概要[]
ドラコレックス(Dracorex)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する恐竜の一種である。
恐竜データ[]
白亜紀後期の北アメリカに生息していた石頭竜こと堅頭竜の一種で、かの有名なパキケファロサウルスや『炎の王国』で大活躍したスティギモロクの仲間。
2003年に化石が初めて発見され、体は小さく、石頭とは言い難い平らな頭部だが、後頭部には立派な角が生えており伝説やファンタジーで語られる「西洋の竜(ドラゴン)」を彷彿とさせる。学名の「ドラコレックス・ホグワーツィア」もそこからとられたほか、種小名にはドラゴンも登場する人気作品「ハリー・ポッター」に登場するホグワーツ魔法魔術学校からとられており、命名者である恐竜学者のロバート・バッカーから「これがドラゴンの骨だ」とコメントされた……
……というのはもはや過去の話。後の研究にて、発見された化石がその小ささから幼体だった可能性が高まり、同時代同地域に生息していたパキケファロサウルスとスティギモロクとは角と頭のドームを除けば全く同じであることが指摘され、そこからジャック・ホーナーによって 「ドラコレックスとスティギモロクは、パキケファロサウルスの幼体または亜成体ではないか?(つまり3種は「同種」ではないか?)」 という仮説が発表された。今ではその説がすっかり定着し、ドラコレックスもスティギモロクもほぼ存在しない恐竜となっている。
とはいえ、ドラコレックスの発見は「成長によって姿が変わっていく恐竜」の存在が明らかになった貴重な証拠であり、パキケファロサウルスは最初は後頭部の角が成長し(幼体のドラコレックス)、角が成長した後そこから頭頂部のドームが成長を始め(亜成体のスティギモロク)、ドームが成長しきる頃には角が短くなっていく(成体のパキケファロサウルス)…といった感じに成長したと考えられている。また、新たに発見されたドラコレックスの頭骨には顎の前のほうに獣脚類のものに似た三角形の鋭い歯が生えており、幼少期(ドラコレックス)は肉食も行っていた雑食恐竜だったのではないかという新たな発見もされた。
シリーズにおける関わり[]
現在でもっぱら独立種ではなくなっているが、このシリーズではスティギモロク同様パキケファロサウルスの別種として登場することが多い。
Jurassic World アライブ![]
第一世代と第二世代の2種類が登場。現在、第二世代のみフィールドに登場し、原種はイベント限定という貴重な存在となっている。
バトルでは第一世代は優位、強靭系の攻撃が主であり素早さが高く、先制攻撃スタン技「突撃」を使えるが、第二世代はアーマーや防御破壊が主であり攻撃力がとても高い反面素早さが低く、交代時に相手の体力を4割ごっそり持ってく「残忍性(交代)」という真逆の性質を持つ。
ジュラシックワールド・エボリューション[]
飼育できる小型草食恐竜として登場。序盤のエンターテイメント部門のミッションクリアで登場するため、普通にゲームをやれば最初にアンロックされる恐竜である。
群れを好む性質なため1匹だとストレスを感じて脱走するため、必ず2匹以上で飼おう(おそらく「群れで暮らす恐竜」のお手本役だろう)。
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
『アライブ!』から逆輸入される形で登場。最終進化させると背中に鋭いトゲが生える。
ジュラシックワールド・エボリューション2[]
飼育可能な恐竜として本作でも続投。
相変わらずアピール値が少ないビギナーズラックな性能だが、ステージによっては重要な存在になることもあるためバカにはできない。