記録映像279
プロジェクト「E750」が、見事に成功した!
概要[]
スコーピオス・レックス(Scorpios rex)とは、ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプに登場するハイブリッド恐竜の一種である。 開発時のコードネームは「E750」
公式からの呼び名は基本「スコーピオス・レックス」となっているが、一部ゲームでは「スコルピウス・レックス」とも表記され、玩具では「スコーピオ・レックス」とやや砕けた呼び方をされたりするなど、日本国内における呼び名が3つ存在する。 触れている作品によってコロコロ名前が変わるため、検索する際に苦労するGoogle泣かせな生物と言えるだろう。
誕生した経緯[]
元々は、サイモン・マスラニの命のもとウー博士によって生み出されたハイブリッド恐竜の一体で、実はインドミナス・レックスよりも早くこの世に生まれ落ちていた。
誕生した当初は、驚くべき成長速度と戦闘能力の高さからクライアントのお眼鏡に叶う兵器として売り出される予定であったが、観察するにつれてその凶暴性が人間に制御できるものではないことが明らかになっていき、ついには生みの親であるウー博士にすら牙を剥けてきたため、スコーピオス・レックスの研究は中止となり、作られた個体は冷凍保存される形でヌブラル島のとある場所に封印されていた。
そして月日が流れて、前述したインドミナス・レックスが誕生。 それが脱走してパークを閉鎖へと追い込む事件が発生した。 その影響もあって島のインフラは完全ダウン、人間によって抑圧されていた恐竜たちは檻をぶち破って各々野生へと帰っていった。
一方で、スコーピオス・レックスを冷凍保存していたカプセルも電源を失ったことで停止。 解凍されて外の世界へとやってきて早々、人間の子供たちと遭遇。 それによって「ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ」の新たなる物語が紡がれる事となっていく・・・。
外観[]
インドラプトルを思わせる外見と体色をしているが、レンチを思わせる丸みを帯びた輪郭と、口に生えそろった細かい歯、そして力石徹のようなガリガリな体系は、歴代ハイブリッド生物の中でも一線を画す存在である。
まず背丈が非常にデカく、劇中に登場した中で最も巨大だったスコーピオス・レックスの体長はおよそ3.5メートル。 これはバスケットゴールの高さとほぼ同じくらいの大きさであり、立ってるチェ・ホンマンとしゃがんでるチェ・ホンマンが1人集まってようやくタイという凄まじいまでのデカブツである。
手足が非常に長いためてっきり四足歩行かと思いきや実は二足歩行がメインで、走るときはティラノサウルスを思わせるドタドタ歩きで動き回る。 しかも異様なまでの瞬足を誇っており、あのガリミムス以上といえば相当なまでに素早い事が分かるだろう。 また木登りも得意で、カメレオンのように木や壁に張り付いて相手に悟られることなく近づくことも可能である。
頭と肘、尻尾には、インドミナス・レックスのようなトゲが何本か生えており、これらには毒液が仕込まれている。 毒まみれのトゲをヤマアラシよろしく自由に抜いて獲物に刺すことが可能なため、相手に刺して弱ったところを殺すという狩りができるのかもしれない。
またスコーピオス・レックスは目が赤く、これによって生き物の発する熱を感知することができる。 基本的に生物以外のものはモノクロであるもののしっかり見えており、プレデターなどと比べたら視界の解像度は割りかし良い方である。
性格[]
非常に気性が荒く、相手が凶暴な肉食獣であろうと、自身よりはるかに巨大な恐竜であろうとも決して物おじすることなく攻撃する。
後輩のインドミナス・レックスと同じく、生き物を殺すことに愉悦感を抱いている描写が見られ、同族同士で殺し合うことすら一切躊躇しない。
身体にラプトルの要素を受け継いでいると思しき要素が見られるため、知能は高い方だと思われるが、その割には力技でゴリ押そうとする場面が多々見受けられるため、前述の通り非常に短気な性格、もしかしたら単細胞のおバカなのかもしれない。
主な活躍[]
・ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ[]
