ようこそ、ジュラシック・パークへ!
概要[]
ジュラシック・パーク(Jurassic Park)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する架空のテーマパークである。
当wikiで題材にしているコンテンツの名前の由来となっており、シリーズ全媒体を通して作品に影響を与え続けている、当コンテンツを語る上で絶対に外せない、天下の大黒柱的存在でもある。
どんなテーマパークなのか[]
今からおよそ6,500万年前。 地球上にて生息していた恐竜たちを現代に蘇らせ、観光客向けに展示しているテーマパークである。 南半球コスタリカに属する無人島こと「イスラ・ヌブラル島」をバイオ遺伝子企業「インジェン社」もといCEOであるジョン・ハモンドが購入し、それを本拠地としてジュラシック・パークの建設が始まったという。[1]
恐竜という生き物を相手にしているため、カテゴリー的には動物園にあたると思われる。 しかしハモンドの認識では「総合アミューズメントパーク」として運営されており、ホテルやレジャー施設といった建造物がいくつか建設されていることから、現実世界でいう「ディズニーランド」のようなリゾート形式を取っている。
パークが建設された経緯は、映画と小説で多少異なっているものの、どの媒体においてもインジェン社のCEOこと「ジョン・ハモンド」が、自らの夢を叶えるべく生み出したという設定自体は変わっていない。
パークへのアクセス方法[]
前述した通り、パークはアメリカ本土より遠く離れた島に存在する。そのため浦安や大阪市、浅草のテーマパークに行くテンションで現地に赴くことは不可能であり、アクセスするにはヘリもしくは船舶を利用する必要がある。
前者で赴く場合は専用のヘリポートに着陸することでパークの敷地内へ足を踏み入れることができる。 ただし作中確認できるヘリポートが1つしかない上に、一度に運べる人数が限られる点と、島にて吹き荒れる偏西風のせいで着陸が不安定になる点から、本来は来園者向けではなくVIP専用として使用されるものと思われる。 [2] 具体的な空路は不明だが、小説版によると島へと赴くためにはアメリカ本土(ダラス)からジェット機で9時間。 着陸先のサンホセ空港にてヘリコプターに乗り換え、40分のフライトを経てようやく辿り着ける距離にあることが判明している。
一方、後者の船はコスタリカ本土と島の間を輸送船が行き来している事が判明しており、パーク運営に必要な物資、スタッフらはこれに乗って島に上陸している。 またパークには2つの港が存在しており、後にオープンされるジュラシック・ワールドにおいても客のアクセスは船舶を使用していたため、ジュラシック・パークもそれらの内のどれかを使用していた可能性も考えられる。
パークの施設について[]
パークは大まかに7つのセクションに分けられており、そのエリアにて飼育されている代表的な恐竜の名前が便宜上、割り振られている。 作中の描写を見るに、パーク内の移動は車移動が基本であるが、これはまだ歩道が整備されていないだけなのか、専用の車両が通る予定だったのかは不明である。
〇ビジターセンター[]
ジュラシック・パークにおいて一番目立つ建造物かつパークの心臓部となっている施設。 中に入るとティラノサウルス、アラモサウルスの骨格標本が来園者をお出迎えしてくれる。
劇中においてはレストラン、ライド型アトラクションなどのビジター向けの施設に加え、遺伝子研究ラボやセキュリティセンターといったパークのインフラを整えるための重大施設も入っていた。
〇サファリ・ツアー[]
パークにて運用される予定だったアトラクションで、当パーク最大の目玉である。 詳細はリンク先を参照のこと。
〇ラプター・ペン[]
ヴェロキラプトルを飼育している施設。
この檻に収監されているラプトルは、パークにおいて最も危険な恐竜と位置付けられており、全媒体を通してパークの敷地外にて隔離され、一般公開はされていなかった。
〇恐竜の檻[]
ジュラシック・パーク最大の目玉かつ、収益の源泉とも呼べる存在。
媒体によって種類は異なるが、以下の恐竜たちが飼育されていた事が確認できる。
- ティラノサウルス
- ディロフォサウルス
- トリケラトプス
- ブラキオサウルス
- ヴェロキラプトル
- ガリミムス(映画のみ)
- セギサウルス(映画/設定のみ)
- ヘレラサウルス(映画/設定のみ)
- パラサウロロフス(映画のみ)
- プテラノドン(映画/設定のみ)
- プロケラトサウルス(映画/遺伝子のみ)
- メトリアカントサウルス(映画/遺伝子のみ)
- ステゴサウルス(小説,映画/遺伝子のみ)
- オスニエリア(小説のみ)
- ケアラダクティルス(小説のみ)
- ハドロサウルス(小説のみ)
- ヒプシロフォドン(小説のみ)
- プロコンプソグナトゥス(小説のみ)
- メガネウラ(小説のみ)
- エウオプロケファルス(小説/設定のみ)
- スティラコサウルス(小説/設定のみ)
- マイアサウラ(小説/設定のみ)
- ミクロケラトゥス(小説/設定のみ)
- アパトサウルス/ブロントサウルス(ノベライズのみ/ブラキオサウルスの表記ゆれ)
