を組み合わせた造語である「ギガント」と、トカゲの意味を持つ「saurus」を掛け合わせてギガノトサウルスの名が与えられることになった。
肉食獣でかつ巨大という大好きをいっぱい詰め込んだ恐竜ギガノトサウルスは、忽ち人々のハートを掴むことに成功し、その圧倒的な人気と存在感によって今日も多くの人々を歓喜させているという。
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で、終わればよかったのだが、そう簡単におしまいチャンチャンとならないのが古生物学という分野の厄介なところ。 実は彼の物語にはあまり聞いてて気持ちのよくない裏話が存在するのだ。
ギガノトサウルスが初めて発掘された際、丸々1頭分の状態のいい標本が見つかっていたのは前述した通りだが、実は全ての骨が保存されていたわけではなく、一部の部位は長い年月をかけて化石化していく間に壊れてしまい、その過程で頭蓋骨の大部分が失われてしまっていた。 その中でも後頭部が無くなっていたという事実は、ギガノトサウルスという種のアイデンティティを壊しかねない要因と化してしまうこととなった。
基本恐竜の体格は骨の大きさからみて、おおよその体型or体長を予想するのがお決まりなのだが、ギガノトサウルスの場合はこの判断材料が見つかっていないことをいいことに、なんと学者先生が見つかっていない後頭部を通常より多めに盛ってしまった事が判明している。 (後に本人がケラトサウルス科の恐竜を参考にして復元したと認めた) そんなこんながあってギガノトサウルスの体型は、現世に存在していた頃と比べてちゃんちゃらおかしいバケモノスペックと化してしまい、とある学会で指摘されるまで、ほとんどの人がこの間違いに気づかなかった。
現在における彼の推定体長は12メートルから13メートルの間くらいとされており、一応ティラノサウルスよりはデカいことになっている。 それでも最初の頃と比べればだいぶ下方修正されてしまっており、今では彼より巨体とされるスピノサウルスが登場するなど、例え当時のままの体長であったとしても世界最大の肉食恐竜とは呼べなくなってしまっている。
化けの皮が剥がれた挙句、自らのアイデンティティーまで否定されてしまった悲運の恐竜こそがギガノトサウルスではあるのだが、それでも彼の人気は衰えるどころか、むしろ現在進行形で増大しており、今もなお巨大な肉食恐竜の代表格として様々な媒体のメディアに顔を出すところから、彼がいかに素晴らしいリピーターを獲得したのかがお分かりいただけたことだろう。
シリーズにおける活躍[]
以前はアクロカントサウルスらと共に、ゲーム作品を軸に活躍する恐竜の代名詞的存在であったが、2022年に公開される映画でついに転機が訪れた。
ジュラシック・ワールド[]
企画初期の段階で登場する予定があったらしいが、最終的にボツにされた。
代わりにインドミナス・レックスを形成した遺伝子の1つとして名前のみ登場。 彼女の異常なまでの体躯はギガノトサウルスが元になったのかもしれない。
ジュラシック・ワールド/炎の王国[]
こちらでも当初は出演を打診されたものの、最終的にボツとなってしまい、現在ではわずかばかりのコンセプトアートが残されるだけとなっている。
上の絵を見る限り、どうやらオーウェンとクレアらしき人物の目の前に現れ、彼らを食べようと追いかけていたところを火山岩がクリーンヒットし死亡するというシーンで登場する予定だったらしい。
なお該当するシーンは完成版にも登場しており、その役目はアロサウルスが担当している。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者[]
初期稿で没にされ、殺された挙句没にされ、そんな苦節6年を歩んだのち白亜紀の巨人がついに念願の銀幕デビューを果たす。
公開された予告ではティラノサウルスらしき恐竜を倒す姿が映されており、シリーズファンや古くからのカプコンファンを熱狂させた。
======以下ネタバレ注意======-------
ティラノサウルスを上回る最高捕食者として登場。 テリジノサウルスが吹っ飛ばした鹿を食べようとしたティラノサウルスの前に現れて対戦するが圧倒し、追い払う。 その後再びティラノサウルスと対決し、首をへし折って勝利。 しかし、現れたテリジノサウルスとの戦いに苦戦している間に復活したティラノサウルスに突き飛ばされ、テリジノサウルスの長い爪に串刺しにされ、絶命した。
