概要[]
ガストルニス(Gastornis)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する鳥類の一種である。
その生態[]
新生代初期、恐竜が滅んで間もないころの世界を我が物顔で蹂躙していた、ダチョウのゴジラバージョンのような大型の鳥である。 かつては「ディアトリマ」という名で知られており、そちらの方が馴染み深い方もいらっしゃるかもしれない。(この2つの名の関係性については後述)
翼は退化していたため飛ぶことは出来なかったものの、代わりに丸太のようにたくましい脚と時代劇俳優並みにデカい顔、そしてラジオペンチの50倍もの厚みがある巨大なクチバシを持っていた。
かつてはこの恵まれた体型をフル活用し、近くをうろつき回る哺乳類らを追いかけ、追い詰めたところを容赦なく蹴り殺し(!)、その身を喰らっていたいわば当時の生体系のトップに君臨していた肉食鳥だったとされていた。 いわば絶滅したはずの恐竜が姿を変えて舞い戻ったようなものであるから、当時の哺乳類としてはたまった存在ではなかっただろう。
ただし近年の研究によると、彼らの体は肉を喰らうよりむしろ木の実などを食べるのに好都合な体だったことが判明し、現在では生粋の草食鳥として扱われている。
ガストルニスの仲間は現在、様々な国で発見されているのだが、その中の1つに当項目で紹介している個体とそっくりそのまんまの姿をした巨鳥が発見された事例がある。
アメリカで発掘されたその化石は「ディアトリマ」という名前が付けられ、新たなるアメリカの王として広く親しまれていたのだが、後々このガストルニスとの相似点がいくつか見受けられたことから、現在は同一種としてされてしまい「ディアトリマ」の名前は姿を消してしまった。
現在においてガストルニスが幅を利かせているのは上記のような理由があるわけだ。
シリーズにおける関わり[]
主にゲーム作品を中心に活躍している。
ジュラシックパーク・ビルダー[]
飼育可能な鳥類の一種として登場。
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
サバンナ属性のVIPレジェンド生物としてゲームに参戦。
同じ属性のケレンケンやウルティノテリウムと比べると攻撃力が段違いに高いため、高火力アタッカーとしての起用が期待できる。