なんてことだ...ここは鳥籠だ
...鳥籠?
概要[]
プテラノドン(Pteranodon)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する翼竜の一種である。
世界的に有名な翼竜であり、当シリーズにも頻繁に顔を出している。 当記事では世界的大スタープテラノドンが恐竜界のブロードウェイにていかなる活躍をしているかをまとめていく。
その生態[]
蝙蝠のような翼を持つ大型爬虫類『翼竜』の代表格、かつ象徴的な種族。
1870年、古生物学者オスニエル・チャールズ・マーシュらによって発見され、プテロダクティルスに似ていたことからプテロダクティルスの新種と考えられたが、のちに別属と判明し、改めて"プテラノドン"と命名される。主に北アメリカ大陸で発見されるほか、日本でも化石の断片が見つかっている。以前までは多くの種を抱える属でもあったが、近年その分類は整理されつつある。
グライダーのように、上昇気流を翼で掴んで飛行する飛翔方法を用いていたと考えられている一方、筋力は鳥ほどはないとも言われており、映画などで用いられるような「人間を鷲掴みにして飛ぶ」という荒技はできないとされている。
最大の特徴は口と後頭部で、名前の通りほかの翼竜とちがって歯が無いため、ペリカンの嘴のような大きな顎を持っている。後頭部のトサカの役割は種の特定の目印、体温調節の器官、首を支点にバランスを取って嘴を動きやすくした、飛行中の気流の察知に役立った…など諸説ある。
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シリーズにおける活躍[]
著名な翼竜なため、映画を含め色々な作品に出演している。
ジュラシック・パーク[]
生体の登場はないが、パーク内にあるショップのグッズとして絵柄のみ登場。
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク[]
デビュー作。本編での出番はなく、ラストで咆哮する姿が映し出されるのみ。
ジュラシック・パークIII[]
放棄されていた「鳥籠」に生息していたオスの個体群が登場。[1]
前作では脚本変更により出番をほぼ失ったため、ファンにとっては待望の登場だったが、役回りはエリックを攫い雛の餌にしようとするという恐ろしく古典的なものだった。エンディングでは、閉まりきっていなかった鳥籠の扉から脱出した個体がイスラ・ソルナから飛び立っていく。
ちなみに、今作では不可能だったと思われる「鳥の様に羽ばたいての飛行」を行っている。また、学名の意味は「歯のない翼」にも拘らず、何故か歯が生えている。
ジュラシック・ワールド[]
前作と違いサイズも小さくなり歯は生えていない現実に近い姿となっている。ディモルフォドンと共に数多くの個体が翼竜園のドームの中で暮らしていたが、彼らと同じ理由で脱走し、手当たり次第に観光客を襲う。その内の1頭がザラを攫うも、湖でザラを嬲っていたところをモササウルスに襲われ、ザラごと餌食となった。
ちなみに前作とは違い全てメスなのでトサカが小さくなっている。
ジュラシック・ワールド/炎の王国[]
火山が最活発化する少し前に、大群で森の上を飛んでいた。イスラ・ヌブラルでの逃走劇において彼らの大部分は、空を飛ぶことが出来るため脱走することが出来た。
その後どうやって捕獲されたのかは不明だが、数羽がロックウッド邸にて収監されていた。メイジーによって外の世界に開放され、傭兵の一人を襲う。 エンドロール後の映像ではラスベガスに群れが出現していた。
Battle at Big Rock[]
エンドクレジットのおまけ映像にて登場。
結婚式場でピジョンリリース直後の鳩を捕らえていた。カップルの心境や如何に...。
ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ[]
敵キャラとしてヌブラル・シックスに襲いかかる役割として登場。
