ジュラシック・パーク Wiki
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最初はみんな「おぉ」や「わぁ」って感動するんだ。でもその内悲鳴を上げて逃げ出すぞ。

                                       -イアン・マルコム-

概要[]

ステゴサウルス(Stegosaurs)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する恐竜の一種である。

生体としての登場はロスト・ワールド/ジュラシック・パークからだが、名前だけならば第1作より登場しているため、見方によってはパラサウロロフス同様シリーズ皆勤を成し遂げている数少ない恐竜でもある。

この項目では、そんな影の功労者についての情報をまとめていこうと思う。

概要[]

ジュラ紀後期のアメリカに生息していた草食恐竜の一種。名前は「屋根付きトカゲ」を表す合成語。

初めて人類に発見された1877年から現在に至るまで、書籍・映画・展示会など様々な舞台で活躍し、もはやその名を知らぬ者などいない、 仮にいたとしてもどういう姿かたちなのかは知っているほど、 世界的な知名度を誇る人気恐竜の一角として知られている。

ステゴ 化石
全身骨格

彼をスターダムへとのし上げた要因は色々あるが、一番はやはり背中に生えたホームベース状のソルナ島のようなトゲであると思われる。

16枚もの板が幾重にも連なった摩訶不思議としか形容できないその姿を見た者は、たちまち恐竜という名のロマンに魂を揺さぶられ、古生物の世界にどっぷり浸かったと言われている。

発見された当時は、これを武器にして肉食恐竜らと戦う姿が想像されており、長年に渡り図鑑の挿絵などで描かれるなど、ステゴサウルスの代表的な姿として親しまれていたものの、実はこのプレートの厚みは屋台でよく売られているエビせんべい並に薄いため、正直耐久性があまりない。

さらに近年の研究によって、板の表面には血管の跡が残されていることが判明したこともあって、現在では体温調節やメスの気を惹くディスプレイとして使用していた可能性が高まっている。

では肉食恐竜らに襲われたらやられっぱなしなのかというと決してそうではなく、尻尾の先端には鋭いスパイクが左右対象で2本生えており、生きていた頃はもっぱらこれをぶん回し身を守っていたとされている。 事実これに刺されたであろうアロサウルスの化石なども見つかっている。

ステゴ 化石2
ステゴ 化石3
左が背中のプレート、右が尻尾のスパイクである

その体躯は、正面から見るとやや平たい印象を受けるが、生きていた当時はふくよかだったとされている。 代わりに頭だけは異様に小さく、頭蓋骨を調べたところ、脳の容量はなんと28gしかなく、クルミ程度のミニマムさだったという。 これは現時点で見つかっている恐竜の中ではワーストクラスのミニマムさである。

一時期第2の脳というどこぞの平成ゴジラが持ってそうなものが腰辺りにあったとされており、これのおかげですっごい賢かったなどと言われていたが、現在ではただ単に内臓が入ってたから窪んでただけと結論づけられてしまったため、結局おバカさんだったという方向に落ち着いている。

ステゴ 化石4
頭蓋骨の化石

シリーズにおける活躍[]

パラサウロロフスと並んで、影の皆勤賞と言われている恐竜。 ゆえにその登場回数も他の恐竜らと比べて抜きん出ている。

ジュラシック・パーク[]

胚保存室にて、ネドリーが盗む胚として名前のみ登場。

よく見ると、「Stegasaurus」と誤表記されている。

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク[]

島に上陸したマルコム一行が最初に目撃した恐竜。 親子の群れで出現し、子供に近づいたサラに尻尾の一撃をお見舞いした。

ジュラシック・パークIII[]

背景モブ的な扱いで少しだけ登場。 ちなみに、今作の個体はティラノサウルスに迫る体高というメガサイズである。

ジュラシック・ワールド[]

草原のシーンで、パラサウロロフスやトリケラトプスアパトサウルスと共に登場。

ジュラシック・ワールド/炎の王国[]

火山の噴火によって、他の恐竜共々逃げ惑っていた。 捕獲された個体がウィートリーに歯を抜かれていた。

ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ[]

全シーズンを通して登場。 ただあまり目立った出番はない。

Battle at Big Rock[]

ラストのスタッフクレジットにて、走行中の車を崖下へ突き落とす姿が映された。

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者[]

