概要[]
ジュラシック・パークIII アドバンスドアクション(Jurassic Park III: Island Attack)は、ゲームボーイアドバンス用に開発されたジュラシック・パークIIIを題材にしたゲームである。
あらすじ[]
プテラノドンの攻撃によりアラン・グラントの乗る飛行機はイスラ・ソルナ島に墜落した。無線機で沿岸救助隊に何とか連絡を取る事に成功し、港を向かうよう指示される。道中様々な恐竜に襲われながらもグラントは脱出を目指す。
登場人物[]
- アラン・グラント
今作の主人公でプレイアブルキャラ。デザインはIIIの物と同じである。攻撃を食らうと「ア"ァ"ァ"ァ"」と奇声を上げる。
無線を通してグラント博士の脱出の手助けをしてくれる。詰まった時にはヒントをくれることもある。
アイテム[]
通信機[]
最初から持っているアイテム。沿岸救助隊との連絡に利用する。
照明弾[]
コンピー以外は倒せないが、敵を一瞬だけ怯ませるのに使える。弾数も無限。爆発物に撃てば近くの敵を倒せる。A長押しで発射する向きを調整出来る。
麻酔弾[]
敵をしばらく制止させられる。A長押しで発射する向きを調整出来る。
弾がまっすぐ飛ぶのでは無く手前に転がるだけなので飛距離はそれ程長くない。
ワイヤー[]
届かない場所に行きたい時に使用する。但し当たり判定がシビアなので中々撃った先に引っかからない。A長押しで発射する向きを調整出来る。
薬[]
20%ほど回復する。
救急箱[]
50%ほど回復できる。
なので体力が半分以下の時に使わないと多少カンストした分は無駄になる。
登場する生物[]
以下の古生物が登場する。
最も登場回数の多い敵キャラ。処理が面倒なので逃げた方が良い。
- コンプソグナトゥス(コンピー)
雑魚敵だが群れて攻撃する。
緑色の毒液を吐き攻撃してくる。駅に落ちてるゲロのように暫く地面に残り続ける。
直接襲っては来ないが、通り道を何度も往復しており通る際タイミングが悪いとぶつかってダメージを食らう。
頭突きで突撃してくる。ジャンプで躱せる。
横スクロールステージで登場。横から飛び出して来るのでジャンプで躱そう。
1面ボスとして登場する。
度々現れては主人公に襲い掛かる。映画ではメインヴィランだった筈だが今作では出番がほぼ無い。
ゲームプレイ[]
ステージにはフリーロームと横スクロールの2種類がある。The Plain、The Glen、The Breeding Farm以外は全てフリーロームである。
黄色い木箱やドラム缶等は爆発物であり、照明弾を撃つと爆発する。この爆発を上手く利用しラプトルやディロフォサウルスを倒せる。
茶色いひび割れた木箱にはアイテムが入っており、B連打で箱を壊してアイテムをゲット出来る。ひび割れていない茶色い木箱はB連打で押すことができる。これを足場にして壁を乗り越えたり出来る。ステージによってはパルクールのように箱から箱へと飛び移る物もあるが、距離感が掴めず落ちることもしばしば。
ステージ[]
ステージ名は日本語版も英名。
The Landing Point[]
チュートリアルレベル。暫く進んでいるとスピノサウルスに遭遇する。倒したりも出来ないので逃げるしかない。その後も大量のヴェロキラプトルと対峙し、ガリミムスにぶつからないように進まなければならない。このレベルのボスであるティラノサウルスを倒せばクリア。
The Laboratory[]
新たにディロフォサウルスが登場。ラボではコンピューター室を見つけると、コンピーと対決する事になる。研究室の電源を復旧し、ディロフォサウルスの群れを倒せばバイクの鍵を入手できる。
The Plain[]
前のステージでゲットしたバイクを使い、ヴェロキラプトルの群れから逃げるステージ。プレイヤーがゴールに到達するか、バイクがクラッシュするまで終了しない。横を走るラプトルは蹴って撃退できる。
The Glen[]
パキケファロサウルスの群れを避けながら渓谷を抜けなければならない。グラップルガンと麻酔銃はレベルの開始時に入手可能。レベルには飛び越えるのが難しい落とし穴が数多くある。
