概要[]
ケラトサウルス(Ceratosaurus)はジュラシックパークシリーズに登場する肉食恐竜の一種である。
恐竜データ[]
ジュラ紀後期の北アメリカに生息していた大型の肉食恐竜である。 アフリカにもいたという話が存在するが、発見された化石が少ないため、ケラトサウルス本人かの断定には至っていない。
体長9メートルもの巨体で北アメリカの大地を歩いていたことだけは間違いないが、当時の環境にはアロサウルス、サウロファガナクス、エパンテリアスといった巨体でスマートな恐竜たちが幅を利かせていたこともあって、彼は当時の環境において最大級の肉食獣ではなく、むしろ最小の部類であった。 しかしそれでもデカブツばかりが彷徨く環境においてジュラ紀の終盤まで生き残ってこれたのは、彼がよほど世渡り上手でしたたかだった証拠と言えるかもしれない。
ケラトサウルス最大の特徴は、鼻頭に備わったホームベース状の角であり、全体的に平べったく先端が尖っていた。 これが何に使われたのかハッキリとしたことは分からないものの、武器として使用していたよりかは、メスを引き付けるためのディスプレイとなっていた可能性が高いとのこと。(武器にするにはあまりにも薄すぎることと、何よりリーチが短すぎるため、相手に突き刺そうとしてもあっさり躱されカウンターされてしまうだろうと考えられているため) 鼻のトゲが特徴的すぎて影に隠れがちだが、実は背中部分に骨板が存在している。 このような特徴を持つ肉食恐竜は非常に珍しく、現在においても骨盤を備え付けている獣脚類はケラトサウルスくらいしか見つかっていない。
シリーズでの活躍[]
それなりに有名な恐竜だが、シリーズに登場したのは結構遅めである。
ジュラシック・パークⅢ[]
本編も終盤に差し掛かった時に、なんの前触れもなく登場。
スピノサウルスの糞に混入した衛星電話を探していたグラント博士一行の前に姿を表す。
ここから手に汗握る逃走劇が始まるのか? と思った矢先、ウンコを出した相手がこの島を牛耳るヤベェ奴だと分かり、踵を返して立ち去ってしまった。 何がしたかったんだ…。
こんなチンケな出番で終わってしまったのには理由があり、実はケラトサウルスCGデザインは同じく何しに出たんだ枠でおなじみのティラノサウルスのモデルを流用して作られていた(パッと見ただけでは分かりづらいが、顔と体格がガッシリしているところにその名残が見て取れる)
つまり彼女は、もののついで程度で運良く映画に出られたということになる。(しかもこれにはもっと悲しい裏話が存在するが、それは余談の項で解説)
ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ[]
登場する予定があると発表されたことから、「19年ぶりの映像作品だ!」と界隈でちょっとだけ話題となったものの、第1シーズンには一切登場しなかった。
「土壇場で出番がオミットされたのかな?」と悲しみにくれるケラトファンの皆様であったが、10月9日にある一本の動画がYOUTUBE上で公開されたことにより落胆の声は一転、感嘆の雄叫びへと変わることとなった。
2021年公開予定の「サバイバル・キャンプ」第2シーズンにおいてついに参戦が決定。
Ⅲから数えて実に20年ぶりの映像作品出演と相成った。
ジュラシックパークIII・恐竜にあいにいこう[]
飼育可能な恐竜の一種として登場。
経営シミュレーション・ジュラシックパーク[]
飼育可能な恐竜の一種として登場。
ジュディス・リバー地層Aで手に入る化石を集めることで誕生、セーブデータによっては最初から実装されていることもある。
デザインはⅢのものを踏襲しているが、グラフィックが荒いせいでややのっぺりした印象を受ける。
Jurassic Park: Explorer[]
ミニゲームをクリアすることで、ケラトサウルスのCGデザインとためになるコラムが閲覧できた。
ジュラシックパーク・ビルダー[]
飼育可能な恐竜の一種として登場。
MAXレベルまで育て上げると、Ⅲ時代を彷彿とさせるレッドボディに染まる。
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
2016年1月22日付けより、パークで飼育が可能となった肉食恐竜。
かつては、「ケラトサウルストーナメント」で優勝した者のパークにしかやってこない超VIP級の恐竜だったが、後のアップデートにより「レジェンド」級のレアリティのみが封入されたパック、またはバトルステージ75をクリアすることで入手が可能となった。
ジュラシックワールド・エボリューション[]
飼育可能な恐竜の一頭として登場。ゲノムデータさえ揃えば、序盤から飼育することができる。
少々制作コストがかかるものの人気はとても高く、草食恐竜らと戦わせれば際限なく評価値を増やすことが出来、しかも大型肉食恐竜で唯一3頭まで飼育できる。
以上のことから、ゲーム攻略においては非常に重宝する恐竜であり、作中屈指のマゾモードこと「チャレンジモード」においてもエース級の活躍をしてくれる経営者の頼れる相棒である。
ただし一応肉食恐竜なので、それなりに整った環境化で飼育してやらないとストレスを溜め始め、あれよあれよと言わんうちに柵をぶっ壊して脱走、お客さんを食ってしまうのでそこだけ注意しよう。
ジュラシックワールド・エボリューション2[]
飼育可能な恐竜として、前作より続投。
相変わらず飼育環境を広く取らなければならないが、3頭以上飼育しても大丈夫となったため、評価値を稼ぐ率はさらに高くなった。 その代わり孵化するのにバカ高い資金が必要になったことと、運ゲを強いられるのはややいただけない話だが...
