概要[]
ドードー(dodo)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する鳥の一種である。
ドードーと呼ばれる種は現在までに3種類確認されているが、当記事では世間一般の知名度が高く、シリーズにも登場している種である「モーリシャス・ドードー」について解説していく。
Jurassic World アライブ!に登場しているもう一羽のドードーこと「ロドリゲスドードー」は、該当記事を参照ください。
その生態[]
かつてモーリシャス諸島に生息していた小柄な鳥で、カモを一回り大きくしたような ふくよかボディが自慢だったと当時の記録より伝えられている。
現在でいう鳩と近縁の種であったが、翼が退化していたせいで飛ぶことが出来ず、鶏のように陸地をテチテチ歩く事しか出来なかった。 そんな貧弱スペックだったものの生息地に天敵がいなかったことが幸いし、彼らは長い間平和で楽しい毎日を謳歌していた。 尤もそれは外界より故郷の島へとやってきた肌のスベスベな奴らが現れるまでの話だったのだが・・・。
彼らの生活環境がガラリと変わったのは1,500年代初頭。 当時ロマンを求めて太平洋を突き進んでいた船乗りたちが、モーリシャス諸島を訪れすぐさまドードーを発見した。 初めて見る人類に対して警戒心を向けることなく近寄ってくるドードーは、たちまち彼らの動く玩具とされていき、多くの個体が理由もなく殺される事となった。 その結果ドードーの数は見る見るうちに減っていき、1681年に目撃されたのを最後に彼らは島からはもちろんのこと、地球からも姿を消してしまった・・・
・・・と、このようにドードーは、オオウミガラスやリョコウバトなどと同じように人類の手によって滅ぼされた哀しみの象徴として人々に広く名が知れわたっている。 ただし食料として狩っていたのは事実だが、前述のようにハンティング目的で殺したというソースはどこにもなかったりする。 むしろ彼らにとって脅威だったのは人間ではなく、犬やネコ、ブタなどであったと言われている。
またドードーは元々一家に1個の卵しか産まない繁殖力の弱い鳥だったうえに、巣を地上に作っていた。 そこに本来島に生息していない捕食者が現れたとなれば、か弱い彼らに対抗する術などない。 されるがままに蹂躙され、己の無力さに気づく間もなく滅んだと考えられている。 人類に発見されてしまったことがドードーにとって最大の不運だったのは言うまでもなく、もしいま現在に至るまでモーリシャス諸島が見つかっていなければ、今もドードーは島の中でのんびり楽しく暮らしていたのかもしれない。
シリーズにおける活躍[]
ジュラシックでもなんでもない近代出身の鳥だが、シリーズの名を冠した作品にはしっかり登場している。
ただしその役割は出演作によって大きく異なっている。
ジュラシック・ワールド/炎の王国[]
DPG事務所に貼られているポスターとして登場。
アンモナイト同様、一瞬しか映らないため気づくのは非常に困難である。 初見で発見出来た方は友達に自慢するといいだろう。
ジュラシックパーク・ビルダー[]
飼育可能な鳥類の一種として登場。 ゲームの性質上、しっかりとバトルにも参加する。
本来は飛べない鳥のはずだが、今作ではパタパタと宙を舞って相手を攻撃することができる。
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
今作では当初、ファイターとしてではなくエサとして登場していた。
主にカバーン属性の肉食獣に狩られており、その際に発する悲痛な叫びは我々の心に2秒ほど持続する罪悪感を植え付ける。
だが、そんな不遇な扱いを受けて彼女も我慢の限界を迎えたのか、2023年9月ごろに実装された新たなるパス「ドードーの襲来!」にてファイターとして堂々の参戦。 新生代の生物でありながらも草食属性、そして事前に参戦していたコンピーと同じ群れ生物として今までの鬱憤を晴らすかの如く大暴れする。
餌としてのドードー。 モフモフした毛皮が特徴的である。
こちらはファイターのドードー。 デザインはアライブ版のものを流用している。
Jurassic World アライブ![]
2021年5月11日に実施されたアップデートよりゲームに参戦した。 (日本では12日)
ハーストイーグルに続く近代出身の生物であり、パークエリアにて低確率で出現する。
当ゲーム初の群れ生物であり、仲良し三羽烏のドードーたちが力を合わせて敵に立ち向かう。(ただしダーツを打ちこまれた際は、1匹を残して何処へと逃げてしまう薄情な面もあるのだが)
・剛勇鳥ドードー[]
2021年4月2日(アメリカでは1日)限定で登場した巨大でこの特別なストライクイベントに挑む「愚か者」はいるかな?
「愚者のストライク」という名のストライクイベントにてボスキャラを務めており、愚者という二つ名からは想像できないくらいの恐ろしい実力を秘めている。
余談[]
- 『Jurassic World™: ザ·ゲーム』には、期間限定のボスキャラとして『死のドド』なる紫色のドードーが登場する。
- Ludiaが開発・運営している「ジュラシックパーク・ビルダー」「Jurassic World™: ザ·ゲーム」「Jurassic World アライブ!」にて、ファイターとして登場している鳥類は現状ドードーのみである。