ジュラシック・パーク Wiki
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概要[]

ティラノサウルス ・ジュニア(Junior)は、ジュラシック・パークシリーズに登場したティラノサウルスの一種である。

イスラ・ソルナ島に生息していた8頭のティラノサウルスの1頭で、ティラノサウルス ・バックドゥの息子である。 ジュニアというのはローランドさんがつけた便宜上の名前なので本名ではない。(当然だけど)

体色はバックによく似た緑色をしているため、性別はオスだと思われがちだが公式には発表されていないため、男の子か女の子かの区別については未だ不明である。

シリーズにおける活躍[]

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク関連の作品に登場している。

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク []

イスラ・ソルナ島に生息していた子供のティラノサウルスで、物語が始まった時はまだ生後数週間程度であった。

それでも近所のゴールデンレトリバーぐらいの大きさを誇っており、何を食ってここまでデカくなったんだと問い詰めたくなるような急成長を遂げている。 しかしティラノサウルスとしてはまだまだ未熟なため、エサなどの確保は親にやってもらっている。

いつものようにママ(orパパ)が狩ってきてくれたエサを、自宅でモリモリ食べていたところをティラノサウルス・ストーカーことローランドさんに見つかり、親をおびき出すワナとして放置される。 (脚が折れていたが、これは削除シーンで酔っ払ったラドローがジュニアの脚の上で尻餅をついた為である。その証拠にジュニアが縛られていた場所のすぐ側にラドローの飲んでいた酒瓶が置いてある。)身動きが取れないうえに他の肉食恐竜に襲われるかもという恐怖に怯えながら、暗闇で必死に『ゴーーーーーン!!』と痰が絡んだような声で鳴いていたら、サラ&ニックというローランドさんよりヤベェやつ優しい人間に拾われ、トレーラーで治療を受けることになった。

ジュニア1
ジュニア・孤島の診療所にて

全ての治療が終わった頃合いに、ジュニアのヘルプを聞きつけた両親がようやくお迎えにあがり、やっとこさ家族揃ってお家に帰ることになった。(その後怒り狂った両親は人間相手に一悶着起こすのだが、ジュニアには関係ないことである)

その後は特に出番もなくそのままフェードアウトするかと思われたが、ラドローさんの手によってまたまたさらわれていたことが発覚。(ピーチ姫かお前は) 同じく捕まったパパよりも先にカルフォルニアの地を踏むこととなる。

ラドローの目論見通り、「ジュラシック・パーク・サンディエゴ」の目玉にされるかと思われたが、間一髪のところでマルコムサラに救われ、知らぬ間に暴れまわっていたパパと共に島に送り返される前に、ラドローさんと一緒に狩りごっこをして楽しみ、ようやくお家に帰れることとなった。

ロスト・ワールド -ジュラシック・パーク2-[]

ティラノサウルス親子の子供として、2頭登場している。

つまり厳密に言えば、映画に登場したジュニアとは別個体であるのだが、足を折られたりマルコム一行に治療されたり、自身に責苦を与えた相手に対して復讐するシーンが存在するなど、活躍自体は映画とほぼ一緒である。

Chaos Island: The Lost World[]

一部のミッションに登場。

内容は映画と同じくジュニアを親元に戻すか、見つけてやることだったらしい。

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(AC)[]

ステージ3にて、マルコムサラに介抱される形で初登場。

映画と同じくケガを負っていたらしく、トレーラーにて治療を受けていたが、その際怒り心頭のパパとママが登場。 結果的に連れ戻される形で親元へと帰っていった。

ちなみにステージ4では、ジュニアを狙うラプトルを狙撃しろというミニミッションが挿入されるのだが、何の前触れもなく唐突に始まるため、一種の初見殺しとなっている。 もししくじると親がブチギレ、何故かプレイヤー側を攻撃してくるので、仕損じないように。

LEGO (R) ジュラシック・ワールド[]

両親とともにロスト・ワールドのミッションにて登場。

やられていることは映画と同じだが、優しい世界なので足は折らないしブロックが割れることもない。ただ脚を治療する場面の時外れた右足を普通に「カチッ」とはめて治す少しエグい治療をしている。

ジュニア2

The Lost World Series 1[]

商品のひとつとして発売。

Night Hunter Series[]

発売はされなかったが、ラインナップ自体はされていた模様。

Jurassic Park: Dinosaurs[]

体色が異なるが発売されていた。

ちなみにこの時の名称は「Young T. rex」なため、ジュニアという名称で発売されていたわけではない。

Jurassic Park: Dinosaurs 2[]

こちらは「Micro T-Rex」の名称で発売された。 しかも体色が映画のものと異なっている。

レガシーコレクション[]

