概要[]
ロックウッド・エステート(Lockwood Estate)は、ジュラシック・ワールド/炎の王国に登場するロケーションである。
ロックウッド・マナー(Lockwood Manor)、ロックウッド邸宅[1]などの表記揺れが存在する。
施設について[]
世界有数の富豪として知られる「ベンジャミン・ロックウッド」が所有している邸宅である。 非常に巨大な邸宅で、階層は見た感じと後述の地下室の存在から恐らく6階建てだと思われる。 バロック建築風の建屋と周りを森林に囲まれているロケーションから、何となくバイオハザードに登場する洋館を思わせる不気味さを漂わせている。 非常に辺鄙な場所に位置するためか来客はほとんど存在せず、作中においてその所在は明らかにされなかった。 しかし後に公開されたwebサイト「Dinotracker.com」にて、北カリフォルニアに居を構えていることが判明した。
いつ頃に建てられたのかは不明だが、少なくとも1980年ごろには家長であるベンジャミンと娘のシャーロット、そして秘書兼家政婦のアイリスが住んでいたという。 また、この年には長年の友人であったジョン・ハモンドと共に恐竜を生み出す研究に投資するようになっており、その過程でこの邸宅に研究所を設けることとなった。 かつて若かりし頃のウー博士も、この研究所に在籍していたことが判明しており、ここで初めて恐竜の再生に成功したという。[2]
この施設が初めて登場した映画「炎の王国」において、現在邸宅に住んでいるのはベンジャミンとアイリスと孫娘であるメイジーしかおらず、後に色々あって家長が亡くなったことから、現在は空き家になっていると思われる。
間取りについて[]
映画をご覧になった方はご存知の通り、凄まじく巨大な建物なため、部屋数も非常に多く、内装はほぼバイオハザード、もしくはアダムス・ファミリーのそれである。
ここでは作中にて明かされた部屋について、いくつか解説していく。
◯ミュージアム[]
邸宅に入って廊下を渡った先に存在する部屋で、ロックウッド・エステートを象徴する部屋である。 屋根は温室のようなガラスが張られており、そこから空を見上げることが可能だった。
ここでは恐竜の化石や模型といった古生物にまつわる物品が多数展示されており、ここで初めてシリーズデビューを果たした恐竜も存在する。 中でも部屋のほぼ真ん中に鎮座する「アグジャケラトプス」の頭骨標本は、見る者を圧倒する荘厳さに加え、「えっ、これトリケラじゃなかったの?」と視聴者を色々な意味で感動させるほど、非常に印象深い存在である。
また、ここは書斎としての側面も有しており、入り口近くにある螺旋階段から上階へと上がると、ベンジャミンが保有する貴重な書物が収められた本棚へアクセスすることが可能である。[3]
◯研究施設[]
邸宅の地下に存在する研究施設。 ミュージアムに直結しているエレベーターでアクセスが可能。
その名の通り恐竜の研究を行う施設で、主に琥珀からのDNA抽出および解析などが行われていたという。 またこのフロアには恐竜を収容しておくための檻が設置されており、古代ローマ時代ツアーなどで見られるような古風な檻がいくつも備わっている。
◯オークション・ルーム[]
物語の後半、恐竜を競り落とすためのオークションが開催されていた部屋。 元々はガレージとして使用されていたらしい。
全体的に古風なつくりが目立つロックウッド・エステートにおいて数少ない、近代的な内装を有した部屋となっている。 入口とエレベーターでアクセスが可能で、後者は主に来客時などに稼働される。
◯ミルズのオフィス[]
ロックウッド財団の運営を任されているイーライ・ミルズのオフィス。
見てくれこそは普通のオフィスか書斎のそれであるが、彼が使用する机にはハイテクなタッチスクリーンが埋め込まれており、古風+未来というチグハグな様相を呈していた。
◯ベンジャミンの寝室[]
その名の通り、家長であるベンジャミンの部屋で、中には大きなベッドが配置されている。
すでに足腰が弱って歩くことすらままならないベンジャミンは、ここで1日の大半を過ごしているらしく、本を読んだりミルズらと仕事の話をしたり、孫娘のメイジーと遊んだりしていた。
◯メイジーの寝室[]
その名の通り、メイジー・ロックウッドの寝室。 内装はおもちゃに囲まれたメルヘンチックなものとなっている。
ちなみにインドラプトルが脱走した際、彼女が隠れていた布団を追い剥ぎにかかった部屋がここである。
シリーズにおける関わり[]
・ジュラシック・ワールド/炎の王国[]
シリーズで初めてロックウッド・エステートが登場した作品であり、物語における最重要舞台となった。
作中序盤、クレアを呼び出したところからその雄大な姿を観客に向けてアピールしており、ヌブラル島に部隊が移ってからはしばらく出番はなかったものの、物語後半からはガッツリ映画に絡むというか、ほぼここしか映っていなかった。
・ジュラシック・ワールド/新たなる支配者[]
シャーロット生前の姿を収めたホームビデオに、ロックウッド邸の研究施設が映っていた。
・Jurassic World アライブ![]
PvPのステージとしてロックウッド・エステートの外庭と室内が登場。
出典[]
- ↑ Jurassic World アライブ!における表記。
- ↑ この成功を受けて設立されたのがインジェン社であり、邸宅にあった研究所はイスラ・ヌブラル/ソルナ島へと移設、増設されることとなった。
- ↑ Jurassic World アライブ!において、この部屋は「ロックウッド邸宅の書斎」として扱われている。