概要[]
ケンジ・コン(Kenji Kon)は、ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプに登場する主要人物の1人。
人物像[]
とある大企業の御曹司で、ヌブラル・シックスの一員。 年齢は15才。
気だるそうな若者言葉で喋るのが特徴で「~っしょ」「~じゃね?」といった口調を好んで使う。
典型的な金持ち坊ちゃんを絵に描いたような少年で、自分がどれだけすごいか、父親もとい自身の家系がどれだけリッチであるかをひけらかすなど自己顕示欲の強い人物。 そのくせ面倒なことは全て他人に押し付けたり、何か問題が起こったとして、その原因が自身の落ち度にあったとしてもすぐ他人のせいにして当たり散らすなど、ワガママで面倒くさがり屋、そのうえ無責任という嫌われキャラの要素を役満で揃えている。
そうした性格もあってか、白亜紀キャンプに来た子供たちはもちろんのこと、ジュラシック・ワールドのスタッフからも快く思われておらず、後に恋人関係となるブルックリンに至っては彼と初めて会ったとき「こんなヤツとは絶対友達になれないと思ってた」と明かしていることから、彼に対する評価が相当低かったことがうかがえる。
しかしその傲慢さとは裏腹に自分のことをかばってくれた相手に対しては、やや遠回しでズレてはいるものの、お礼の気持ちを述べたり献身的に尽くすこともある。 またサミーにスマホを盗まれ、それが壊れていた事実を知って毒づくブルックリンに対して「色々と込み入った事情のあるサミーを責めた所で何も始まらない」と冷静に諭したり、ケガをしたヤスミナに対して「誰かに頼る事も大事」と遠巻きに助言したり、スコーピオス・レックスの毒針を受け瀕死の重傷を負ったサミーに対して、彼女の故郷にいる牛のモノマネをして懸命に励まそうとするなど、根本的な部分では心優しい一面が見られる。
また彼の父親であるダニエル・コンに対しては、常に羨望の眼差しを向けており、父親に一人前として認めてもらうことが彼の目標でありステータスとなっている事がうかがえる。 このように父親に対する愛はかなり深いものがあるが、彼の仕事が多忙なこともあって、ケンジは幼少時からさほど父親から構ってもらった経験がない。 事実劇中においても事あるごとに、それを思い出しては悲しんでいたり、時折愚痴っている様子も見られるなど、あまり大っぴらには見せないものの、常に寂しい感情を抱いている描写が見られた。
以上のように、性根は優しいながらも不器用で他人に気持ちを伝えるのが苦手。 そして父親に対する溢れんばかりの愛とリスペクトを抱いていながらも、それを伝える機会がなく鬱屈とした日々を過ごしている。 それがケンジ・コンという人物である。
シリーズにおける活躍[]
現在のところ、登場する作品はサバイバル・キャンプ関連の物に限られている。
ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ[]
・シーズン1[]
白亜紀キャンプ参加者としてヘリで登場。 のっけから金持ちアピールと自分以外の人間を見下すムーブをかまして、視聴者と劇中キャラクター達に「何だコイツ」的な感情を植え付けた。 更には恐竜を見たいと渇望するダリウスを誘惑して、ブルーらが生活するラプターペンへと連れて行き、自身とダリウスの命を危険にさらすなど洒落にならないレベルの大ポカをやらかす。
この事件のせいで実家に送り返されそうになったものの、ダリウスが彼をかばった事から寸でのところで追放が取り消しになった。 この出来事がきっかけで若干心象に変化があったのか、彼への謝罪と罪滅ぼしを兼ねて当時一般向けには非公開とされていたカルノタウルスの檻へと案内。 自身のミスでまたまた死にかけるハメになるものの、2人で力を合わせ何とか危機を脱する事に成功。 この経験によって冗談交じりに互いを「兄弟」と呼び合うなど、ダリウスとちょっとだけ仲良くなった。
その後はインドミナス・レックスの脱走によるパーク崩壊の危機や、とある人物の裏切りが判明するなどの事例が重なり、悪態と軽口がノンストップとなるものの、何だかんだで仲間と共に力を合わせて危機を乗り越えていき、島からの脱出こそ叶わなかったものの、生きてシーズン1を終えることができた。
・シーズン2[]
前シーズンで島へと取り残されたことから、仲間たちと共に隠れ家を建設しそこで生活するようになる。 ワガママな性格から繰り出される軽口と傍若無人っぷりは相変わらずだが、長いサバイバル生活において心境の変化があったのか、不器用な言い回しでこそあるものの仲間を気遣って手を貸す描写が見られるなど、性根の優しい部分が強調されるようになった。
また恐竜らが肉食・草食の垣根を越えて水飲み場に集まっている様を見た時は、涙を流して感動するなど、ぶっきらぼうな雰囲気からは想像が付かないほど純粋な心を持っていることも判明した。
・シーズン3[]
今シーズンからワガママな性格が薄れ始め、陽キャ&パリピな性格が前面に出てくるようになった。 中でも同じ気質のサミーとは気が合ったのか行動を共にしている描写が多く、彼女がスコーピオス・レックスの毒にやられた際は献身的に尽くす場面も見られた。だからてっきり、この2人がくっつくと思ってたのに...
ハワイで親父に習ったのかは不明だが、船舶を操縦できることが判明。 前進・後退はもちろんのこと、ポートへの停泊などもお手の物という確かな手腕を見せつけた。
・シーズン4[]
このシーズンでなんと、ブルックリンに恋している事が判明。 今まで全く感じられなかった衝撃の真実を目の当たりにして、多くの視聴者が驚愕した。[1]
そのため本作では彼女とのロマンスなシーンが増えており、いつものトラブル解決の合間にアオハルっぽい関係を築いていた。ティラノに食われちまえばいいのに。
・シーズン5[]
ブルックリンと晴れて恋人の関係になったのと同時に、父親であるダニエル・コンと再会した事で、コン家の跡取りとしての道を歩み始める展開となる。 そうした事もあって当シーズンでは、彼が実質的な主人公となっており、共に苦楽を乗り越えてきた彼女と仲間たち、そして最愛にして憧れの存在である父親との関係に揺れる様を見ることができる。
結局、仲間と恐竜たちを見捨てられないと父親に反旗を翻し、最終話にて彼が逮捕されてしまった事で天涯孤独の身となってしまった。 しかし帰還してから数年後の時間軸において、なんとボーマン家の一員となっていたことが判明。 それによってシーズン1にて「兄弟」と呼び合っていたことが現実となった。
現在は元マンタ社所有の島における、恐竜研究の投資をしているとのこと。 その資金源がコン家の資産なのか、もしくは新たに会社を立ち上げて成功したものなのかは不明である。
ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ : 秘密の冒険[]
主要人物として登場。 時系列的にシーズン2~3の間くらいだと思われるため、ブルックリンとはまだ付き合っていない。
今回は作品の内容もあってか軽口を叩く頻度が減り、良くも悪くも大人しい性格となった。
余談[]
- 初期段階におけるケンジは、メガネをかけた小柄な青年としてデザインされていた。
- なお性格自体は、運動神経抜群な自信家と完成版とあまり変わっていなかったらしい。
- あまりにも傍若無人かつトラブルメーカーなキャラ設定ゆえに、海外ファンから「万死に値する」などと言われるなど、相当嫌われているらしい。
ギャラリー[]
出典[]
- ↑ 一応シーズン1からツーショットを撮っていたり、コンビで活躍しているシーンも多く見られたため、伏線自体は存在していた