概要[]
メガネウラ(Meganeura)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する昆虫の一種である。
その生態[]
石炭紀の大空をブンブン飛んでいた巨大なトンボである。
その大きさは最大で70センチほどだったと言われており、これは現生してる中で最大級のトンボであるテイオウムカシヤンマ1.6センチを鼻で笑い飛ばせるレベルのデカブツであり、コイツ以上の体躯を持ったトンボは今も昔も現れていない。
ここまでデカくなれたのはひとえに、当時の環境があまりにも歪だったことが挙げられる。 石炭紀の酸素濃度は現在と比べると相当濃かったとされており、そのパーセンテージたるやなんと35%だったという。現在の濃度が21%だったことを考えると凄まじいまでの濃厚さであり、これを吸って光合成した植物は大きく成長、その裏で昆虫たちもモリモリ巨大化し、中にはメガネウラのような巨体を持つに至った生物もいたという。 つまり石炭紀という時代はバケモノクラスの昆虫たちが跋扈する、弱肉強食の世界だったということになる。
そんなテラフォーマーズのような世界の頂点に立っていたのがメガネウラの血族だったわけだが、その春はとても短かったようで石炭紀の次の時代であるペルム紀が終わる頃には全てが死滅してしまい、バケモノの血を引く子孫は現世に存在していない。
シリーズにおける関わり[]
中生代の生物をメインに扱うシリーズにおいて、昆虫の出る幕などなし・・・と思いきや、ちゃっかり本家の小説に出演していたりする。 尤も最近はそのジンクスすら打ち破るヤツが出現してしまったのもあるが...
ジュラシック・パーク(小説)[]
パーク内で飼育されている生物として登場。 なんと放し飼いにされていた。
劇中に登場した個体はおよそ180センチと設定されており、ゴールデンレトリバーの2倍の体躯を誇るデカブツだった。 そんなバケモノを見てもあどけない子供レックスは「あれは何かしら?」 とグラント博士に問うのだから、この作品に出るキャラは総じて肝っ玉がバカでかい。
なお、ジュラシック・パークの生物は琥珀に埋もれた蚊が吸った血を元にして復元されたはずなのだが、どう考えても血を吸えないであろうメガネウラをどうやって復元したのかは謎に包まれている。
Return to Jurassic Park[]
劇中の1コマにその姿が描かれている。 ただメガネウラかどうかは言及されていないので不明である。
Jurassic Park (NES)[]
敵キャラクターとして登場。
ジュラシック・パーク(SFC)[]
敵キャラクターとして登場。
ジュラシックパークIII・恐竜にあいにいこう[]
飼育可能な昆虫として登場。 名前はメガネウラではなく「メガニューラ」と表記されている。 怪獣かな?