作中における出番はかなり多く、舞台がヌブラル島からマンタ社所有の島に変わっても登場するなど、普遍的な悪役としての描写がなされていた。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者[]
ワールド三部作の完結編にも、当然のごとく登板。 新入りのケツァルコアトルスと連携プレーで飛行機を撃墜する活躍を見せている。
ジュラシック・パーク(MD)[]
記念すべきゲーム初デビュー作で、敵キャラクターとしての登場であった
ジュラシック・パーク(AC)[]
赤紫とゴールドに輝く2種類のプテラノドンが登場。 ガリミムスの鳴き声を発しつつ、ジープに向かって体当たりしてくる。
Jurassic Park 2: The Chaos Continues[]
敵キャラクターとして登場。 大と小の2種類が存在し、前者は洞穴に潜んでいてプレイヤーに危害を加えることはないが、後者はバンバン襲ってくるため注意されたし。
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(AC)[]
プテラノドン名義のゲオステルンベルギアが登場。 つまり厳密に言えばプテラノドン本人は出演していないのだが、そんな細かいことを気にする人間はこの世界に2人と存在しないはずなので、まぁええやんという事で、これで話はおしまい。
Jurassic Park: Trespasser[]
オペレーションセンターの壁画としてのみ登場。 生体は出現しない。
ジュラシック・パークⅢ(AC)[]
敵キャラクターとして登場。 普通の個体とボス格の巨大な個体がプレイヤーに襲い掛かってくる。
Jurassic Park III: Danger Zone![]
採取すべきDNAの対象として登場。
Jurassic Park III: Island Attack[]
敵キャラクターとして登場。
Jurassic Park III: The DNA Factor[]
敵キャラクターとして(ry)
Jurassic Park: Survival[]
敵キャラとして登場していたと思われるが、肝心のゲームが発売されなかったので、そんなこと知ったこっちゃないのである。
ジュラシックパークIII・恐竜にあいにいこう[]
飼育可能な翼竜として登場。 何故か2種類のプテラノドンが実装されている。
Jurassic Park III: Dino Defender[]
敵キャラクターとして登場。
Jurassic Park: Dinosaur Battles[]
アイテムの1つとして登場。 直接操作する事はできない。
Jurassic Park: Explorer[]
ゲームをクリアすることでCGアートを閲覧することができる。
Jurassic Park: The Game[]
映画にて設定上のみ存在していたプテラノドンが、ようやく生体として登場。
ただし今作では、傭兵部隊の乗っていたヘリコプターを落とす以外、大した見せ場はなかった。
ジュラシックパーク・ビルダー[]
飼育可能な翼竜として登場。
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
・第一世代[]
・第二世代[]
飼育可能な翼竜として登場。 第一世代と二世代が登場しており、どちらもレアリティ「レジェンド」である。(二世代のみ頭にVIPがつく)
どちらもめちゃくちゃ強いわけではないが、全く使えないほどでもない。 上手いタイミングを見計らってバトルに出す、それかさっさとハイブリッドの素材として進化させるか、お好きな方を選んでください。
LEGO Jurassic World[]
Ⅲとワールドシナリオに敵キャラとして登場する。 条件を満たせばプレイアブルキャラとして操作することも可能。
LEGO Dimensions[]
ジュラシック・ワールドのキャラクターのくせに、何故かバットマン・ムービーのステージ「The Energy Plant」に登場している。(一方、ジュラシック・ワールドのステージにおいてはポスターでしか登場しない。 何故に?)
