概要[]
ヘレラサウルス(Herrerasaurus)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する恐竜の一種である。
恐竜データ[]
三畳紀後期のアルゼンチンに生息していた肉食恐竜で、恐らくこの時代に生息していた恐竜の中ではトップクラスの知名度を誇ると思われる。
体長およそ6メートルほどと、後年に登場する恐竜と比べればかなり小柄な部類ではあったが、当時はこれでも十分巨大であり、この恵まれた体格を武器に以下のような抗争を繰り広げることとなる。
今から約2億5千年前の南米には、最大派閥と呼べる種が3つ存在していた。
1つは我らがご存知恐竜と、2つ目が哺乳類っぽい爬虫類で知られるキノドン類、そして3つ目が古代ワニの一種であり陸を拠点に活動していたラウイスクス科であった。
この3つの内、最も勢力を伸ばしていたのがラウイスクス科で、平均6メートル超えの圧倒的な体躯と、残忍なまでの凶暴性を武器に恐竜とキノドン類を圧倒。 2億3千万年ごろには、南米のシマをほとんど牛耳るほどの巨大派閥へと成長を遂げた。 このままラウイスクス科が全国制覇を達成するかと思った矢先、突如として現れたのが自身と同じ体躯を誇るヘレラサウルスなどの巨大な恐竜であり、徐々に勢力を拡大。 キノドン類や他の爬虫類を狩りながら、ヘレラサウルスとラウイスクスとの抗争が勃発することとなった。
大柄ながらも俊敏な動きで相手を翻弄するヘレラサウルスに、比較的鈍重なラウイスクスは苦しめられるもなんとか抵抗を続けた。 次第に両者ともに疲弊し始め勝負がつくのは時間の問題と思われていたその時、事件が発生する。
頭蓋骨 |
この頃恐竜組にて、コエロフィシス科なる若造が参入したのだが、これが突如として内紛を勃発。 頭であるヘレラサウルスを裏切る事態が発生した。
小柄ながらも俊敏な恐竜たちにヘレラを含め、対立していたラウイスクスらも苦しめられる。 そしてこの内紛が起こったあたりで三畳紀の大絶滅が発生し生態系が崩れる大事件が南米含めた全生物に襲いかかり、ヘレラとラウイは共々死滅することとなった。
一方、反旗を翻したコエロフィシスの一派はこの大絶滅をなんとか凌ぎ、彼らの血筋が現在我々がよく知る肉食恐竜の源流となっていくのであったとさ。
シリーズにおける活躍[]
三畳紀を代表する恐竜ということもあってか、色々な作品に出演している。(といってもゲームばかりなのは内緒の話)
ジュラシック・パーク[]
生体の登場はないものの、パークでは飼育されていたことになっており、地図内にヘレラサウルスの頭蓋骨が描かれたマーカーが存在している。
ジュラシック・ワールド/炎の王国[]
こちらも生体としての登場はないが、化石としてチラッと登場している。
ちなみに映画が始まる前からヌブラル島には、ヘレラサウルスが何頭か野生で生息していたそうだが、どこかのタイミングで絶滅してしまったらしい。
下から4つ目の赤文字がそれ |
Jurassic Park: The Game[]
シリーズ初デビュー作。
パークに備え付けられたジェット・コースターこと「ボーンシェイカー」にて、プレイヤーに襲いかかってくる。
ジュラシックパークIII・恐竜にあいにいこう[]
飼育可能な恐竜の一体として登場。
LEGO (R) ジュラシック・ワールド[]
生体の登場はないものの、ゲーム本編で登場する地図内にヘレラサウルスの紋章が表示されていた。
ジュラシックワールド・エボリューション[]
恐らくこちらが一番日本人にとって馴染み深いヘレラサウルスの登場作品。
元々は有料DLC「肉食恐竜パック」内に収録されている恐竜の一体だったが、現在流通している「コンプリート・エディション」にはデフォルトで収録されている。(ただし両方とも飼育には条件を満たす必要がある)
小型肉食恐竜の中では最も人気が高く、パークの人気をあげるのにうってつけである。
ジュラシックワールド・エボリューション2[]
飼育可能な恐竜として続投。 本作は有料DLCを購入せずとも、パークへお招きすることができる。
序盤で解禁可能なうえにゲノムデータを揃えやすい、おまけに生息環境の整備も楽チンという点から、チャレンジモードを攻略するにおいて非常に役立つ存在である。
Jurassic World: Primal Ops[]
レアリティ「レア」の恐竜として登場。 デザインはエボリューションシリーズのものを流用しており、待機時のモーションが何故か石頭竜のものになっている。