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概要[]
クレア・ディアリング(Claire Dearing)は、ジュラシック・ワールドシリーズに登場する主要人物の1人で、ワールド三部作を通じてヒロインとして認知されている。
人物像[]
若干30代の若さにして「ジュラシック・ワールド」の運用管理者を務めている女性。 見てくれはブロンズセミロング、クールで出来る大人のべっぴんさんだが、その性格はパークの利益のことだけを最優先に考え、人々の前で一生懸命「がおー」とやっている恐竜たちについては、単なるビジネスの道具としか思っていない、さらには自身の甥であるグレイとザックが遊びに来て姉からお世話を頼まれたにも関わらずアシスタントのザラに全てを任せるなど、人としては穴ボコまみれの中身である。
そんな彼女がパークの利益増加、そして株主にいい顔するために科学者に作らせた新種のハイブリッド恐竜こと「インドミナス・レックス」が、シリーズの宿命ひょんなことからこと脱走し、18年前と同じ悲劇を作り出すきっかけとなってしまった。
・・・と、これだけ読んでしまうと救いようのない性悪女に思われてしまうかもしれないが、元から冷血な人間だったわけではなく、学生時代は恐竜への愛に溢れた純粋な人物であったのだが、インターン時に遭遇した不慮の事故がきっかけで性格が変わったとされている。
つまり根っこの部分は慈愛に満ち溢れた人物であり、この長年忍ばせていた心を発揮して活躍するのが当シリーズにおける彼女の役割である。(詳しくは後述)
ラプトル研究家であり元海軍のオーウェンとはかつて恋仲で、一度切りだがデートをしたこともあるが彼女の細かい性格のせいによる価値観の違いで別れている。 そのため映画が始まった時は単なるビジネスライクの関係を崩さなかったが、事あるごとに口論となるうえに彼に対するクレアからは普段のクールさが消え去り、感情一択でまくし立てるようになるなど、その関係はぶっちゃけ結婚生活3年目を迎えた夫婦のような微笑ましさである。
映画における活躍[]
・ジュラシック・ワールド[]
世界に誇る恐竜テーマパーク「ジュラシック・ワールド」の運営責任者として登場。 白の正装をキリッと着こなしたバリバリのキャリアウーマンである。
最初に登場したころは、融通の利かない成果主義者のテンプレのような性格で現れたため、「こいついけ好かねぇ野郎だな」と観客のヘイトを集めたが、パークの新しい目玉として作成したインドミナス・レックスが逃げ出し、その渦中に甥の2人が関わっていることを知ってからは、裸足で野原を歩き回ったり、ディモルフォドンに致死量の麻酔銃をぶっ放したり、トラックを運転して凶暴化したラプトル4姉妹を吹き飛ばしたり、命からがらティラノサウルスをパドックから出してインドミナスにぶつけるなど、観客はもちろんのことオーウェンすらビックリするぐらいのアグレッシブウーマンに様変わりした。
・ジュラシック・ワールド/炎の王国[]
恐竜保護団体「JDP」に所属する職員として働いている。
前作のピシッとした服装とは対照的に終始ラフな格好をしており、心なしか垢ぬけて見える。
火山活動によって崩壊の運命が迫るイスラ・ヌブラル島から恐竜を救う方法について難儀していたところ、ロックウッド財団を立ち上げた「ベンジャミン・ロックウッド」なる人物が、恐竜を救助するための計画とそれにかかる資金を全面負担してくれると提示されルンルン気分でそれに乗っかる。
部下であるジアとフランクリン、そして娘を失ってしなびたゴリラみたいになっていたオーウェンを抱き込んで、かつての職場だったヌブラル島へ再び降り立つ。
そこで恐竜に出くわし襲われ逃げまくるという映画のテンプレをこなし、なんとか島からの脱出に成功したものの、ロックウッド財団の元首であるイーライ・ミルズの悪だくみを知った後、口封じのためロックウッド邸の恐竜の檻に閉じ込められる。
そこでもオーウェンの機転によりスティギモロクを利用して脱走に成功したら、新しいハイブリッドことインドラプトルに出くわし、割とマジで死にかけるものの、オーウェン+ブルーとの協力プレーでなんとか黒き悪魔を討伐することに成功した。
・ジュラシック・ワールド/新たなる支配者[]
オーウェンと結婚、メイジーを養子として迎え入れ、現在はシエラネバダ山脈の麓にある山小屋で3人一緒に生活している。
劇中ではDPG職員として密猟された恐竜たちを保護する活動しており、家に帰れば世話焼きママとしての一面を見せたりと、かつて冷徹な経営者であったことなど微塵も感じられないほど逞しく穏やかな性格になっていた。 しかしいざ恐竜や愛情を注いでいる娘に危害が加わったと知ったときは、命を賭してまでそれを守り抜こうとするなど、アグレッシブかつ向こう見ずな性格は前作以上にパワーアップしていた。
そんなこんなでメイジーが攫われた際は、オーウェンと共にマルタ島へと乗り込み、現地のTHE・闇市のような場所でメイジー救出の為に今年で40を超すというのにアトロキラプトルから全力疾走で逃げ回ったり、飛行機で遠く離れたイタリアまで行ったかと思えば向こうでテリジノサウルスにぶっ飛ばされそうになったりと、なんやかんやバイオシン・サンクチュアリまで殴り込みをかけることになった。
映画以外の媒体における活躍[]
↓
The Evolution of Claire[]
学生時代の彼女が登場。
インターンとして、マスラニが運営する恐竜の研究施設へやってきたところ、色々あって恐竜がらみの事故に巻き込まれる。
今作では「ジャスティン・ヘンドリック」という名のボーイフレンドが登場、オーウェンが初めてではないことを証明した。
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
パークの経営責任者として登場。 映画と同じく、忙しない毎日を送っている。
Jurassic World アライブ![]
「JDP」の職員として登場。 序盤におけるチュートリアルと保護区の説明をしてくれる。
オーウェンと比べると出番は少なめ。
ジュラシックワールド・エボリューション[]
ワールドの元経営者として登場。 演じたご本人が声を担当しており、その本気に応えるかのごとく日本語吹替版もプロの声優さんを起用している。木村佳乃じゃないのは少し残念だが
自分が犯した間違いを繰り返したくないという理由で、パーク運営をするプレイヤーにあれこれ助言してくれる。止めた方がいいんじゃないっスか?
基本的に叱咤激励の叱咤しかしないが、オーウェンと比べると少し物腰柔らかな言い回しとなっているうえに、やることをしっかりやっていれば普通に褒めてくれるし喜んでくれるので、ゲームに登場するキャラクターの中では色々な意味でプレイヤーの役に立っていると言えるかもしれない。
有料DLC「クレアのサンクチュアリ」においては主役を務めており、炎の王国で実現しなかった恐竜移住計画を遂行するIfストーリーが展開される。
ジュラシックワールド・エボリューション2[]
DFW(魚類野生生物局)の一員として登場。 炎の王国より慈愛精神に磨きがかかっており、自身を食いかけた恐竜に対して哀悼の意を表するなど、ワールドの頃とはもはや別人である。
余談[]
- 彼女の日本語吹替を務めるのは「木村佳乃」。つまりタレント声優である。
- もう一人の主人公ことオーウェンを吹き替える人物が玉木宏だったこともあり、この日本を代表する俳優陣を声優としてキャスティングした事が、国内におけるセールスポイントの1つであったわけである。
- ちなみにテレビ版の声優は「仲間由紀恵」とこれまたタレント声優であったが、ゲーム版やレゴのアニメなどでは、本職の声優さんがクレアを演じている。
ギャラリー[]
脚注[]