概要[]
メガロセロス(Megaloceros)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する哺乳類である。メガロケロスとも。
その生態[]
約200万年前~7,700年前(新生代第三紀鮮新世後期~第四紀完新世)のユーラシア大陸北部に生息していた大型のシカ。日本ではもっぱらオオツノジカ(ギガンテウスオオツノジカ)と呼ばれており、マンモスやケブカサイと並んで氷河期を代表する生物である。
名前が示す通り非常に巨大な角が特徴であり、角は差し渡し最大3.6m以上、重量は合計50kgを超えるといわれ、この角を支えるために首筋から肩にかけての筋肉が発達していた。この角は現世種同様に発情期において性的ディスプレイ及び闘争の手段として使われたと思われる。巨大な角と巨体から現世種のヘラジカやワピチと近縁であるかのように思えるが実際には類縁関係は遠く、近年の研究によるとアカシカやダマジカのほうが近縁にあたるらしい。
あまりにも角が巨大すぎるため、かつてはそれが原因で環境変化に適応できず絶滅したとされていたが、むしろ他の大型動物と同じく拡散していった人類の狩猟の標的にされて乱獲されたことのほうが絶滅の大きな痛手だったようだ。ただ、「ニーベルンゲンの歌」に出てくる「Shelch」という動物との関連性も指摘されており、紀元前700~紀元前500年ごろまで少数がスティリア地方や黒海にいたという説もある。
ちなみに日本にも森林に暮らし角の形状が異なる固有種のヤベオオツノジカがいたが、こちらも人類の乱獲により絶滅してしまった。
シリーズにおける活躍[]
もっぱらゲーム作品にマンモスらとともに後から出演している。
ジュラシックパーク・ビルダー[]
飼育可能な哺乳類として登場。
流石に子どものころは角が小さいが、成長すれば立派な角になる。また、レベルがあがるとダマジカやニホンジカの夏毛で見られる白い鹿の子模様が現れる。
Jurassic World™: ザ·ゲーム[]
新生代生物の雪タイプの哺乳類として参戦。
進化させると白い縞模様が背中に現れる。また、同系統にエウクラドケロスも登場したほか、本種とインドリコテリウムを融合させたハイブリッド「インドリコセロス」、さらには本種をモチーフにした新生代ボスの「嵐08」が登場している。
Jurassic World アライブ![]
かつては散歩してても出会えないイベント限定生物だったが、今では火曜日に散歩すれば出会える曜日限定生物になっている。
バトルでは速い移動速度と減速耐性に加え減速シールド打撃や減速凶暴化などを使って先制を保ち、穴掘りや交代回復で体力回復することで長期戦にも耐えることができる。
また、剣竜ミラガイアと融合させたハイブリッド鹿メガロガイアも登場したが、その解説が悲しすぎる。