概要[]
ティラコレオ(Thylacoleo)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する哺乳類の一種である。フクロライオンとも。
その生態[]
新生代鮮新世前期~更新世後期のオーストラリアに生息していた肉食動物で、外見はネコ科動物に似ているが、カンガルーら有袋類の仲間である。
体長はおよそ1メートルほどとさほど大きな印象は受けないが、当時の環境においては最強クラスの肉食動物であり、発達した筋肉とハイエナ2匹分の咬合力を駆使して獲物を狩っていたとされている。 そんな彼の別名は「フクロライオン(Marsupial Lion)」という。
頭蓋骨の化石 |
ただし現実世界における近縁の子孫は、ライオンなどのネコ科生物ではなく「クスクス」と呼ばれるサルっぽい生き物だったため、発見当時は草食の大人しい生物と考えられていた時期もあった。 しかし歯の摩耗っぷりがどう見ても草木を食べるそれではないことから、前述の肉食性が判明した。
姿かたちは上記のようにライオンと瓜二つであり、祖先は違うが同じ生態的地位(ニッチ)にいたことでよく似た姿に進化する「収斂進化」を起こしていたが、獲物を殺すための牙は犬歯ではなく前歯になっていたり、前肢の親指が大きく発達しており物をしっかり掴むことができるなど細部は異なっている。また、走ることは苦手だったらしく、森林の樹上や茂みに紛れて獲物を待ち伏せしていたと考えられる。
しかし、その後オーストラリアに渡ってきた人類によって獲物である巨大有袋類ディプロトドンを乱獲されるなどの環境破壊によって絶滅してしまったという。(ただ、現在でも目撃されているとかいないとか……)
シリーズにおける関わり[]
主にゲーム作品を中心に活躍中。
ジュラシックパーク・ビルダー[]
飼育可能な生物の一種として登場。
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
イベント戦「揺れる大地」をクリアすることで入手できるレジェンド級生物として登場。
ゲームにおける彼女の体色はどれだけレベルが上がっても黒を基調としているのだが、宣材写真では何故か真っ白けっけである。
Jurassic World アライブ![]
今ではお出かけしても出会えない哺乳類として登場。 彼女を入手するにはバトルで勝つか、イベントで出現した個体にダーツをぶち込んでDNAを集めるしかない。
素早さと体力が高く、ダメージ軽減+状態異常洗浄+クリティカル増の先制技『徘徊』を持っている。 これによって相手の攻撃を最小限で受け流しつつ、カウンターでぶん殴り、相手の防御を破壊して最大体力の6割以上をごっそり削る『引き裂きテイクダウン』で屠るのが主な戦法となる。
ただし素の攻撃力と防御力は低いため、徘徊ありきの戦法に頼らざるを得ないのが難点。 そのため自身より素早く、回避を無視してくるエルリコサウルスなどの相手には非常に弱い。
また、最近になって『引き裂きテイクダウン』がオミットされ、代わりに『暴食テイクダウン』となった。また、『ミディアムカウンター攻撃』も『責苦のカウンター打撃』に変更された。
ギャラリー[]
・ジュラシックパーク・ビルダー[]
・Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
関連項目[]
- ジュラシックパーク・ビルダー
- Jurassic World™: ザ·ゲーム
- Jurassic World アライブ!
- スミロドン(そっくりさん)
- プロコプトドン、ディプロトドン(遠い親戚)