The Museum[]
博物館に閉じ込められ、ディロフォサウルスとヴェロキラプトルを避けながら脱出しなければならない。更に赤いヴェロキラプトルをおびき寄せタイミング良く檻に閉じ込める面倒臭いボス戦もある。
The Breeding Farm[]
山のある鳥かご。グラップルガンをここで再び使用する。山頂に到達したら、プテラノドンを倒し、パラシュートを使ってプテラノドンを避けながら山から滑空する必要がある。
The Jungle[]
雨のステージ。プレイヤーはジャングルから脱出してステージをクリアしなければならない。通常のヴェロキラプトルより強力な青いヴェロキラプトルが登場する。ステージをクリアするにはコンプソグナトゥスの群れを倒さなければならない。
The Harbor[]
最終ステージ。ステージ序盤で水路に乗って流れてくる箱に飛び移らなければならないが、前述の距離感のせいでこれが非常に厄介。ティラノサウルス、ディロフォサウルス、必要に応じてコンプソグナトゥス(プテラノドンは除く)を倒すと、スピノサウルスが追ってくる。最後は障害物を躱しながら全力ダッシュで桟橋まで逃げろ!
攻略のコツ[]
- 沿岸救助隊も言ってくれるが、なるべく敵に構わないのが重要である。勿論アイテムを回収したい時に近くに敵がいれば倒しても良いが、少しでも不味いと思ったらアイテムを回収しないのも手である。
- 但し前述のアイテム一覧を見れば分かる通り、直接敵を倒せるアイテムはこのゲームには無い。
- なので不要な戦闘を避ける方が良い場面がこのゲームでは多い。
- 前述の通り詰まった時はとりあえず無線機で沿岸救助隊と連絡を取ると時々ヒントをくれる。
- ワイヤーや銃器の照準などはA長押しで向きを調整出来るので、知っておくと便利になる。
インスピレーション[]
- The GlenとThe Museumの間のカットシーンで、ゲートが映っている。だがこれはイスラ・ヌブラル島に登場したゲートであり、ソルナ島には存在しない。ハズブロがアクションフィギュア用に製作したラプター・アタック・プレイセット同様、ゲートは付属しているものの、そもそもソルナ島には存在しない。
- バイクのシーンは小説『ロスト・ワールド』から取られているんじゃないかと言われている。
- The Glenは『ロスト・ワールド』や『ジュラシック・パークIII』には登場しないが、 『Warpath: Jurassic Park』のパキケファロサウルスのステージに基づいている可能性がある。
- The Museumはおそらくビジター・センターに基づいている。
- 赤いヴェロキラプトルは、『ジュラシック・パーク III』に作られたオリジナルのラプトルのデザインに似ている。
- The Jungleには、ヌブラル島で見られるものと似た電気柵があるが、全く機能しておらず、プレイヤーは青いヴェロキラプトルを避けながら柵を飛び越えなければならない。
- 特定のエリアでガリミムスにぶつからないように走る場面は、一作目のアラン、ティム、レックスがガリミムスの群れから逃げる場面を彷彿とさせる。
- 照明弾は映画にも登場したが、スピノサウルスを撃退するために使用された。一方、ゲームでのフレアガンは主に爆発物を撃ってヴェロキラプトルやディロフォサウルスなどの小型肉食動物を殺すのに使われた。
- Tレックスとスピノサウルスは映画のデザインによく似ており、ゲーム内では主要な敵として登場する。だがゲーム内では両者は戦闘はせず、プレイヤーが何度も遭遇する。
- パキケファロサウルスは映画に登場する物と全く同じ姿をしている。
- 冒頭の飛行機墜落は、映画とは大きく異なる。ゲームでは巨大なプテラノドンに衝突されたのに対し、映画ではスピノサウルスに破壊された。
ギャラリー[]
評価[]
- 英語圏では賛否両論の評価を受けている。Metacriticでは6件のレビューに基づき57/100の評価を得ている。[1]