- 1stシーズン
ウー博士のパソコン画面に一瞬だけ「E750」と書かれたフォルダが登場していた。
これにいち早く気づいたファンは「絶対どこかのシーズンで、新種のハイブリッド出してくるぞ!」と大興奮。 考察という名の妄想を膨らませつつ、その時を待っていた。
- 第2シーズン
氷漬けにされたカプセルが登場。 中に生き物らしき影が見えたことから「これ絶対次のシーズン出てくるって間違いないぞ!」とファンの皆さんは大興奮。
そして待ちに待った第3シーズンにおいて、ついにその姿がお披露目となった・・・。
- 第3シーズン
満を辞して生体が登場。
劇中では冷凍から蘇った個体と、そいつが無性生殖で産み落とした個体の計2体が登場。 ヌブラル島にいた恐竜たちと子供たちを屠るべく襲いかかってきた。
その他媒体での活躍[]
現状サバイバル・キャンプのみの登場なため、出張先もその作品とタイアップしているものに限られている。
Jurassic World アライブ![]
アップデート2.9よりゲームに参戦。 名称は「スコルピウス・レックス」となっている。
第一から三世代まで計3体が登場し、それぞれレジェンド・エピック・ユニークのレアリティが割り振られている。
世代違いの同種ということで性能にはいくつか共通点があり、どの世代も「トゲトゲ」の名を持ち相手に様々なデバフを付与する攻撃と、交代で場に出た時回避+αで自身を強化する技などを駆使して戦う。 中でも頭一つ抜けて高いスペックを誇る三世代は、実装当時トップ環境における人権生物の一種として大変高い人気を博していた。 その名残か現在でも上位アリーナ序盤あたりではレベル30+高ブーストの個体がたまに姿を見せており、上位上がりたての初心者を粉砕したりしている。
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
2021年10月29日より第一世代、かなり飛んでの2024年10月2日に第二世代のスコーピオス・レックスがゲームに参戦した。
第一世代はデイノニクスとアルバートサウルス、第二世代はギガノトサウルスとイリタトル(第二世代)を融合すれば完成するが、何故アニメに出てこなかった生物を合成して作られるのかは謎。(新たなる課金要素として利用したいという魂胆あってのことだと思われるが)
最初に実装された第一世代は、アニメにおける暴れっぷりの割に与えられた性能はそこまで高いものではなく、攻撃ユドン以上、体力クロマスピナス以下と聞いて、強いと思うか弱いと思うか、Ludia儲ける気あるのかと思うかは人それぞれであろう。 一方の第二世代はというと、現環境トップのインドラプトルやメトリアフォドンにこそ及ばないものの、それらに肉薄するレベルの体力と攻撃力を備えているなど、アニメにおける凶悪っぷりに見合った高スペックな数値を割り振られている。これをインフレ抑えられててエライと捉えるか、Ludia儲ける気あるのかと思うのかはやはり人それぞれと言えるのかもしれない。
ジュラシックワールド・エボリューション2[]
有料DLC「サバイバル・キャンプ恐竜パック」を購入することで飼育が可能となる。
天に向かって吠えたり、攻撃時に毒を放ったり、軽い身のこなしでフェンスをよじ登ったりと原作再現がふんだんに組み込まれている。
ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ[]
「DinoEscape」レーベルより発売されている玩具。 日本国内でも発売されているため、おもちゃ屋へ行けばきっと棚に置かれたコイツが見つかるはず。
ちなみに日本Amazonにおける彼女の商品説明ページでは、タイトル部だけ「スコーピオス・レックス」、説明欄の部分だけ「スコーピオ・レックス」と2種類の名称が登場している。 ガバなのか仕様なのかは不明である。
関連項目[]
- ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ
- インドミナス・レックス(先輩、と思わせといて実は後輩)
- インドラプトル(こちらも芸歴で見れば先輩、生まれで見れば後輩)
- インドラプトル