シリーズ完結編にも当然のごとく登場。 あまり大きな出番ではなかったものの、レジェンドである2人との絡みが用意されていたのである意味ラッキーだったのかもしれない。

ジュラシック・パーク(小説)[]

映画には登場しなかったステゴサウルスだが、小説ではちゃんと生体が登場しており、島のいくつかで群れを形成して生息していることが描写されている。

作中では病気になった個体が何頭かおり、なぜ具合が悪くなったのかを調査する場面がある。 つまり映画でいうトリケラトプスのシーンを彼女がこなしていたという事になるわけだ。

それ以外にも映画同様、ネドリーに胚を奪われたり、ティラノサウルスとの小競り合いをしたりするなど活躍したが、最後は米軍の一斉ナパーム弾射撃によって、島にいる全個体が黄泉の国送りにされたとされている。

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク-2[]

映画同様、川の近くで屯っている個体群が登場。

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(PS)[]

敵キャラとして登場。 ティラノサウルス・ステージにて、プレイヤーに襲いかかってくる。

Stegosaurus

Jurassic Park III: The DNA Factor[]

採取できるDNAとして登場。

Jurassic Park: Trespasser[]

野生のステゴサウルスがフィールド内を彷徨いている。

直接危害を加えてくることはないが、時たまバグのせいでぴょんぴょん飛び跳ねることがあるので、興味のある方はぜひ一度観察してみよう。

Dino006

Warpath: Jurassic Park[]

使用することはできないが、オプション画面においてその姿を披露してくれる。

Stegowarpath

経営シミュレーション・ジュラシックパーク[]

飼育可能な恐竜として登場。 星評価は4つ。

モリソン累層Aで化石が発掘可能で、セーブデータによっては最初に解禁されている発掘場でもあるためお世話になった方もいるだろう。

Stegosaurus JPOG

ジュラシックパークIII・恐竜にあいにいこう[]

飼育可能な恐竜として登場。 2種類実装されている。

StegosaurParkBuilder
MiniStegosaurParkbuilder

Jurassic Park III: Dino Defender[]

敵キャラクターとして登場。

Jurassic Park: Explorer[]

ミニゲームをクリアすると、彼女のCGデザインを見ることができる。

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Jurassic Park: Dinosaur Battles[]

プレイアブルキャラとして使用可能。

ジュラシックパーク・ビルダー[]

飼育可能な恐竜として登場。

Jurassic World™: ザ·ゲーム[]

第一・二世代、2種類のステゴサウルスが参戦しており、レアリティはそれぞれ「スーパーレア」と「レジェンド」。 第一世代は攻撃力が高いわけではないものの体力はそれなりにあり、トリケラトプスと融合させるとステゴケラトプスという、まぁまぁ強いハイブリッドが作成できる。一方の二世代は、後述のアライブ!に登場する個体「ステゴサウルス アングラタス」を元にしたデザインが施されており、体力と攻撃力の数値がバランスよく配分されている。

進化の系譜
Stegosaurus Base Form
通常
Stegosaurus 1S
Lv20
Stegosaurus 2S
Lv30
StegosaurusJW
MAX

LEGO (R) ジュラシック・ワールド[]

ロスト・ワールド/ジュラシック・パークシナリオなどに登場する。 条件を満たせばプレイアブルとして使用することも可能。

Jurassic World アライブ![]

土曜日限定でフィールドに湧き出る恐竜として登場。 現在2種類のステゴサウルスが実装されており、左が通常種でレアリティは「ノーマル」。 もう片方が2023年11月29日配信のアップデート3.3より登場した「ステゴサウルス アングラタス」で、レアリティは「オメガ」である。

通常種は、素早さを下げる技を駆使して攻撃できるため、ガードがゆるゆるな相手であればワンチャン耐えれば勝てる可能性もある。 (逆に狩られることも普通にある)

一方のオメガ種は、「シールド減速攻撃」や「グループ精密遅延化攻撃」といった通常種さながらの減速攻撃に加え、「防御猛撃」やカウンター技の「強カウンター回復」で回復も可能。おまけに「継続獰猛化」で自身に攻撃力/アーマー上昇バフをかけて回復量を増やすなど、使っているこちらが引くぐらい回復して場に居座り続けるハイスペック恐竜となっている。1個くらい通常種に分けてあげればいいのにと思わなくもない

ジュラシックワールド・エボリューション[]

