概要[]
プロトケラトプス(Protoceratops)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する恐竜の一種である。
恐竜データ[]
白亜紀後期のモンゴルに生息していた角竜の一種。 当時の環境において最も繁栄していた恐竜として知られており、『白亜紀の羊』などという呼び名が付けられていたり、子供から大人まで非常に幅広い年齢層の化石が数多くの標本が見つかっていることからもそれが頷ける。
何気に、世界で初めて卵の化石が発見された恐竜でもある。
白亜紀の羊の化石 |
全長はおよそ2メートルと非常に小さく、人間からしてみると本当に羊のような大きさであった。 フリルは存在するもののツノといったものは一切なかったため、後進のトリケラトプスらと比べると防御面にやや不安が残る。
それでもタックルすれば人間を吹き飛ばすくらいのパワーは出せていたとされており、後述の観点からして噛む力もあったと推測されている。 また当時の環境における肉食恐竜はヴェロキラプトルやオヴィラプトルなどの小型種くらいしかおらず、体格上彼らを狙って襲いかかることはほとんどないため、さほど武装しなくても生活する上では問題ないという事情もあったようだ。(一応大型肉食獣であるタルボサウルスもいたことにはいたらしいが、体格が違いすぎることもあってあまり狙われなかったとされている)
尾っぽが何故か泳ぎに適したパドルのような形をしていたため、日頃から泳いでいたのではという説が存在する。 ただし現状、彼らが水中で活動していた確かな証拠があるわけではない。
プロトケラトプスが恐竜ファン問わず有名な理由は、シリーズの看板恐竜ヴェロキラプトルと同郷であることと、彼と戦ったと思われる化石が発見されていることが大きい。
こんな光景が昔はよく繰り広げられていたのだろうか |
この有名な化石は、自身に襲い掛かったラプトルを返り討ちにするため、または子供を守るために戦ったなど今日に至るまで様々なシュチュエーションが妄想されているが、中にはたまたま濁流か流砂に飲まれた結果、組み合ってるような姿で化石化したという夢のない考察もなされている。
シリーズにおける活躍[]
そこまで大きな出番には恵まれていないものの、チョコチョコ出演している。
ジュラシック・パーク[]
ハモンドが食堂で自身の夢を語るシーンにて登場。 ただし生体ではなく壁画なため、「こいつ何処にいたんだ?」と思った方も多かったのではないだろうか。
左端にいるのがソレ |
ジュラシック・ワールド/炎の王国[]
ロックウッド邸に展示されている化石として登場。
こちらも一瞬しか出ない上に、そこまでドアップで映るシーンもなく、自己主張の激しいアグジャケラトプスに食われまくっていることもあって普通に映画を見ている分にはまず気づかない。
右方2つ目の標本がソレ | 拡大してみた図 |
「見てみぃコレ! イザベラ・サーモンと同じシーンに映っとるで!」の図 |
ジュラシックパークIII・恐竜にあいにいこう[]
飼育可能な恐竜の一種として登場。
Jurassic World アライブ![]
当初はステージの背景として化石の標本が登場する程度の出番であったが、2024年8月21日よりレアリティ「エピック」の生物としてフィールドおよびバトルの場にて活躍する運びとなった。
ジュラシックワールド・エボリューション[]
ゲーム中におけるヴェロキラプトルの説明文に名前だけが登場している。
Jurassic Park: Redemption[]
「Jurassic Park: Redemption」シリーズに登場、3作目である「Jurassic Park: Redemption III」にも出演。
ティム・マーフィーが所持していた写真に写っていた個体がそれである。
1作目における出番 |
3作目では、ティムが経営する新しいジュラシック・パークのお披露目恐竜として、ウー博士が作り上げた個体が登場。 作中では彼の研究所にて暮らしており、施設を訪れたティムに撫でられる姿が描かれた。
3作目における出番 |
関連項目[]
- ジュラシック・パーク
- ジュラシック・ワールド/炎の王国
- ジュラシックパークIII・恐竜にあいにいこう
- Jurassic World アライブ!
- Jurassic Park: Redemption
- トリケラトプス
- ヴェロキラプトル