概要[]
ケツァルコアトルス(Quetzalcoatlus)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する翼竜の一種。
その生態[]
白亜紀後期の北アメリカに生息していた翼竜の一種。 一般的に知られていないことだが、ティラノサウルスが生きていた頃の大空を滑空していたのはプテラノドンではなく、こいつである。 舌を噛みそうな「ケツァルコアトルス」という名前は、アステカ神話に登場する蛇の神「ケツァルコアトル」から取られている。
全長およそ5メートルで、チェ・ホンマン2人分に匹敵するデカさであったがこの程度で驚いていてはいけない。 彼がひとたび翼を広げればその長さなんとビックリ12メートルもあったというのだ。 これは現実世界でいう大型トラックの荷台に匹敵するほどの大きさである。 皆さんが何気なく見ている、もしくはさほど気にもとめていないであろうトラックが、かつて白亜紀の大空を飛んでいた翼竜とほぼ同じ大きさだったと知れば、明日から見る世界がなんとなく変わるのかも知れない。「おぉ、あのいすゞのトラック、ケツァルコアトルスやん」みたいな感じに。 なるわきゃないのだが
そんな翼長を持っていたことから、彼は過去に世界最長の翼竜だと言われ続けていたが、現在はその座をアランボウルギアニアらに明け渡している。
そんな彼の化石が初めて発見されたのは1971年、当時大学生だった青年によって掘り起こされた腕の化石が最初である。
その後も頭蓋骨を含んだ断片的な化石が発見されたものの、実は今現在に至るまで全身の骨格は見つかっておらず、抜群のネームバリューと世界最大の名で売り出された割には詳しいことがあまりわかっていない。
現在彼の全身骨格として展示されている標本は全て近縁の種である翼竜のものを流用して作られており、前述の通りそれが本当の彼の姿なのかはわからない。 近年発見されている翼竜らの特徴から、顔がデカかったのではないかと言われているが、そんなワリオみたいなツラだったのかは当然ながら誰にもわからない。 だがわずかに発見された骨から推測するに、とんでもないデカブツだったということだけは事実のようだ。
シリーズにおける関わり[]
プテラノドンやディモルフォドンと比べれば出演回数は多くないものの、一応要所要所には顔を出している。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者[]
記念すべき銀幕初デビューを果たす。
映画の目玉として公式トレーラーにおいても大々的に紹介され、群れで水場を牛耳っている姿やオーウェンらの乗った小型飛行機のエンジンを破壊して墜落させるという衝撃的な活躍を見せている。逆に言えばそれ以外の活躍はほぼないのだが、それはまぁそれとして。
ジュラシックパークIII・恐竜にあいにいこう[]
飼育可能な翼竜の一種として登場。
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
翼竜代表として、ゲームオリジナルデザインの第一世代と新たなる支配者カラーの二世代が登場。 レアリティはそれぞれスーパーレア、VIPレジェンドである。
一世代はバトル・ステージ16をクリア、第二世代はVIP限定のトーナメントにて入手することができる。
Jurassic World アライブ![]
お出かけすると出会える翼竜として登場。 レアリティは「レア」設定で、当ゲームオリジナルのデザインとなっている。
性能はシールドを張って相手の攻撃を受け流し、後続に任せる交代コンボの起爆剤的なものとなっている。
2022年9月に配信されたアップデートでは、映画に登場したケツァルコアトルスが登場。 レアリティ「エピック」の第二世代としてガード破壊、回復、回避無効化+離脱と技をバランスよく取り揃えてバトルフィールドに降り立つ。
ジュラシックワールド・エボリューション2[]
2022年6月14日にリリースされる有料DLCに収録。実装されている翼竜の中ではトップクラスの巨体を誇っている。沈静しに来たヘリを攻撃して狙撃手を食い殺したりするので注意しよう。
Jurassic Park Series 2 []
当玩具レーベルにラインナップされている。
このケツァルコアトルスは「Fire Beak」という名前が付いているらしく、外箱にはおっさんを鷲掴みにして飛ぶ世にも勇ましい姿が描かれているが、実際にこんなことは出来なかったとされている。
ジュラシック・ワールド/炎の王国[]
ラインナップの1つとしてケツァルコアトルスが堂々の登場。 首元を押すとキツツキアタックが出来たり、巨大な翼をバサバサと羽ばたかせることができる。
非常にカッコいいシロモノにも関わらず、残念ながら日本ではおま国処置を受けている。 非常にもったいない話である。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者[]
ようやく銀幕デビューを果たしたため、マテルを含めた玩具メーカーより様々なおもちゃが発売されている。
・ビッグアクション![]
中くらいサイズの人形で羽を動かしたり、口を開閉させたりすることが可能。
・LEGO Jurassic World[]
「ケツァルコアトルスの来襲」 という名称のセットに人形が付属している。
・ミニフィギュア[]
手のひらサイズの小さな玩具。
・アニア[]
タカラトミー製のミニソフビとしてラインナップされている。
・Captivz[]
チョコエッグ状の入れ物に入ったミニフィギュア。
・Thames & Kosmos[]
北米でのみ発売されている玩具で、ハングライダーの要領で飛ばすことができる。
余談[]
- 2003年ドイツで開催された「スター・ウォーズ セレブレーション」にて、なんの前触れもなくケツァルコアトルスが飛んでいるシーンと、シメにジュラシック・ワールドのロゴが出てくる謎の映像が流されたことがあるらしい。
- どうやらボツになったゲームの映像らしいのだが、それ以上の情報が一切出てこないため詳細は不明。[1]