飼育可能な恐竜として登場。

キャンペーンモードの最終ステージ「イスラ・ソルナ島」で飼育可能&野生の個体が歩き回っている。 人気は剣竜類の中ではトップクラスだが、少々飼育条件が面倒くさいことと、彼女が登場する以前に優秀な恐竜が出揃っていることもあって、攻略における利便性が薄いのが欠点。

ジュラシックワールド・エボリューション2[]

飼育可能な恐竜として続投。

どこのモードにもいる恐竜で、それなりに飼育するのも簡単だが、攻略面において光る個性がそんなにないという残念仕様は変わらないままである。

Jurassic World: Primal Ops[]

レアリティ「レジェンド」の恐竜として登場。イベント限定の生物だが、恒常ガチャやクエストの景品としても雀の涙程度のDNAを入手することができた。

他のステゴサウルス科の恐竜同様、尻尾を振り回して攻撃するが、その範囲がエグイ位に広いため、敵を一掃する事に関しては他の追随を許さない最強格の恐竜であった。

Jurassic Park Series 1[]

映画に登場しなかったものの、玩具はしっかり発売された。

Stegosaurustoy

The Lost World Series 1[]

映画のカラーリングで登場。 日本でも一部店舗で発売されていたことがある。

Stego

カードゲーム[]

ジュラシック・パークⅢ[]

以下の玩具が発売されていた。

ArcticStegosaurToy

Jurassic Park 2011 toys[]

発売されなかったものの、下記のような玩具の発売が予定されていた。

Unreleased stego

Jurassic Park DINOSAURS[]

こちらは発売されたジュラシック・パーク由来の玩具。 金型はおそらく「The Lost World Series 1」の流用である。

Trainer


ジュラシック・ワールド/炎の王国[]

以下の玩具が発売されていた。

ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ[]

アニメに出てきた個体とは違うカラーリングで発売、しかもバリオニクスとの抱き合わせである。

Kentrosaurus

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制作の舞台裏[]

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コンセプトアート(ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク)
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コンセプトアート(ジュラシック・ワールド)

ロスト・ワールドが企画された際、ステゴサウルスは真っ先に登場する恐竜リストへ上げられる事になった。(その理由についてはトリビアの項を参照)

最初、大人と子供2つのアニマトロニクスが、マーク・メートルとスコット・ストッダードが率いる5人のデザイナーたちによって作成され、アル・スーザとカーク・スコディスがアニマトロニクス内に仕込む機械の設計を担当した。

Steven with Steg

成体のアニマトロニクスは全長7.9m、高さ4.8mにも達したらしく、当時作成された模型の中で二番目にデカい代物だったと、特殊スタッフの1人であるジョン・ローゼングラントは語っている。 子供は全長2.4m、高さ1.2mほどの大きさで「クレア」という名前が付けられた。 ちなみに男の子だったらしい。彼のアニマトロニクスは、デイブ・グラッソによって原型が作成され、ボブ・マノがメカニック制作を担当した。

ステゴサウルスが登場するシーンは、カリフォルニアのプレーリークリークレッドウッド州立公園で撮影されており、作成されたアニマトロニクスは2頭とも運ばれたが、土壇場になって「大人の模型を動かしたら、万が一のとき俳優さんが危険じゃね?」という作る前に気づけよ考えが浮かんだため、実際にカメラの前で演技したのは、サラが写真を撮るために近づいた子供のステゴサウルスのみであった。 つまりあのステゴサウルスは「クレア」だったという事になる。

最終的に、大人のステゴサウルスが登場するほとんどのシーンはCGIを使用して撮影されており、アニマトロニクスは恐竜ハンター団のキャンプにサラとニックが潜入するシーンで使用されるにとどまった。

トリビア[]

  • 幻の1作目における出番は、あのお腹を下して倒れているトリケラトプスのポジションであり、もし出演していればグラント博士のお気に入りは彼女になっていたかもしれない。
  • 無事に次回作へ出演できた理由は、スピルバーグ監督の元に「どうしてステゴサウルスは映画に出なかったの?」という子供からの手紙が殺到したから。
    • 後にこの事を知った、コンセプトアート担当の「マーク"クラッシュ"マクリーリー」氏は、後悔の念を口にしている
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ギャラリー[]

・映画[]

ステゴ s1
ステゴ s3
Steg fk
ステゴ s2
Jurassic Park: Institute


・コンセプト・アート集[]

関連項目[]

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