ジュラシック・パーク Wiki
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ジュラシック・パーク...その全てが君のものだ!

~ ジョン・ハモンド ~

概要[]

経営シミュレーション・ジュラシックパーク(Jurassic Park: Operation Genesis)は、ジュラシックパークシリーズを題材にしたゲームである。

国内ではプレイステーション2と「Jurassic Park Operation Genesis ジュラシック・パークをつくろう!」名義のPC版が発売されており、販売をコナミとセガが担当している。

海外では「JP:OG」、または 「JPOG」の略称で呼ばれている。[1]



どんなゲームなの?[]

題名の通り、ジュラシック・パークを自分自身で作って運営していくことが目的のシミュレーションゲームである。

パークのインフラを整えて、世界各国の発掘地へ調査団を派遣し化石を掘り起こした後にDNAを採取、それを集めて恐竜を作り出し公開するという映画でやっていたことをほぼそのまま体験できる。

ジュラシック・パークを題材としている以上、万事コトがうまく運ぶとは限らず、竜巻が襲来してパークの建物を崩壊させたり、その混乱の最中に恐竜が逃げ出してビジターを食ってしまったりと、安全面に気を配った経営をしなければ人がポンポン死ぬ地獄のパークとなってしまう。(むしろそれが正解な気もしなくはないが)

ともかく上記のことをやりつつ、パークの人気を上げていき、最終的に世界最高峰のテーマパークにのみ与えられる称号「 5つ星 」の格付けを得られればゲームクリアとなる。

意外なことだと思われるかもしれないが、当シリーズのゲーム作品においてパーク運営を前面に押し出したものはこれの前年ごろに出た「ジュラシックパークIII・恐竜にあいにいこう」以外ほとんど存在せず、数少ない例ですらハードの制約上そこまで凝ったパーク運営ができないなど、お世辞にもパーク経営がやりたいというニーズを満たしているとは言い難かった。

そんな状況下で発売された当ゲームは、2003年当時における最高品質のグラフィックで表現された恐竜を育て、パークの建物を自由に建設できるという意味合いでファンから高く評価され、発売されてから10年以上経過する現在においても有志の手でMODが作られ配布されるなど、いまだ人気の高いゲームとなっている。

ゲームシステム[]

このゲームでやれることは大きく分けて3つある。

  • パークを運営する

ジュラシック・パークを自らの手で作り上げ、お客様に満足していただける恐竜園を作ることこそが当ゲーム最大のポイントである。

  • ビジターのニーズに応える

ゲームではビジター(お客様)の満足度を高める様々な施設が建設できるようになっており、その時ビジターが何を求めているかを把握し、そのニーズに合わせてパークのインフラを整えていく必要がある。

以下がビジターの抱えるニーズの一覧である。

    • 食事:パーク内を歩き回っているとビジターはお腹が空いて来てしまうため、目に見える位置にフードショップを建設する必要がある。
    • トイレ:パークで楽しんでいるビジターは遅かれ早かれスッキリしたいという衝動にかられるため、目に見える位置にトイレを置く必要がある。 フードショップのお隣に設置すると絵的な問題はともかくスムーズにコトを運んでくださるため、忘れずにお手洗いを設置してあげよう。
    • 古植物:パークにいらっしゃるビジターの中には、やたらめったら中生代に詳しい方もいらっしゃる。 理屈っぽいナード様のご要望にお応えするのもパーク運営者の大切なお仕事のため、そういう方が来園されたら敷地内に古植物をドスドス植えてあげよう。
    • 混雑:パークが混み合ってくると、ビジターはストレスを感じ始めてしまう。 こうなった場合はパークの敷地面積を増やすなどして対処してあげよう。 が表向きの解決方法だが、このゲームにおける客のAIは凄まじいレベルでバカなため、いくら敷地面積を増やしてもこの問題が解決することは絶対にない


  • 恐竜のお世話

ゲームに登場する恐竜達は、れっきとした生き物なため我々のように飲み食いはするし眠りもするし、野生動物として満たさずにはいられない本能もある。

そういった恐竜の身の回りのお世話をしてあげて、恐竜たちに快適な生活環境を提供する事こそがパーク運営者たるプレイヤーの重要なお仕事である。

以下はその欲求の一覧である。


    • 食事:恐竜達はそれぞれの食性にあった食べ物を要求するため、肉食恐竜であればヤギかウシ、草食恐竜であれば草のカタマリを放出するフィーダーを柵の中に設置する必要がある。 十分な食事を与えていない場合、恐竜は凶暴化・または仮死状態に陥り最悪死に至る場合もあるため、しっかりと対処してやろう。
    • 水分:生物は水がないと生きていけない。 それは太古の生物である恐竜も同じことなので、柵の中にしっかりと水飲み場を設置する必要がある。 一度作ってしまえば一生そこから水が絶えることはないため、恐竜の欲求の中では一番満たしやすい要素である。
    • 狩り:肉食恐竜のみ抱えている欲求で、これを解消するためには食事とは別に生物を用意しなければならない。
    • 森林:草食恐竜のみ抱えている欲求で、これを解消するためには柵の中に一定数の木を植えなければならない。


モード一覧[]

当ゲームには上記で説明したストーリーモードにあたる「オペレーション・ジェネシス」以外にも、チュートリアル兼 様々な制約を加えたうえでパークを経営していく腕試しモード「エクササイズ」、様々な依頼をクリアしていくミニゲーム集「ミッション」、経営など関係なしに恐竜たちの楽園を築き上げていくおまけモード「サイトB」などが存在する。

  • オペレーション・ジェネシス

所謂ストーリーモード、名前の由来は当ゲームの英名である。

インジェン社の命によってジュラシック・パーク経営を任されたあなたは、ハモンドの夢の結晶を世界に誇る5つ星パークへと育て上げることが出来るかという内容となっている。

  • エクササイズ

チュートリアルを兼ねたステージと、数多の制約を加味してパークを運営していくステージが計9つ存在する。

いわゆる腕試し用のモードであるため、完全クリアした際の特典は特にない。

  • ミッション

恐竜の写真を撮ったり、肉食恐竜を射撃したり、草食恐竜を誘導したり、崩壊寸前のパークからハモンドを助けたりする計10つのミニゲームが楽しめる。

すべてのミッションをクリアすると、隠しモード「サイトB」が解禁される。

  • サイトB

テーマパーク運営という縛りから解放され、自由気ままに恐竜の楽園を作れるいわばサンドボックスモードである。




登場人物[]

登場する恐竜[]

その他、ゲームには実装されていない没恐竜が存在する。


余談[]

  • このゲームには表向きには発表されていない裏コードが存在する。  「オペレーション・ジェネシス」でのみ使うことが出来るが、どれもこれもゲームバランスが崩壊するレベルの代物なので、使う際は自己責任で。


関連リンク[]

関連項目[]

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