Jurassic World アライブ![]
お出かけすると出会えるレアリティ「エピック」の翼竜として登場。
交代時に攻撃力が上がることとアーマー貫通のカウンター、そしてシールド破壊技といい技が揃っている。 ただし耐久力が紙同然という事に加え、各種抵抗力は一切備わっていないため、デバフにとても弱い欠点がある。
ジュラシック・ワールド:アフターマス[]
Part1,2ともに登場するが、本格的に絡んでくるのは2からである。
ジュラシックワールド・エボリューション[]
その特殊な生息環境のために、参戦することはないと思われていたが、最後のDLCである「Return To Jurassic Park」にてまさかの登場。あの巨大鳥籠こと「エイビアリー」を引っ提げて参戦した。
外見はジュラシックワールドに登場した黒い体の歯のない個体ではなく、ジュラシックパークIIIに登場した茶色い体に歯を持つ個体のもの。これは彼が初めて解禁されるステージがDLCのタイトル通りジュラシックパーク時代のステージだからだと考えられ、実際エイビアリーのデザインもジュラシックワールドのガラス製のものではなく、ソルナ島にあった金網製のものである。ちなみに「熱帯雨林」スキンの個体の外見は初登場のロストワールドの個体に酷似している。評価値が高く、しかも作ったらあとは一切世話をしなくてよいという仕様。エイビアリーに自ら穴をあけることはなく、勝手にエイビアリー内の魚や水を飲んで満足してくれるので、非常にお得である。
ただこいつらも生物、寿命でいつか死んでしまう上、嵐でエイビアリーが壊されると野生の本能がままに逃げ出し、二度と帰ってはこない。しかもそのまま野生に還ってしまう。人間を子供の餌にするような怪物を放置するとは、相当ガバガバなパークである。まあ元来人が何人死のうと平然と運営するようなパークなんだし、たいして変な話ではないか。ちなみに野生の個体は実際に空を優雅に飛んでいるところを時々見ることができる。
ジュラシックワールド・エボリューション2[]
続編である今作にも参戦。ただし、今作ではデザインがジュラシックワールドの歯のないものになった。一応スキンでIIIの姿も実装されている。
今回、エイビアリーのシステムが大きく変更されており、エイビアリーの拡張が可能になったり、内部の編集が可能になり、フィーダーを用意したり、環境条件を整えてやることが必要になった。そうしないと最後、とうとう自らエイビアリーをブチ破って外に出るようになった。しかし今作では麻酔を撃って鎮圧することができるようになったが、それはパーク内にとどまり続けるということ。その時は映画さながらに客を襲うようになった。このようにシステムが恐竜たちのそれに近くなっている。
なお今作では翼竜の種類が増えており、映画のように同じエイビアリーにディモルフォドンと一緒に暮らすことも出来るようになった。場合によっては争うこともあるため、彼女らが暮らすエイビアリーには目を光らせておこう。
Jurassic World: Primal Ops[]
レアリティ「レジェンド」の翼竜として登場。 メインストーリーで唯一解禁できるレジェンド生物であり、メインシナリオの第7章 - ミッション ~第3幕をクリアすることで仲間にすることが可能だった。
そんな彼女の能力は、密猟者を高威力のドラム缶で焼き払うチート技で、先制攻撃で打ち込むと上手い具合に周囲の敵を一掃することができる。
以下の玩具が発売されている。
Die-Cast: Jurassic Park[]
記念すべきプテラノドンの初玩具がこちら。 海外限定なため、日本では発売されていない。
The Lost World Series 1[]
カードゲーム[]
CamoXtreme[]
Jurassic Park III (Hasbro)[]
Jurassic Park III (海洋堂)[]
Jurassic Park 2009[]
Jurassic Park: Dinosaurs[]
Jurassic Park: Dinosaurs 2[]
Jurassic Park: Dinosaurs 3[]
LEGO Jurassic World[]
Legacy Collection[]
ジュラシック・ワールド[]
ジュラシック・ワールド/炎の王国[]
Jurassic Park Adventures: Survivor[]
ティラノサウルスに殺される役割として登場した。
ちなみにこの光景を見ていたのは、後にプテラノドンに攫われる事になるエリックであった。
Jurassic Park Adventures: Flyers[]
Ⅲのラストに登場した7頭のプテラノドンが登場。 フロリダのユニバーサル・スタジオへと押し入り、そこにいた観客たちを恐怖の渦へと叩き込んだ。
ちなみにこのプテラノドンたちには、それぞれ以下の通りの名前がある。
