概要[]
デイノケイルス(Deinocherius)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する恐竜の一種である。
恐竜データ[]
白亜紀後期のモンゴルに生息していた草食恐竜の一種。 見てくれはテリジノサウルスに似ているが、実際はオルニトミモサウルス類。 あのオルニトミムスの従兄弟である。
2019年に開催された恐竜博で一躍知名度が爆上がりした恐竜として知られているが、そんな彼も初めて人類の前に姿を現した1970年ごろは巨大な両腕の化石が発掘されて以降、ロクな化石が見つからない恐竜として古生物マニアの間で語り継がれる程度の存在であった。 そうした経緯もあって世間一般からの知名度は非常に低く、たとえ知られていたとしても「遠いモンゴルの地に、むちゃくちゃバカデカい肉食恐竜がいた」というフワフワした認識しか持たれていない不思議がいっぱいな恐竜であった。
そんな不遇な日々を過ごして幾年月の2006年から2010年。 大規模な発掘調査が行われた結果、2体分ものデイノケイルスの化石を発見。 しかもほぼ全身が見つかったという世紀の大偉業が成し遂げられた。 ところがその発掘作業中に頭を含んだ化石の一部をアングラな方達が盗んでしまい、せっかく全体像が判明しそうなところに水を差されるという由々しき事態が発生。 紆余曲折あって戻ってきたからよかったものを、もしこのまま永遠に見つからなかった場合は、古生物学会における多大な損失になるどころか、御空の彼方で見守っているデイノケイルスに対しても非常に不義理となってしまうところであった。 (良い子は絶対に真似しちゃダメだよ?)
そんな謎に満ちた存在から一転して、その素性が判明したデイノケイルスの身体的特徴はというと、歯が全く生えていなかったため、咀嚼することはほぼ不可能であった。 ではどうやってメシを食っていたかと言うと、豪快に丸呑みした後に近くに落ちている石を飲み込む。 それが胃の中に入ってすでに収まっていた草とブレンドされた後にペースト状となって腸の中へ・・・という仕組みだったらしい。
これはブラキオサウルスなどで有名な竜脚類もやっていた手法であり、咀嚼の必要がなくなることから、頭部を軽量化できる長所がある。デイノケイルスは大型の腕を持っていた為、尻尾との重量バランスの兼ね合いからこのように進化したのだろうと推測される。
シリーズにおける関わり[]
現状、シリーズ作品には2つほど出演している。
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
古生物の闇鍋ゲームに出演。
レジェンダリー・トーナメントの報酬として出現する。 それ以外では課金で購入できるパックやプライズドロップなどで出現するかもしれない。
Jurassic World アライブ![]
お出かけすると出会える恐竜として登場。 レアリティは「ノーマル」
初めて敵として出現した際、凶暴化攻撃と際限なく加速していくアビリティーがあまりにも強すぎて「なんだコイツ?」と驚かされること間違いなしな恐竜。
ジュラシックワールド・エボリューション2[]
2023年3月30日、有料DLC「羽毛恐竜パック」に収録されている恐竜として登場。