ジュラシック・パーク Wiki
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概要[]

グレイ・ミッチェル(Gray Mitchell)は、ジュラシック・ワールドに登場する主要人物の1人である。

人物像[]

ザック・ミッチェルの弟で初登場時における年齢は11歳。 ジュラシック・ワールドの運営責任者であるクレア・ディアリングは彼のおばにあたる。

三度の飯よりも恐竜が大好きという生粋の古生物フリークであり、聞いてもいないのに自分の知識をひけらかすその姿は、22年前に登場したあのチビスケを思い起こさせる。 そのため恐竜についての知識が豊富であり、中でも恐竜の歯の数に対して異様なまでの関心を抱いている。 事あるごとに「あの恐竜には歯が何本あるんだよ!」と不思議な観点で興奮する彼の性癖に対して、周りの人間は奇特な眼差しを向けている。

ここまで聞いていると、おバカでうるさくてクサい子供の代名詞といえそうな彼であるが、両親が必死になって秘匿していた離婚話にいち早く気付いていたりと洞察力に優れた面もあり、いずれ家族が離れ離れになることを想像して涙を流すなど繊細な一面もある。

また前述した歯の言及についても後々、映画の主役であるオーウェンやその仲間たちの運命を大きく変えることとなる。

シリーズにおける活躍[]

ジュラシック・ワールド[]

前述の通り、彼の大好きなもの全てが役満で揃っているジュラシック・ワールドに大興奮しており、付添で来た兄とその世話係であるザラとの温度差が非常に激しかった。 だがそれと同時に、両親が離婚して離れ離れになってしまうことに内心不安を抱いていたため、終始ハイテンションだった理由はその悲しみを紛らわせるためだったのかもしれない。

それはともかく、兄のザックとともにパークのアトラクションを思う存分楽しみつつ、ジャイロスフィアに乗っていたところ、隔離施設から逃げ出したインドミナス・レックスと運悪く遭遇。 あやうくオヤツにされかけるも、決死の逃亡劇の末に悪魔の追走を振り切ることに成功。 その後は兄と力を合わせて、ジュラシック・パーク跡地にあったジープで脱出し、自力でパークへと出戻る。

その後はプテラノドンディモルフォドンラプトル4姉妹達に襲われながらもなんとか生存し、終盤インドミナスと対峙する局面になった際に「インドミナスを倒せない原因は、歯の数が少ないから、もっと多くの歯が必要!」といった謎の一言を発する。 それを聞いたクレアは「その手があったか!」と謎の超速理解を示し、パークで一番歯が多いティラノサウルスを解放。 結果的に主人公サイドを勝利に導く立役者となるに至った。

Jurassic World™: ザ·ゲーム[]

メインシナリオにて登場。

映画同様、パークに招待されて興奮している模様。

LEGO Jurassic World[]

基本的な役回りは映画とほぼ同じ。 特定の条件下ではプレイアブルキャラとしての使用も可能。

「歯が足りない」って、どういう意味?[]

数あるシリーズのセリフにおいて、最も難解といわれているのが映画の終盤でグレイが放つ「歯が足りてない」というセリフである。

映画を見た方ならば誰もが「急にコイツぁ、なにを言っちゃってんの?」と頭にハテナを浮かべずにはいられないセリフだが、これは要約してしまえば戦力が足りないという意味である。

実はグレイが歯の数に異様なまでにこだわっている理由は、「その恐竜の強さ = 歯の本数」という独自の方程式が構成されているからであり、その理念自体は映画が始まってから幾度となく彼の口から発せられている。 参考までにインドミナス・レックスとティラノサウルスが対峙するシーンに行きつくまでの、グレイのセリフを原語で書き起こしてみると「24...50...any more. Teeth. Many more teeth.」となる。これは字幕版だと「24本、50本、少ない。 もっと歯を」と言っており、ラプトルの歯は24本、対するインドミナス・レックスの歯は50本もあるため「勝つにはインドミナスよりも多くの歯を持つ恐竜をぶつけないといけない」と、こういった意味の言葉になる。 [1]そう彼が言っていることを瞬時に理解したクレアは、9号パドックに潜んでいたインドミナスに匹敵する歯の持ち主こと、ティラノサウルスを開放してインドミナス討伐に向かわせたとそういうわけである[2]

なお吹替版における当該台詞は、ソフト版、日テレ版共通でこう訳されている。

「24、50、足りないよ。 歯の数。 もっと強いのがいる」

トリビア[]

  • 彼を演じた役者曰く「元々は自閉症という設定」だったとのこと。[3]
  • 劇場版/DVD版の日本語吹替を担当したのは、女優の松岡茉優。 タレント声優として玉木宏と木村佳乃が起用されたという報せからわずか1ヶ月後、まさかの追加枠として発表された。[4]
    • なおテレビ放映版においては、プロの声優である村瀬歩氏が起用されている。

脚注[]

  1. なおインドミナスに引導を渡す棚ぼた的役目を担ったモササウルスは88本の歯があると言っているので、ここでもザックの「歯の数=強さ」の方程式が成り立っている。
  2. また「tooth」という単語には、歯という意味以外にも「力、威力」といった意味も持つため、それに引っ掛けたセリフであるとも言える。
  3. https://www.slashfilm.com/538247/ty-simpkins-jurassic-world-interview/
  4. https://eiga.com/news/20150618/3/

関連項目[]

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