概要[]
ナーストケラトプス(Nasutoceratops)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する恐竜の一種である。
取り上げるメディアによってはナストケラトプス、または ナスートケラトプスと呼ばれることがあるが、当記事では断りがない限り、シリーズオフィシャルとなっている「ナーストケラトプス」と呼称させてもらう。
恐竜データ[]
白亜紀後期の北アメリカに生息していた角竜の一種で、現在でいうユタ州を根城にしていた。
セントロサウルス亜科に属する角竜が消え始め、カスモサウルス一族が幅を利かせ始めていた時代にひょっこり登場したセントロサウルスの一族で、体長およそ5メートル、鼻がパキリノサウルスのように丸まっているなど、やや原始的な体のつくりをしていた。
そんな彼の最大の特徴が内側に湾曲したツノで、綺麗な弧を描いて伸びるそれは、現生生物であり焼肉で食べるとウマいやつこと牛のツノような形をしていた。
ウシみたいなの化石 |
ナーストケラトプスが新種として認められたのは2013年であり、2010年に登録されスターダムへとのし上がったシノケラトプスよりも業界に入って日が浅いということになる。 発見されている化石はこの特徴的な頭蓋骨と上腕くらいと非常に少ないものの、これからの研究に期待がかかる期待のニューフェイスであることは間違いないだろう。
シリーズにおける活躍[]
一番有名なBattle at Big Rock以外にも、結構色々な作品に顔を出している。
Battle at Big Rock[]
ナーストケラトプスの映像初出演作にして出世作。
短編ながらもシノケラトプスに次いで映像作品に出演した記念すべきザ・サードマンな角竜である。
劇中での活躍はキャンプに来ていた一家の元に親子で現れ、雰囲気はすっかりサファリパークになったところにアロサウルスが出現。 子供が食われかけたので体当たりして敵役を怯ませるというどこぞのカルノタウルスのリプレイを見ているかのような戦いを繰り広げたのち、どこかへ行ってしまった。
上記の行動を見るに、ソルナ島にいたティラノサウルスと同じく我が子を想う気持ちが強く、カミソリのような歯を持つアロサウルスに噛まれても無傷で動き回れるなど鋼のような耐久力を持っているようだ。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者[]
前述の作品から続投する形で登場。 白亜紀ではヌーのように複数の個体が群れをなして川を渡っていた。
現代では幼体がどこかの牧場の経営者に捕らえられ、売りに出されそうになっていたところをクレアらに摘発され救われる。
その後、経営者が取り返そうと車で追いかけた際は成体が現れ、車をめちゃめちゃに破壊してしまった。
ジュラシックパーク・ビルダー[]
飼育可能な恐竜の1頭として登場。 2014年に配信されているため、実はこれがシリーズデビュー作。
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
2015年9月30日に新しく配信された。 つまりこれがナーストケラトプスにおけるシリーズ出演第2作目である。
ノーマルからLv.20になってもさほど姿形は変わらないが、Lv30を超してきたあたりで体が赤くなり「あぁ、やっぱトゲトゲビビッドカラーになるのね」と思った途端のLv.40の姿が凄まじい。もはや原型とどめたないじゃんと言いたくなるくらいのマッシュアップを遂げた。
ジュラシックワールド・エボリューション[]
こちらはナーストケラトプス、ケラトプス科の恐竜です。 目の上に2本の角を生やしている姿は、なんとなく現代の牛に似てますね。
2019年8月27日、無料アップデートにて「Battle at Big Rock」のタイアップ企画としてなんの前触れもなく参戦した。 しかもこれがBig Rock版ナーストケラトプス、初お披露目である。
序盤から飼育することが可能だが人気はトリケラトプスやシノケラトプスと比べると低めで、同じ種類の仲間が3体いないとストレスを溜め始め、フェンスをぶん殴りにかかる。 とはいえそこまで飼育が難しいわけでもなく、角竜にしては珍しく多種の恐竜も温かく迎え入れてくれる懐の深さも持ち合わせている。
ただし大型・中型の肉食恐竜とはウマが合わず、戦闘して勝つと相手を空高く打ち上げてくる。 こいつと戦う予定のあるメトリアカントサウルスとバリオニクス、マジュンガサウルス、スピノラプトル、インドラプトルは地面に足をしっかりつけて頑張っていただきたい。
Jurassic World アライブ![]
「Battle at Big Rock」のタイアップ企画として2019年8月30日に配信された。 かつてはイベント限定でのみ登場した恐竜だが、現在はローカルエリア3の日中にのみエンカウントすることができる。
性能自体は減速or攻撃ダメージ減の打撃技に「スタン攻撃(強)」が揃っており、一般的な角竜の範疇を越えないノーマルなステータスが割り振られている。 ただこの恐竜は2体のハイブリッド素材として使用することが出来るうえに、どちらも強力な性能(もしくはその進化先が優秀)を持っていることもあってDNAがいくつあっても足りない状態になりがちである。
ジュラシックワールド・エボリューション2[]
飼育可能な恐竜として続投。
発売前から登場がアナウンスされており、そのためかどうかは不明だが飼育環境の整備や、序盤におけるゲーム進行を手助けするようなステータスが割り振られているなど、攻略のお供として扱いやすい恐竜となっている。
ジュラシック・ワールド/炎の王国[]
・アニア[]
ちっちゃいフィギュアの代名詞であるアニアより発売されているナーストケラトプス。 Battle at Big Rockのデビューより前に発売されているため、体色など体の特徴がだいぶ異なっている。
玩具においてはおま国仕様の多いジュラシックパークの玩具において、これはしっかりと国内で発売されている。 販売を担当しているのはトミカやプラレールなどでおなじみの「タカラトミー」である。
・ダイノ・ライバルズ[]
動く恐竜玩具の決定版、ダイノ・ライバルズにラインナップされている。 造形はアニアのナーストケラを少し大きくした感じとなっている。
こちらはおま国仕様なので、購入したい方はAmazonか輸入ショップへ急ぎましょう。