概要[]
クリオロフォサウルス(Cryolophosaurus)は、ジュラシックパークシリーズに登場する恐竜の一種。「クリョロフォサウルス」と表記される文献も存在する。
恐竜データ[]
頭骨の復元骨格 |
ジュラ紀前期に生息していた肉食獣の一種で、その出生地はなんとビックリ、南極であった。
タロとジロのお話で有名な極寒地帯、南極を根城にするとはなんたる肝っ玉! と思われる方もいらっしゃるかもしれないが、中生代当時における南極大陸は寒いというには程遠い温暖な地域であったとされている。
南極横断山脈と呼ばれるロッキー山脈の南極版みたいなところで化石が発見されており、頭蓋骨や足の骨などの断片的な骨格が見つかっている。 現在までに発掘された骨は全て幼体のものであるらしく、まだ完全には成長しきっていなかった。 つまり最大7メートルとされている体長はまだまだ成長途中のもので、実際はもっとデカかった可能性がある。
最大の特徴であるトサカは後方にカールしており、お姫様の髪飾りのような形をしていた。 これが何に使われていたのかは不明だが、恐らく異性を惹きつけるためのディスプレイだったと思われる。
ちなみにこのトサカは骨で出来ており、かの有名なディロフォサウルスと奇妙な共通点があった。 ということはディロフォサウルス科なのかと思いきや、頭骨の化石が妙にシャープだったりするなどアロサウルス科の特徴も備えていた。 違う種の特性を持ち合わせていたことから、今現在に至るまでどっちの派閥に属しているのかイマイチわからないライフカードのCMのようなやつだが、果たして正解はどちらなのか。 その答えはWebではなく南極にあるので、知りたい方は是非とも来訪してみてください。
シリーズにおける活躍[]
そこそこ知名度のある恐竜ゆえに出演作も豊富だが、実は2020年代になるまではシリーズ作品への出演機会にはあまり恵まれていなかった。
Warpath: Jurassic Park[]
シリーズデビュー作、隠しキャラとして登場。
モデリングと動作はティラノサウルスとアクロカントサウルスのものを流用しているらしく、いわゆるコンパチとしての参戦らしい。
ジュラシックワールド・エボリューション2[]
飼育可能な恐竜として、22年ぶりにゲーム作品へのカムバックを果たした。本作ではクリョロフォサウルス名義で参戦している。
キャンペーンモードの最終ステージにて初登場する彼女は、ほどほどの敷地と森林があれば暴れる事なく過ごしてくれるため、肉食恐竜の中では比較的飼育が容易である。
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
2022年9月2日より、ゲームに参戦した肉食恐竜。 彼女の名を冠したトーナメントにて、トップランクまで勝ち抜くことが解禁の条件となる。
Jurassic World: Primal Ops[]
レアリティ「エピック」の恐竜として登場。 デザインは後述するザ・ゲームのものとよく似ている。
今作ではディロフォサウルス科の恐竜として参戦しているため、敵に対して毒液を吐いて攻撃する。