概要[]
ゲオステルンベルギア(Geosternbergia)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する翼竜の一種である。
あまり聞き覚えのない名前を耳にして「誰だこいつは?」 と思う方もいらっしゃるかもしれないが、そんな畏れ多いことを言ってはいけない。 何故ならこのゲオステルンベルギアこそ、現在映画で大活躍しているプテラノドンに代わってスターとなるはずだった翼竜だからである。
その生態[]
白亜紀後期の北アメリカに生息していた翼竜の一種で、頭からチョキっと伸びた烏帽子のようなトサカが特徴。
このトサカは個体差があり、長いのもいれば比較的短いのもいた。 またオスにしか存在しなかったとされており、メスは万年ツルッパゲの状態であった。 そのためトサカの利用目的は主にメスを口説き落とすためのツールであったと考えられている。
生息域と年代がかの有名なプテラノドンと被っており、トサカを除けば姿形もそっくりだったことから長年、プテラノドンのシノニムとして扱われていた。
ところが近年になって「ちょっとプテラノドンの数多くね? 整理したらどこぞのメガロよろしく減るだろうから、整理しようぜ!」という話がどこからか持ち上がり、プテラノドンと思われていた生物が実は違う種だったということで大量に独立、または消え去っていった。 ゲオステルンベルギアもそのような経緯を辿って独立した翼竜であり、2010年に初めて新種として学会に認められた。 それ自体は非常に喜ばしいことだったのだが、当wiki的には判断が遅いと言わざるを得ない結果であったことは否めない。(とはいえ単独種になった事によって近年、出演の幅が広くなっているので、そこは喜ばしい点ではあるのだが......)
シリーズにおける活躍[]
前述の通り、映画に出演する予定があったためか、長年芸名で出演する機会が多かった。
独立した現在においては、本名の方でシリーズに出演するなど精力的な活躍が目立っている。
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク[]
色々あってラストにしか登場しなかったプテラノドンだが、実はこの映画においてソルナ島に生息していた翼竜はゲオステルンベルギアだけであった。
実は本来映画で描かれるはずだったラストシーンは、ティラノサウルスがサンディエゴで暴れるシーンではなく、マルコムや恐竜ハンターらがプテラノドンと戦うというものであった。 当時の絵コンテが残されているのだが、そこに書かれていた翼竜こそ当時まだプテラノドンのシノニムとして世間一般に知られていた「ゲオステルンベルギア」だったのである。(その絵コンテは下記項に掲載)
前述の通り、当時はまだ「ゲオステルン = プテラノドン」と思われていたため、製作陣たちは特に深く考えることもせず「なんかこのプテラカッコいいから、出しちゃおうよ!」というテンションで彼を起用し出演させる予定だった。
つまりもし本来の計画通り翼竜との戦いが撮られていたなら、後のシリーズにおいてグラント博士に蹴られたりエリックを連れ去ったりするのは彼になったわけだし、インドミナスと共演し心底ビビらされた挙句、オーウェンたちからハチの巣にされるのはゲオステルンベルギアだったかもしれない。
そう考えると彼が近年独立したのは非常にタイミングが悪かったといえるかもしれない。非常に惜しいことをしてくれたものである (まぁぶっちゃけた話をすると、映画にチラッと登場した彼の絵の下に「プテラノドン」とガッツリ書かれていることから、仮に独立していたとしてもヴェロキラプトルに要素を吸われたデイノニクスみたいな目にあっていたかもしれないのだが)
絵コンテ[]
本来のラストシーンにおける彼の活躍。 偶然か意図的かは不明だが、ワールドにも似たシーンが登場している。
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(PS)[]
ステージの背景として登場。
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(AC)[]
第4ステージの序盤に登場。
だいたい3匹の編隊を組んでプレイヤーに襲いかかってくるが、その内攻撃してくるのは1匹だけである。(中には単独で襲ってくるものや、いきなり眼前に現れる個体もいる)
羽を攻撃するとダメージを受け流してくるため、倒すときは必ず頭を狙うこと。
ジュラシックワールド・エボリューション2[]
飼育可能な翼竜として登場。 アーケードから数えて実に14年ぶりの復帰となった。
そんな彼女は有料DLC「デラックスパック」に収録されているため、パークにお出迎えしたい場合は別途追加料金を支払う必要がある。
Jurassic World アライブ![]
2023年10月11日に実施された、アップデート3.2より参戦。 史上初の翼竜「オメガ」レアリティである。猛烈な飛び攻撃は、アーマー上昇と攻撃増加、回避効果を持つ。