Jurassic World アライブ![]
2023年に配信されたアップデート2.23より映画デザインの第一世代が、それからおよそ1年後に配信されたアップデート3.5より頭にツノを生やした第二世代がゲームに参戦した。第一世代が登場した時は、サービス開始からすでに5年以上が経過しており、映画に登場した種にしてはかなり遅めの実装となった。 そのことに対する謝罪のためか、通常種でありながら今までハイブリッドしかいなかったユニーク枠としてドラコヴェナトルと共にゲームに登場。 遅れて実装された第二世代はオメガ枠として暴れ回っている。
第一世代の性能は獰猛生物と強靭生物を合わせてそれを2で割ったような感じになっており、アーマーと回避を無視し速度上昇を消し飛ばすジャブ技の「重撃」や、最大HPの25.0%を継続ダメージで持っていく「断切」におなじみ「強靭猛撃」、そして相手の速度を50%落とし、自身を洗浄した上でアーマー上昇(25%)攻撃力上昇(25%)というバフ技「威叫」もあり、カウンターでアーマー、回避を無視しアーマーと攻撃力上昇10%の「完凸ヘッドバット」、親の顔より見た「脱走不可」に加えて、継続ダメージや速度減少、スタンの耐性が100%でその他にもダメージ軽減(75%)、引き裂きとアーマー減少(50%)、弱体化(50%)と頭の中が爆発しそうなぐらいに詰め込まれており、素の体力や攻撃力、速度もそこそこいいのでブーストを使えばかなりの化け物スペックと化す。 ただし自身と同じ獰猛生物には対抗策を持たず普通に噛み砕かれてしまうため、使い所を見極めて上手く暴れさせてあげよう。
一方の第二世代は、高い攻撃力でぶん殴って相手を疲弊させ、先制の「むき出しの歯」で相手を強制トレードさせたのちに自分の攻撃+速度を上げる&体力を回復させる「怒りの脱走」で次ターンを有利にするなどといった、直球と見せかけて若干のテクニックを駆使して戦う獰猛型生物となっている。
Jurassic Park: Chaos Effect[]
ケモナーに大人気の玩具シリーズ「マイリトルポニー」を作っているハスブロが手がけたレーベルに登場する・・・予定だったが、何らかの都合でボツとなってしまい、商品化はされなかった。
現在は当時の企画書らしきものと、どこから手に入れたのか分からない試作品の雛形がファンの間で出回っている。
ジュラシック・ワールド[]
映画には登場できなかったものの、玩具シリーズとしては登場できたようだ。
デザインはⅢのものを踏襲しており、脇腹の傷口を押すと鳴き声が出る仕組みとなっていた。(ちなみにその鳴き声はティラノサウルスのものを流用している。 つくづくTレックスと縁のある恐竜である)
ジュラシック・ワールド/炎の王国[]
現在「Roar-avores」と「DINO RIVALS」の2種類のレーベルから玩具が発売されている。
片方は映画のデザインさながらに作られているが、もう片方は全身黄土色の珍しいカラーリングをしている。 ちなみにどちらも音を出し、アゴをパクパクさせることができる。余談[]
- 出演作Ⅲにおける唯一の出番であるう◯この匂いを嗅いで逃げ出すシーンだが、実はこれ当初はカルノタウルスになる予定だった。 [1][2]
- その証拠として現在も確認できるのが、初期脚本で執筆された小説版「ジュラシック・パークIII」のケラトサウルスの代役がカルノタウルスに変更された。
ギャラリー[]
出典[]
- ↑ https://jurassicpark.fandom.com/wiki/Jurassic_Park_III_Film_Script
- ↑ Scene 101を参照のこと
関連項目[]
- ジュラシック・パークⅢ
- スピノサウルス(怖い先輩...?)
- カルノタウルス
- イスラ・ソルナ島