ラス・シンコ・ムエルテス諸島、「5つの死」と呼ばれる島だ。 5つで済めばよかったんだがな。
~ イアン・マルコム ~
概要[]
ラス・シンコ・ムエルテス諸島(Muertes Archipelago)は、ジュラシック・パークシリーズに登場する島の総称である。
『5つの死』を意味するラテン語であり、シリーズの主要舞台となることが多い「イスラ・ヌブラル島」、「イスラ・ソルナ島」らがこの諸島内に含まれている。
つまりここがあるからこそジュラシック・パークシリーズは成り立っており、ここが滅んでしまうとシリーズが終わってしまうと言えるかも分からない。 それだけ切っても切れない縁で結ばれている諸島である。
解説[]
コスタリカの南西200マイル離れた場所にある5つの島の総称で、 それぞれイスラ・マタンセロス、ムエルタ、ペナ、タカニョ・ソルナと名付けられている。(一番有名な島である「イスラ・ヌブラル島」は何故かこの名称の中には含まれておらず、実質ハブられている) これらの島々には「名付け親は親でも殺されたのか?」と勘ぐってしまうほどに物騒な名前が付けられているが、その由来は、ネイティブアメリカンの神話に由来しているらしい。(勇敢な戦士が行なった処刑の数々が名前の元ネタとなっているそうだが、結局物騒なことに変わりはない)
この名前が初めて登場したのは、記念すべき第1作目の映画「ジュラシック・パーク」で、後々小説でも名前が登場した。(逆輸入か元々あった設定かは不明)
ご存知の通り、この島の1つである「イスラ・ソルナ島」ではインジェン社が恐竜を生み出す研究を行なっており、そのせいで一悶着起こるのがシリーズのお約束、つまり諸悪の根源の根城として知られているが、彼らがこの島々全てを所有しているという確たる証拠は存在しない。 一応ソルナ島だけは所有権を持っているらしいが、残り4つの島まで持っているのかどうかは今の所不明である。
名前が登場する作品[]
ヌブラル島やソルナ島が有名すぎるため、名称だけ登場することはあまりないが、この項目では僅かながらに作中に名前が登場した作品をいくつかあげていく。
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク[]
マルコム博士がこの諸島について言及している。
そこから分かったことは、ラス・シンコ・ムエルテス諸島は少なくとも20個ある島のグループの一部に過ぎず、5つの島は弓なり状に存在すること、そしてアメリカ本土から15キロほど離れているということである。
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク[]
サラ達がトレーラーにて島の地図を見るシーンとして初めてラス・シンコ・ムエルテス諸島の全容が明らかとなった。
ソルナ島を含めた全島の形状がどうなっているかも今作で明らかとなるなど、長年ファンが疑問に思っていた謎がようやく明かされる形となり、これが後々の作品における諸島のオフィシャルな形になった。(と思われていたのだが...?)
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(ゲーム)[]
ローディング画面としてラス・シンコ・ムエルテス諸島の全容が表示された。
ただし島の配置は前述したマルコム博士の発言とは食い違っており、弓状というよりは、北斗七星の様になっていた。(だから5つの死なんですかね)
何故映画とゲームで形状が変わっているのかは不明で、版権元と開発側で設定をうまく共有できなかった・ゲーム開発時にはあまり詳しい設定が練られていなかった・面倒臭かったのいずれかに該当すると思われる。
ジュラシックワールド・エボリューション[]
このゲームではついにソルナ島を含めた全島に上陸することが可能となっており、島の内部がどうなっているのかが約20年の時を経て判明した。
ちなみに島の配置はちゃんとオフィシャルの弓なりである。