単品に加え、バックとセットになったジュニアの玩具が発売されていた。 こちらは概ね映画準拠のカラーリングとなっている。

日本では未発売。

その後について[]

イスラ・ソルナ島にて生息していたティラノサウルスたちは、ジュニアを含めて六頭いたとされている。 しかし一部の個体を除いてソルナ島出身のティラノサウルスは未だに再登場しておらず、その一頭であるジュニアの消息については全く判明していない。

長年ファンの間ではジュラシック・パークⅢにて、スピノサウルスのかませ役として散った「ティラノサウルス・ブル」という個体がジュニアの成長した姿だと噂されており、後々明かされた公式設定として「やられたティラノは若い個体だった」というものがあったこと、そしてジュラシック・パークのコンペーションに参加していた「マット・ウィンストン」が風説を認めるような発言をしたこともあって、この説は界隈で大きく広まることとなった。(ただしジュニアとⅢのティラノはよく見ると体色が異なっていることと、マットが認めたというのもあくまでリップサービス的なニュアンスで発言しただけであるため、決して公式が認めたわけでないことを留意していただきたい)[1]

ただ1つだけハッキリしている事は、ジュラシック・ワールドが始まる前イスラ・ソルナ島に生息していた恐竜達は全てヌブラル島に移されたという裏設定が存在し、これが事実なら2015年の時点でジュニア達は古巣を離れヌブラル島へお引っ越ししたことになる。(実際ジュラシック・ワールド0でもその事実を暗示する表現が存在していたりする。) [2]ただしインジェン社のリストによると、当時生息していたティラノサウルスはパークで飼育していたレクシィしかいないと言っているうえに、「炎の王国」においては引っ越し先のヌブラル島が火山活動の影響で崩壊してしまった影響で、島にいたほとんどの恐竜が死滅してしまったとされている。

ここから推測するに、現在に至るまでジュニア達が生存している確率は極めて低く、すでにお亡くなりになられているのではと考えられる。 ただしこれはあくまで想像上なので、ウィートリー率いる捕獲チームに無事保護され、故郷から離れた遠いアメリカの地にて、かつての両親と同じく子宝に恵まれている可能性も無きにしも非ずである。 事実近年の作品にて、バックとドゥの生存が確認されたりイスラ・ソルナ島に生息していたとされるティラノサウルスや、前述したどのティラノサウルスとも違う未確認の新個体も発見されていることもあって、あながちファンの妄想として切り捨てられない領域に来ている感があったりする。

ジュニアは一体どうなったのか。 通説通りⅢでスピノに殺されたのか、ヌブラル島でひっそりと生涯を終えたのか、人知れず己の道を見つけたのか。 どちらを支持するかはファンの方それぞれの感性にお任せするという事なのかも知れない。

制作の舞台裏[]

ジュニアは制作初期におけるのCGアート、コンセプトアートなどが残っており、当初は緑色ではなく褐色であったことがわかっている。 また制作当時はティラノサウルスの幼体の化石が発見されておらず[3]、ジュニアの造形は大人のティラノサウルスを子供サイズに縮めただけのデザインになっており、現在知られているティラノの幼体とは姿形が全く異なっている。

撮影用に実物大のアニマトロニックが作成されており、高さ121cm、長さは243cmであった。 ゴールデンレトリバーとほぼ同じくらいの大きさといえば、コイツがいかにデカブツであったかがよく理解できるだろう。

出典[]

  1. https://www.youtube.com/watch?v=X7o84mPcbO4
  2. ただ飽くまで裏設定である為、映画でその事を間接的に否定する内容が存在すればその裏設定は無かったことにされる「場合」がある。実際新たなる支配者でラムジーの「バイオシン社では最初の頃はソルナの恐竜を捕獲して保護区に移送していた。(意訳)」という発言からジュラシック・ワールドのオープンを控える中ソルナ島の恐竜をヌブラル島に全頭移送したとは信じ難い。ただジュラシック・ワールド0でソルナ島からジュラシック・パークⅢで登場したあのオスのヴェロキラプトルを島に輸送する描写が存在するため実際の所映画と裏設定の存在の強さがどちらにあるかはよく分からない。一つの可能性としてウィートリーが率いる傭兵軍団は(ジュニアがソルナ島にいたため)捕獲せずその数年後にバイオシン社が捕獲した。」というものかと思われる。(尤もこの小説での設定が作中でも生きているかは分からないが)
  3. 厳密にいえば「ナノティラヌス」と呼ばれるティラノの幼体が発見されていたが、当時は姿がよく似ている別種として扱われていたため、参考にはされなかったと思われる。

関連項目[]

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