概要[]
ケントロサウルス(Kentrosaurus)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する恐竜の一種である。
恐竜データ[]
ジュラ紀後期のアフリカに生息していた剣竜類の一種で、肩にスパイクがある事で有名。
剣闘士のような勇ましい名前と、男の子の心をくすぐる全身トゲトゲ・スパイクボディを武器にして、瞬く間に恐竜界のスターへと上り詰め、現在はステゴサウルスと双璧を成すくらいの知名度と人気を誇っていると思われる。
全身骨格 |
そんなケントロサウルスだが、意外なほど体長が小さく、平均およそ3メートル程度しかなかった。
これはステゴサウルスの半分にも満たないサイズであり、週末イオンの駐車場でよく見かける軽自動車とほぼ同じくらいの大きさであった。
背中に備わったトゲも、ステゴサウルスなどと比べれば相当貧弱な作りとなっており、壊れやすい怪獣フィギュアのトゲ並みに細くて薄かった。 それでも刺されば十分痛いだろうし、数えるのがイヤになるくらい大量に備わっていたため、当時のアフリカにおいて自身の身を護るのには最適格な装備だったのだろう。
今日に至るまで状態のいい化石がいくつも発見されており、前述のスパイクやトゲ、そして頭蓋骨の一部など多種にわたる骨の部位が知られていたのだが、現在ではそのほとんどを目にすることはできない。
何故なら彼の標本は第2次世界大戦の混乱の最中、保管場所の博物館を爆撃され、建屋もろとも木っ端みじんに破壊されてしまったからである。
そのため、今世紀におけるケントロサウルスの研究は、当時の研究データに基づくものが多く、実際問題詳しいことについてはほとんど解明されていない。
更に言ってしまえばスパイクが肩にあったのかどうかも怪しいところがあり、現在知られている姿は中国で発見された近縁種トゥオジャンゴサウルスを参考にして構成されただけの完全なるイメージ図である。 (元々は腰骨に付いていたという情報も存在する)
シリーズにおける活躍[]
主にゲーム作品を中心に活躍中。
ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ[]
2021年12月に配信されたシーズン4にて初めて映像作品デビューを果たす。
作中では「ピアス」と呼ばれる個体一頭のみが登場しており、普段はマンタ社所有の島で生活している。(詳細はピアスの個別記事も参照のこと)
ジュラシックパークIII・恐竜にあいにいこう[]
飼育可能な恐竜の1体として登場。
経営シミュレーション・ジュラシックパーク[]
飼育可能な恐竜の1体として登場。
ミニマムになったステゴサウルスという見た目故か人気はほとんどなく、星評価は5つ中2つしかないと微妙なものとなっている。
肉食恐竜から身を護る事が可能で、襲われた際は尻尾をブンブン振り回して攻撃する。
Jurassic Park: Explorer[]
ミニゲームをクリアすることで、この恐竜のCGとコラムを見ることができる。
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
サービス開始当初から存在していたが、長らく課金してパックを購入する以外に正当な入手手段がなかった。(同様の現象はパキリノサウルスでも起きている)
しかしそれから2年以上の月日が流れた2017年8月18日、ついに「ケントロサウルス・トーナメント」の景品として専用のパックが登場。 数多のライバルを蹴散らして頂点に立てば、リアルマネーを払わずともお店で購入することが出来るようになった。
Jurassic World アライブ![]
お出かけすると出会える恐竜として登場。 レアリティは「エピック」
持つワザ全てに速度減少効果が付いているほか、専用アビリティのカウンターにも速度減少が付いているなどまさに「減速の鬼」と呼んでふさわしい性能を持っている。 ただし実際は強力なハイブリッドの素材として使われるのがほとんど。
とはいえ決して弱すぎるわけではないため、ハイブリッドを育てきってしまった時は「最強のケントロサウルス」を目指してみるのもいいかも。
ジュラシックワールド・エボリューション[]
飼育可能な恐竜の一種として登場。
キャンペーンモードにおけるステージ4「イスラ・ペナ島」のミッション報酬として解禁される。
人気は高くないが、かと言って低いわけでもないため、ブラキオサウルスやディプロドクスなど人気恐竜を入れた檻にまだ恐竜を入れられる余地があった場合などに投入してやると良いだろう。
ジュラシックワールド・エボリューション2[]
飼育可能な恐竜として登場。 前作よりカッコよさに磨きがかかっているが、それと反比例して人気が激減してしまった。
有料DLC「サバイバル・キャンプ恐竜パック」には、アニメに登場したピアスのカラースキンが収録されている。(画像のがそれ)
Jurassic World: Primal Ops[]
レアリティ「ノーマル」の恐竜として登場。 デザインはエボリューションシリーズの流用。
自身の尻尾を振り回して密猟者を吹き飛ばす手法で、ハンドラーをサポートしてくれる。 序盤においては非常に強力な恐竜として重宝するが、最低レアリティという事もあって火力がイマイチな点に注意すべし。
Jurassic World Dinosaur Field Guide[]
書籍内にケントロサウルスのコラムがある。 初版にあたる「Dinosaur Field Guide」にも同様の記述が存在する。