〇ヘリポート[]
ジュラシック・パークの入口。
小説・映画ともに作中の登場人物たちは、ここからパークへ来園した。
〇ホテル[]
ジュラシック・パークにて宿泊できるホテル。
小説版ではホテルなどにも鉄格子といった安全設備が施されており、パークで扱っている生物がどれだけヤバいのかを暗に示していた。
〇リバー・ツアー[]
川下りをしながら恐竜を観察できるアトラクション。 小説版ではここを訪れたグラント博士一行とティラノサウルスの逃走劇が見られた。
映画では登場していないが、完成予想図は映し出されていた。
〇エイビアリー[]
翼竜を飼育している鳥小屋。
小説版においてはケアラダクティルスが飼育されている施設として物語に登場。 図らずも彼女らのテリトリーに侵入したグラント博士一行に対して襲い掛かってきた。
一方、映画版では登場していないが設定上は存在しており、プテラノドンが飼育されていたことになっていた。
パークのその後について[]
6月オープンを目指していたが、相次ぐ事故によって存続が危ぶまれ、未曾有の犠牲者を出したジュラシック・パーク事件を受けてパークは閉鎖された。
パークの施設は取り壊される事なく放置され、約10年以上経過したのちに展開された「ジュラシック・ワールド」の時系列においても廃墟となって、その地に鎮座している。
一方小説版では閉鎖に加えて、空軍が行った島への爆撃を受けてパークの施設および恐竜は跡形もなく焼き尽くされた。
シリーズにおける関わり[]
名前を冠した「ジュラシック・パーク三部作」はもちろんのこと、次世代シリーズの「ワールド三部作」においてもその存在感を遺憾なく発揮している。
ジュラシック・パーク[]
映画のメイン舞台として登場。
ジュラシック・ワールド[]
荒廃したビジターセンターが登場。 長年放置されていたせいか廃墟になっていた。(でも車や暗視ゴーグルは動く)
ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ[]
シーズン3に荒廃したビジターセンターが登場。 劇中ではブルーのテリトリー圏内となっていた。
見てくれはワールドの時と然程変わっていないが、建物自体はかなり老朽化が進んでおり、ちょっとの衝撃で建屋の一部が崩れるなど、いつ崩壊してもおかしくない状態に陥っている。 しかしこのガタガタっぷりが、ヌブラル島にて蘇った悪魔こと「スコーピオス・レックス」討伐に一役買う事になる。
ジュラシック・パーク(小説)[]
映画と同様、作品の舞台となる。
前述した通り、施設及び建屋の内装および、飼育されている恐竜の種類などが映画版と異なっている。
ジュラシックパークIII・恐竜にあいにいこう[]
作中の舞台として登場。
今作では映画や小説では果たせなかったジュラシック・パーク運営をプレイヤーが実際に行い、人気パークに育て上げることが目的となる。
経営シミュレーション・ジュラシックパーク[]
作中の舞台として登場。
あいにいこうと同様、ジュラシック・パークを実際に運営し5つ星の超人気テーマパークにすることが当ゲーム最大の目的である。
ジュラシックワールド・エボリューション[]
有料DLC「リターン・トゥ ジュラシック・パーク」にて、ジュラシック・パークの建造物が収録。
これによって完全再現とまではいかないが、ジュラシック・ワールドを題材としたゲームでジュラシック・パークを建設・運営する事が可能となった。
ジュラシックワールド・エボリューション2[]
初期からデフォルトでジュラシック・パークの施設が収録されている。
また今作ではワールド作品に登場した一部アトラクションや施設がジュラシック・パーク仕様となっているなど、前作以上にファンサービス旺盛な要素が詰め込まれている。
余談[]
- パーク名の由来となっているジュラシックとは「ジュラ紀」の英語表記である。 そのためジュラシック・パークをザックリ和訳すると「ジュラ紀の動物園」といった意味になる。
- しかしその割に、パークにて飼育されている恐竜は白亜紀の出身がほとんどなため、本来なら「Cretaceous Park(クリテイシャス・パーク)」とするのが正しかったりする。
あまりにも語呂が悪すぎるからジュラシックにされたんだろうけど - なお制作者サイドも、その辺りの矛盾については内心思う所があったのか、2021年に公開されたアニメ作品「ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ」の英題を「Jurassic World Camp Cretaceous」としており、作中に登場するパーク主催のキャンプ名もこれに倣っている。
- しかしその割に、パークにて飼育されている恐竜は白亜紀の出身がほとんどなため、本来なら「Cretaceous Park(クリテイシャス・パーク)」とするのが正しかったりする。
出典[]
- ↑ 映画の世界線においては、ヌブラル島の前にサンディエゴにてジュラシック・パークの建設が行われていた設定があり、それが後の「サンディエゴ事件」のきっかけとなる。
- ↑ ただしゲーム作品では、このルートを用いて来園者が来ることが多い。