概要[]
ディモルフォドン(Dimorphodon)は、ジュラシックパークシリーズに登場する翼竜の一種である。
元々古生物ファンの間では有名な翼竜であったが、ジュラシック・ワールドに出演したことで一般大衆にもその名が広く知られることとなった。
その生態[]
ジュラ紀前期のイギリスに生息していた小型の翼竜で、体長はおよそ1メートルであった。(これは小学校1~2年の子どもと同じくらいである)
鳥のような嘴が備わっていたというイメージが強い翼竜の中で、ディモルフォドンはトカゲの頭を引っ付けたような摩訶不思議な姿をしていた。 翼の生えたラプトルと言えばなんとなく想像がつくかもしれない。 そのデカくてゴツイ顔に備わったアゴにはいくつもの歯が生えそろっており、終生乳歯すら生えなかったプテラノドンと比べて立派なものを持っていたとされている。 そのご立派なキバを持ってして食べていたものは魚や昆虫、陸上を歩き回る小型の動物だったらしく、当時は小さなハンターとして名を馳せていたのかもしれない。
全身骨格 |
ただし頭がデカすぎるくせに翼が妙に小さかったため、さほど飛行能力に秀でていたわけではないらしく、鳥のように終始バタバタ飛び回っていたわけではないようである。
この翼竜が初めて発見されたのは今からおよそ200年前の1828年、水性爬虫類を数多く発見した古生物学の母『メアリー・アニング』によって、その姿が地中より掘り起こされた。
その標本 |
彼女の発見した化石は頭が欠けていたこともあってか、当時はプテロダクティルスだと判別されたが、後々頭も発掘されここでようやく新種として認められることとなった。
シリーズにおける活躍[]
「ジュラシック・ワールド」に出演したことを皮切りに、色々な作品に出演しているご様子。
ジュラシック・ワールド[]
パーク内にある施設「翼竜ドーム」内にプテラノドンと共に飼育されていた。
お家の中でぬくぬくのんびり過ごしていたところ、いきなり「ダイナミック・おじゃましま~す!」をカマしてきたインドミナス・レックスにビビり、外へと逃げ出してしまう。
その後は同居人らと共にパークの人間たちに襲い掛かり、主役であるオーウェンに対しても牙を向けたが、背後から迫ってくるゴリラの波動に目覚めたクレアに致死量の麻酔弾をぶち込まれ倒されてしまった。
ちなみに別の個体は島から脱走しようとした際、たまたま隣を通りすがったインジェン社の傭兵に狙撃され、海の中へダイブしてしまった。カワイソス
ジュラシック・ワールド/炎の王国[]
生きている個体は登場しなかったが、前作で起こったパークの惨劇を中継するニュース番組の映像として出演。
作中、生息地であるヌブラル島は火山の噴火によって壊滅状態に陥り、後のロックウッド邸においても姿を見せなかったため「ひょっとしたら絶滅したのでは?」と心配されていたが、オークションの商品として名前は上げられていたため、再絶滅だけはなんとか免れた。
件のニュース映像 |
ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ[]
シーズン3より登場。
図らずも自身のテリトリーに侵入してしまった子供たちに対して、映画よろしく大群をなして襲いかかった。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者[]
マルタ島のブラックマーケットにて生体が登場。 ヌブラル島から人間社会に適応するためか、背中の部分に剛毛が生えている。
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(PS)[]
敵キャラクターとして登場。 ちなみにこれがシリーズ初出演作である。
ジュラシックパークIII・恐竜にあいにいこう[]
飼育可能な翼竜として登場。
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
2015年11月30日よりゲームに参戦。
レアリティ「レジェンド」に属しており、自身よりはるかにデカいプテラノドンにも勝るステータスを持つ。
単体でも普通に強いが、彼女とメトリアカントサウルスを混ぜ合わせて作られる「メトリアフォドン」というハイブリッドは、ゲーム中最強格の性能を誇っていたりする。
LEGO Jurassic World[]
ジュラシック・ワールドシナリオに、敵キャラクターとして登場。 条件を満たせば使用することも可能である。
Jurassic World アライブ![]
レアリティ「コモン」の翼竜として登場。 かつては野生出現しなかったが、今では特殊エリア4の上空を飛び回っている姿がよく見られる。 裂傷技を持っているため体力の多い強靭相手に一役買ってくれるが、如何せん下から数えたほうが早いくらいには貧弱なため裂傷だけ与えて退場することもしばしば。
ジュラシックワールド・エボリューション2[]
飼育可能な翼竜として実装された。
ジュラシック・ワールド[]
2種類のレーベルより玩具が発売されている。
ジュラシック・ワールド/炎の王国[]
映画本編に出演していないにもかかわらず、炎の王国を題材としたレーベルの玩具から、やたら多くのディモルフォドンが発売されている。
ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ[]
「アタック・パック」と呼ばれるレーベルにラインナップされており、色違いが2種類用意されている。
トリビア[]
ジュラシック・ワールドのプロデューサーこと「パトリック・クロウリー」は、自身のお気に入りがディモルフォドンであることを明かしている。 ちなみに監督も好きらしい。
ギャラリー[]
・制作時の画像[]
・Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
脚注[]