概要[]
ダリウス・ボーマン(Darius Bowman)は、ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプに登場する主要人物の1人で、本作の主人公でもある。
人物像[]
ヌブラル・シックスのメンバーであり、チームのリーダー的存在である黒人の男の子。 超が付くほどの恐竜好きで、兄や仲間達からも「恐竜オタク」と呼ばれるほど知識が豊富である。
普段は家でゲームをしたり、恐竜に纏わる本などを読んでいると語っているため、どちらかと言えばインドア派である。 しかし運動神経はさほど悪くないというか普通に良い方で、時速40キロの走力を持つカルノタウルスから逃げ切ったりするなど、インとアウトが両立したハイブリッド的人物である事がうかがえる。
性格は非常に真面目かつ責任感が強い。 故に様々な問題にぶつかっても決して怖気づくことなく、解決に向かって尽力する様が印象的である。 しかし問題を解決する過程において自分1人で物事を抱えてしまう傾向がみられ、仲間との連携が上手くいかず我先に突っ走った結果、潰れる寸前に陥ってしまうなど、創作の主人公にありがちな弱点を彼も抱えている。 また真面目すぎるが故に融通が利かない場面も多々見受けられ、自分が一旦「こうだ!」と思ったことをなかなか覆そうとしない。 例えそれが仲間からの指摘であったとしても、自ら過ちを直に体験しない限りは一切考えを改めないなど、よく言えば一途、悪く言えば頑固な面が見受けられる。
このような真面目一辺倒な性格が形成された理由として、幼きころに亡くした父親の存在がある。 彼の父親ことフレデリック・ボーマンは、いつも優しく溢れんばかりの愛を以てダリウスに接しており、難病と闘いつつも家族のことを第一に考える父親を彼は心の底から尊敬していた。 その気持ちは死して幾年月が流れた現在においても彼の心で生き続けており、同時に大好きな父親を失った辛い経験から「大切な人を絶対に失いたくない」という確固たる想いへと繋がって、どんな困難が待ち構えていたとしても果敢に立ち向かい解決しなくてはならないといった考えを持つに至ったのだと思われる。
なおダリウスは、父親から化石のネックレスを貰っており、それを宝物として常に身につけている。 シーズン1の混乱時に失くしてしまった際は相当なまでに落ち込んでいたが、後に再発見して以降、最終シーズンに至るまでそれは彼のトレードマークとなっていた。
シリーズにおける活躍[]
現状、出演作は全てサバイバル・キャンプ関連の作品に限られている。
・シーズン1[]
一般公募向けに配信されていたゲームをクリアし、その特典として唯一白亜紀キャンプへの参加資格を得られたラッキーボーイとして登場。
夢にまで見たジュラシック・ワールドにやって来たこともあって、周りが引くレベルで大興奮していたが、同じイベントに参加していたケンジの口車に乗せられ、在りし頃のラプトル4姉妹に襲われる未曾有の危機に陥った挙句、初日でキャンプから追い出されそうになる事態に見舞われた。 その後は紆余曲折あってカルノタウルスに追われたり、インドミナス・レックスに追われたり、モササウルスに付け狙われたり、プテラノドンに食われかけたりとキャンプどころか現世からも追い出される寸前まで追い詰められたものの、たった1人の仲間を除いて何とか生き残ることに成功。 激動の初シーズンを終えることができた。
・シーズン2[]
ヌブラル・シックスの面々と共に、救助を呼ぶべく尽力したりサバイバル生活をして逞しく生き抜いていた。 そんな彼は劇中、父親の面影を醸し出すミッチにまんまとダマされ、仲間はもちろんのこと恐竜たちを危険にさらすミスを犯してしまうが、仲間たちと力を合わせて撃退することに成功。 色々あったがとりあえず生きてシーズンを終えることができた。
・シーズン3[]
紆余曲折あってミッチの船を入手したため、それを修理しがてら島への脱出を計画する。 途中、オウラノサウルスの襲撃に遭ったり、脅威の新種「スコーピオス・レックス」に襲われたり、仲間であるベンがワガママをこねまくったり、ブルックリンがウー博士率いる傭兵に攫われるなどいろんな経験を経て、最後はみんな揃って島からの脱出に成功した。
・シーズン4[]
こちらも紆余曲折あって、舞台がヌブラル島からマンタ社所有の島に移ったことで、また冒険が続くことになった。 しかしたどり着いた島にてヌブラル島にはいなかった恐竜がわんさかいた事もあって、テンションがこれ以上ないくらいにハネ上がる。
その一方で、互いに意気投合したメイ・ターナー博士から恐竜のボイスが収録されたタブレットを託されており、これが後々彼らの最大の武器となる。
・シーズン5[]
敵側に寝返ったケンジとの関係に揺れつつも、マンタ社との最終決戦に臨む。
事件が解決して本土に戻った数年後には、兄に負けず劣らずな逞しい青年に成長しており、義兄弟となったケンジと共に暮らしている事が明らかになった。 他のヌブラル・シックスの面々とも縁が切れていないようで、ビデオ通話で会話した後、ふと窓から外を見た際に何処からか逃げ出したと思しきブラキオサウルスの群れを目撃。 感嘆を混じえた笑みを浮かべて5シーズンに渡るサバイバル・キャンプの冒険に終止符を打った。
ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ: 秘密の冒険[]
主人公兼、実質のプレイアブルキャラとして登場。
プレイヤーの選択によって彼を含めたヌブラル・シックスらの運命が変わるため、心して挑むように。
余談[]
- ヌブラル・シックスの中では、誰ともカップリング成立しなかったキャラクターである。
- 似たような境遇のベンですら(人ではないにせよ)バンピー、ファイアクラッカーとのカップリングが成立しているため、彼だけ薄い本を作ることが困難な孤高の存在となっている。