ジュラシック・パーク Wiki
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概要[]

ニーマ・クルーズ(Nima Cruz)は、Jurassic Park: The Gameに登場する主要人物の1人である。

人物像[]

傭兵および密輸業者として生計を立てているコスタリカ人の女性で、年齢は20〜30代くらい。 娘が1人いる。

仕事内容からも分かるとおり、かなりアングラな環境に身を置いており、そのせいもあってか性格はかなり利己的である。 また目的のためであればどんな人間でも利用し、出し抜いた後に見捨てることも決して厭わないなど、表面的な人物像はかなりのワルであり、同ゲームに登場したメガネみたく「さっさとくたばってほしい」と思わずにはいられないキャラクター付けがなされている。

そんな彼女はかつてイスラ・ヌブラル島に住んでいた「トゥンシー族」と呼ばれる先住民の生まれであり、幼少の頃はヌブラル島にて生活していた。[1] しかし1981年、インジェン社がヌブラル島を購入したことにより、コスタリカ政府から立ち退きを命じられ、故郷を追われる身となってしまう。 [2] その後、衣・食・住の提供を約束され移住した居住区は、案の定劣悪な環境であったそうで、極貧の生活を余儀なくされたのちに家族は離散。 部族の仲間も絶望のどん底に叩き落とされるという悲劇に見舞われた。

そうした悲しい過去があるが故に、前述した利己的な性格になった、というより成らざるを得なかったようで、彼女がアングラな世界に身を投じているのは単に生活費を稼ぐための手段としての側面が強い。 その性根自体もティラノサウルスに襲われそうになったジェシカ・ハーディングを見た際、すぐさま助太刀に向かうなど、そこまで真っ黒に染まっているわけではないのが窺える。 またそういった仕事で稼いだお金は全て、自身の娘を養うために使われており、同じく極貧の生活を送っているであろう愛娘に「人間として最低限の幸福を味わってほしい」という彼女なりの親心が滲み出ている。

とどのつまり、インジェン社が先住民たちと交わした約束を守って、最低限のケアを施していれば......。 というかそもそも「ジュラシック・パークを作りたい!」などとハモンドがハッスルしなければ、こういった人間は生まれなかったことになる。 まぁそうなったらそうなったで、このコンテンツが生まれないというジレンマが発生するので、結果的にはこれで良かったのかもしれないが......

作中における活躍[]

ゲーム中におけるプレイアブルキャラとして登場。 後述する2択以外では、ミスった時点でほぼゲームオーバーとなってしまう。

劇中では元ヌブラル島の住民ということもあり、案内人兼マイルスのボディガードとして活動。[3] その道中、恐竜に襲われて半死半生の目に遭ったり、故郷の島が見る影もないレベルに破壊された現実を目の当たりにするなど、かなり悲惨な目に遭ったものの、何とか終盤までハーディング一行と生き残ることに成功。 最終ステージである「南桟橋」へと辿り着くが、そこで突如現れたティラノサウルスに襲われてしまい、その過程で「襲撃されそうな『 ジェシカ 』と踏み潰されそうな『 バーバソル缶 』どちらを取りますか?」といった選択肢がプレイヤーに突きつけられる。

この2択のうち、どちらを選ぶかによって彼女の運命が大きく変わることとなるのだが......。

・バーバソル缶を選んだ場合[]

缶を拾った直後、ティラノサウルスに襲われそのまま捕食されてしまう。

この選択肢を選んだ場合、ニーマ死亡のままゲームが進むため、そのままクリアするとハーディング一家しか生き残らない、言わば「バッドエンド」となってしまう。

・ジェシカを選んだ場合[]

間一髪、襲撃されそうになったジェシカを救出。 その後は彼女と共に脱出用のボートを準備し、無事に島からの脱出に成功。

一攫千金の近道であったバーバソル缶を失い「今後の生活はどうしようか」と途方に暮れていた際、ジェシカが船内で大金を発見。 ちょっと未来に希望を抱けそうな展開を見たところで親の声よりよく聞いたテーマソングが流れ、感動のエンディングを見ることができる。

出典[]

  1. 作中のセリフから推測するに、トゥンシー族のモデルは、同じコスタリカに住む原住民「ブリブリ族」であると思われる。
  2. この時、彼女を含めた部族のグループが抗議運動を起こしたが、コスタリカ政府が派遣した鎮圧部隊によって多くの犠牲者が出たことが明かされている。 なおこの鎮圧部隊のメンバーには、後にヌブラル島にて救出任務に携わることとなるオスカー・モラレスがいた。
  3. 実際はネドリーがしくじった際の「プランB」要員として、バイオシン社より雇われたそう。

関連項目[]

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