前作ジュラシック・ワールド/炎の王国におけるインドラプトルの死に様をオマージュしたもの。 [1]もしくは、前前作におけるヴィラン「インドミナス・レックス」との実質的な共闘を描きたかったが故の末路だったのかもしれない。[2]
燃えるイナゴを食べたり、口の中に松明を投げ入れられてもすぐに回復していたことから、高温耐性を持っているのかもしれない。
黒やグレーの体色で背中に多くの棘を持ち、頭部は薄い。ティラノサウルスとは対照的に細い瞳孔を持っている。
なお当作品におけるギガノトサウルスは、ヴィラン枠でかつ大型肉食恐竜というポジションでありながら人間を食べないどころか、彼女に殺された人物すら一人も存在しないという、シリーズ屈指の珍しい存在となっている。
Jurassic World Dinosaur Field Guide[]
当書籍にギガノトサウルスのコラムが存在する。 これの前作にあたる「Dinosaur Field Guide」にもしっかり収録されている。
Jurassic Park: Redemption[]
新たなる支配者でデビューする前、今から約10年前に登場していたギガノトサウルスの出演作がこの漫画である。
当作におけるギガノトは、ラドローさんの命によってウー博士指揮のもと作成されている。 つまりこちらはインジェン社製ギガノトである。 彼の末路は漫画の表紙にてネタバラシされており、ラプトルとモササウルスの集中砲火を受けてお亡くなりになっている。 合掌。
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(PS)[]
当初は敵キャラクターとして登場する予定だったが、カットされてしまったらしい。 しかも代役を担当したのはまたしてもアロサウルスだった。
彼がもし出演したらどんな姿だったのかというのは、ゲーム内の設定資料集で拝めるらしい。
Warpath: Jurassic Park[]
プレイアブルキャラクターとしてシリーズ初参戦。
何故か映画第1作目でティラノサウルスが飼育されていたパドック前にて、挑戦者が現れるのを待っている。
ジュラシックパークIII・恐竜にあいにいこう[]
飼育可能な恐竜の1頭として登場。
ジュラシックパーク・ビルダー[]
飼育可能な恐竜の1頭として登場。
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
数ある肉食恐竜から選ばれてゲームに参戦、レアリティは「レア」設定。 条件を満たせばアンバーマーケットにて購入が可能となる。
顔がややのっぺりしているものの、体つきはガッシリしておりとても強そうな雰囲気を醸し出しているのだが、これがどうしてあまり強くない。
実は彼女、攻撃力が元々低めに設定されており、MAXレベルまで育て上げても同じレアリティのアロサウルスやイリタトルに負けてしまう。 それどころか小型恐竜であるディロフォサウルスにも力負けし、挙句の果てにはガリミムスよりも火力が劣るという巨人の名に恥じるスペックを与えられてしまった。 Ludiaの血の色は何色なのだろうか?
ただし体力は結構高めなので、格上の恐竜が相手でも持久戦に持ち込んで最後にフルパワーでぶん殴るという戦法は取れるかもしれない。 それで勝てるかは知らん。
そんな彼女だが満を持して遂に映画仕様のスキン(第二世代)が2022年11月のアップデートで実装。最終的なステータスは、体力3620攻撃力545と映画と の活躍に見合わないステータスだが、ティラノサウルスを5倍以上凌ぐ圧倒的体力を持っているので持久戦に持ち込む戦法を心がけよう。
ジュラシックワールド・エボリューション[]
飼育可能な恐竜の一種として登場。
解禁はストーリーモードの4ステージ目にあたる「イスラ・ペナ島」からで、ゲームもそろそろ終わりに近づくタイミングである。
人気は高く、2頭同時に飼育できるなどティラノサウルスと比べれば攻略に使える気もしなくはないが、飼育環境も多めに取らないといけないうえに、嵐や竜巻にめっぽう弱い欠点がある(しかも初めて解禁される場所が嵐が頻発する島である。 いやがらせかな?)