- Elder: グループのリーダを務める、最年長のプテラノドン。
- Flood: Elderの娘で、波を思わせるような青色と岩場のような灰色が混じった色をしている。
- Fire: Floodの仲間(もしくは恋人?)で、身体に深紅の燃えるような模様があるのが特徴。
- Goldie: 群れ一番の暴れん坊で、翼が金色っぽくなっている。
- Lightning: Goldieと同い年のプテラノドンで、その名の通り翼に稲妻のような白筋が2本備わっている。
- Spike: 若いプテラノドン。
- Trip: 若いプテラノドン。
ラスボスを務めるはずだった翼竜[]
「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」ではラストにちょろっとしか登場しなかったプテラノドンだが、実は初期項においてはマルコムたちに立ちふさがるラスボスとして出演する予定があった。
彼女がラスボスに選ばれるまでの過程は、映画「ジュラシック・パーク」にまで遡る。 実はこの時点でプテラノドンは登場する予定があったらしく、小説に登場した鳥小屋を作って何らかの形で出すことが検討されていたものの、最終的に「コストがかかりすぎる」という問題点が解消できなかったこともあって最終的には断念された。
それから4年後に制作されたロスト・ワールドでは予算も潤沢になったこともあって、鳥小屋どころかプテラノドン を1匹2匹作ってもお釣りがくるくらいの撮影環境となっており、プテラノドンも当初登場する予定として下図のように絵コンテまで切られていた。
これが現存する絵コンテ |
話の内容としては、ニック・ヴァン・オーウェンの尽力もあって救助ヘリを要請し、無事に島から離れることができたマルコム一行。 しかしその眼前におびただしい数のプテラノドンの群れが現れ、ヘリに襲い掛かった。最終的に退けることに成功したものの、この戦いによってニックが死亡し、3人となってしまった一行は一抹の寂しさを背負いながらアメリカ本土へと帰国する・・・と、そんなストーリーであった。
映えある初舞台でトリの大役を務められるとあれば、ワクワクするほか仕方がないプテラノドンであったが、実はその裏では制作チームが大混乱に陥っており、いざ撮影が始まった時にはなんと台本すら完成していないという凄まじいまでに荒んだ現場となっていた。 その時のゴタゴタもあって、プテラノドンの大群が活躍するはずだったシーンは脚本から削除されてしまった。 ただしこの時使うはずだったプテラノドンのモデルや鳴き声はすでに作成されていたため、ボツにしてしまったせめてもの謝意だったのか、完成した映画のラストにチラッとプテラノドンを友情出演させる形式を取ったとのこと。
以上のように、古生物界隈においてスター的存在であったプテラノドンのデビューが如何に険しく長い道のりを辿っていたのかが分かっていただけた事であろうが、こうした修羅の道を潜っているのは何もプテラノドンだけではなく、かの有名なジュラ紀の帝王ことアロサウルスや、ティラノ・スピノをも凌ぐ巨漢として名を馳せていたギガノトサウルスですら、デビューに至るまでに何度も出演を打診されながらも大人の都合でボツにされまくり、10年以上かけてやっと銀幕デビューを果たせた過去があるため、いくら世間的な知名度が高くともそう簡単にデビューなどさせてくれない。 それだけこのコンテンツが古生物界隈において立つ事が難しい、夢の大舞台であることを実感していただけることだろう。
余談[]
- プテラノドンの鳴き声は作品ごとに異なっており、その作り方もかなりユニークなものである。
- デビュー作となったロスト・ワールドでは、箱からフロスを取り出す音を遅くしてミキシングしたものが採用されている。
- 一方のⅢは、成体が大型の鳥の鳴き声 (オオミズナギドリやアホウドリなど) [11] とイワダヌキの鳴き声をミキシングしたもの。 幼体はマングースが喧嘩している際に出している鳴き声を採用したとのこと。[2]
- Ⅲに出演したサム・ニールによると、プテラノドンがヴェロキラプトルと対面するシーンの撮影が予定されていたとのこと。
- また、映画のラストシーン候補の1つに、グラント博士たちが脱出用に乗り込んだヘリに向かってプテラノドン一行が襲いかかってくるという血も涙もないシーンがあったとのこと。
- 小説版ジュラシック・パークには登場していないものの、表紙カバーの絵柄としては起用されている。
ギャラリー[]
・コンセプトアート[]
◯ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
◯ジュラシック・パークⅢ
◯ジュラシック・ワールド
・ジュラシックパーク・ビルダー[]
・Jurassic World™: ザ·ゲーム[]