概要[]
ヤンチュアノサウルス(Yangchuanosaurus)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する恐竜の一種である。
恐竜データ[]
ジュラ紀中期の中国大陸に生息していた大型肉食恐竜で、体長は推定10メートルと当時の恐竜にしては最大級のデカさであった。
名前にある「ヤンチュアノ」とは、ヤンチャ坊主みたいな意味ではなく中国四川にある区画の1つ「永川区(ヤンチュアン)」に由来している。
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1977年のある日、貯水ダムの工事をしていた方が頭蓋骨を含んだ全身の骨格を偶然発見し、翌年この標本を「ヤンチュアノサウルス・シャンヨウエンシス」として学会に発表、新種として認められた。
その後、中国大陸で続々とヤンチュアノサウルスの化石が発見され、そのどれもが素晴らしい保存状態だったため、最も研究が進んでいる肉食恐竜の一種として注目を集めている。
比較的スマートな成りをしているのだが、生きていた頃は相当なマッチョだったらしく、特に足回りにはスプリンター顔負けなマッスルが備わっていたとされている。 それに加えて尻尾も長かったため、これを揺らしながら左右のバランスをしっかりとって力強い走りが実現できたとされる。
また他の肉食恐竜とは異なり、眼窩が1個余分についてるなどの違いもあるのだが、これは後に個体差であることが分かっている。
シリーズとの関わり[]
シリーズ1作目への出演を打診されたが出演出来なかった。
これが原因となったかは不明だが、その後も出演作にはあまり恵まれていない。
ジュラシック・パーク[]
ネドリーが奪う胚の1つとして登場する予定だったが、最終的にその役割はメトリアカントサウルスに取って代わられることとなった。
これは当時ヤンチュアノサウルスがメトリアカントと同種であると考えられていたことと、名前の響きがカッコよかったという理由で後者が選ばれたという経緯があるらしい。
ジュラシックパークIII・恐竜にあいにいこう[]
飼育可能な恐竜の一体として登場。
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