ギガノトが解禁される時には、優秀で飼育しやすい恐竜がわんさか解禁されている関係もあってかイマイチパッとしない。
おまけに力もあまり強くなく、インドミナス兄弟やティラノはもちろんのこと、スピノ、アロ、カルカロ、アクロカントらと戦っても余裕で力負けするなど、大型肉食恐竜中では一番ケンカが弱い(たまに乱数で勝つ時もあるそうだが、その光景を全く見たことがないので真相は不明)
ジュラシックワールド・エボリューション2[]
ゲーム発売前に新たなる支配者への参戦が発表されていたため「もしや製品版には実装されないんじゃ・・・?」と若干ファンをヤキモキさせたが、蓋を開けてみれば前作と変わらない姿で普通に登場していた。
新たなる支配者のスキンは当初実装されていなかったが、発売から半年経ったのちにリリースされた有料DLC「バイオシン拡張パック」にて、ブラックボディがカッコいいギガノトが飼育できるようになった。
Jurassic World アライブ![]
2022年5月26日に実装されたエピック生物。 新たなる支配者の姿で登場するが、イベント限定生物なためフィールド上で会うことは不可能である。
攻撃力が高くガード破壊が得意、でも素早さはイマイチという獰猛属性のイロハを抑えた生物だが、速度減少耐性が100%あるほか暴食・洗浄効果のある技や獰猛では貴重なグループ攻撃、さらに状況は限られるがHPを全回復できるアビリティも持つためなかなか侮れない。
Jurassic World: Primal Ops[]
アップデート1.13.0よりゲームに参戦。 デザインは新たなる支配者のものを採用している。
イベント限定で登場する恐竜で、近日彼女を景品にしたクエストが開催される予定だったと思われるが、その日が来る前にゲームがサ終してしまったため、映画さながらに大暴れすることは叶わなかった。
現在はアプリをダウンロードしたプレイヤー向けに、彼女を作成するためのDNAが無料で配布されたため、サービス終了する10月末まで一応彼女を使って遊ぶことができる。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者[]
マテル社より玩具がリリースされている。 現在日本でのリリースがアナウンスされているのは、スーパービッグ!とミニフィギュア、アニアのソフビのみである。
・スーパービッグ![]
6月25日に発売される予定の、巨大サイズなギガノトサウルス。
・スーパーかみつき! ほえるギガノトサウルス[]
前述した玩具はデカくてお財布にも厳しい、でも新たなる支配者のギガノトがど〜しても欲しい!という方々のニーズを満たしてくれる、小さめのギガノトがこれである。 発売は6月25日の予定。
・ミニフィギュア[]
単品のフィギュアに加え、それを遊ばせるためのプレイセットも発売されている。
・アニア[]
新たなる支配者に登場した恐竜たちが堂々の商品化! 実は、海外Wikiでこの情報を見てこの項目を書いているのだが、海の向こうの猛者たちはどうやって遠く離れた島国限定の玩具情報を仕入れているのだろうか。
・Sound Surge[]
ここからは北米限定で発売されているギガノトサウルスの玩具である。
この「Strike 'n Roar」含め、どれも涎が出てしまいそうなくらいカッコいいため、おま国扱いされているのはとても残念である。
・Basic Action Figure[]
・Goo-Zit[]
・Super Chomp[]
・Captivz[]
・Imaginext[]
・Jurassic World Dominion Stomp And Smash[]
すごろくゲームの付属品として登場。 ググれば全容が出てくるのだが、一部ネタバレ的な要素を含む写真があるため調べる際は注意。