概要[]
Jurassic Park: The Gameは、映画「ジュラシック・パーク」を題材にしたゲームである。
開発・発売をTelltale Gamesが担当。 2010年冬に発売される予定だったが、作品のブラッシュアップを理由に2011年4月、11月と計3回の延期を重ねてようやくリリースされた。
ゲーム内容について[]
ジュラシック・パークの事実上の続編として企画・制作されており、ネドリーが奪って行方不明になったDNAサンプルを巡っての小競り合いが繰り広げられる・・・と言ったのが大まかなストーリーである。
プレイヤーはゲームに登場するキャラクター達を操作していき、マップ内を探索したり、謎を解いたり、血に飢えた恐竜達から逃れるといった事をやっていく。 これだけ聞くと典型的なアクションゲームに思われるかもしれないが、本作は移動や行動が全てQTE(クイックタイムイベント)で決定されるという独自のシステムが存在する。 つまり自身でキャラクターを操作することは不可能で、何かが起こったらその都度決められたボタンやスティックを倒すなどして危機を脱したりすることが当ゲームを攻略するにおいて非常に重要なことである。 QTEに特化したゲーム性なため、タイミングよくボタンを押せなかったりするとリザルトの結果が代わりエンディングが分岐、最悪キャラクターが死ぬこともある。 初見殺しも多いため慣れないとバンバンキャラクターが死んでいく。 究極の受け身ゲームなためかなり人を分ける内容なのは間違いないだろう。
登場人物[]
・主要人物[]
・名前や声のみの登場[]
- アーティ・ブリッジス(声のみ)
- ジョン・ハモンド(名前のみ)
- スティーブ(名前のみ)
- デニス・ネドリー(名前のみ)
- デービッド・バンクス(声のみ)
- ハスケル(名前のみ)
- バルガス(名前のみ)
- パーカー(名前のみ)
- ピーター・ラドロー(名前のみ)
- ヘンリー・ウー(名前のみ)
- マキア(名前のみ)
- リナレス(名前のみ)
- レイ・アーノルド(名前のみ)
- ロバート・マルドゥーン(名前のみ)
- N.H.(名前のみ)
登場する恐竜[]
評価について[]
IGNのグレッグミラーは、このゲームに10点中5.5点の評価を与えており「遊園地で迷子になった時と同じ感覚が味わえるだろう」といった趣旨の感想を残した。
GameSpotのキャロライン・ペティットは「映画の続編が見れることはありがたいけど、それがゲームの面白さに比例していない」として10満点中、6.5点(PS3は処理落ちが発生することが原因で0.5点マイナスの6点)の評価を下した。 だがゲームシステムに不評が寄せられる一方、映画の後日談的なストーリー自体は高く評価されており、件のシステムについてもPCGamerのように「別に革新的ってわけじゃないけど、いうほど悪い出来じゃない」と評価する者もいるなど、結果的に賛否両論の強い作品となった。(後に制作会社は「リリースが遅れたことによって色々尾鰭がついたことで評価が下がったのだろう」といった旨の発言をしている)
ちなみに一般からのウケも賛否が入り混じるものであったが、2011年11月におけるゲーム売り上げランキングにおいて6位になるなど、当時としてはそれなりに売れた部類のゲームだったようだ。
余談[]
- 初回限定版にあたる「Deluxe Edition」が数量限定で発売されており、リーフレットや設定資料集、そしてスチールブック仕様のケースが封入されていた。