概要[]
Jurassic Park III: Danger Zone!は、ジュラシック・パークⅢを題材にしたゲームである。
PC向けに発売されたゲームで、北米でのみリリースされている。 ちなみに同時期には同じメーカー開発・販売のゲーム「Jurassic Park III: Dino Defender」も発売されている。
ゲームの内容[]
プレイヤーはDino Difendersなる組織の人間となって、指定された恐竜のDNAを採取を依頼されることになる。 ライバルより早くDNAを集めゴール地点の「DNA meter」まで行き着くことが目的となる。
これだけだと単なるアクションゲームに見えるかもしれないが、実はこのゲーム、マリオパーティのようなすごろくゲームとなっており、ターンごとにサイコロを振ってミニゲームをクリアしたり、ライバルと対戦したり、アイテムを手に入れて使ってみたり、時には妨害に遭って元来た道へ戻されるか、最悪一回休みとなってしまうこともある。 いかにいい目を引いて、ライバルより上手く立ち回っていくかが重要になる。 数あるジュラシック・パークゲームの中でもユニークな作風となっている。
実装されているステージが1つしかなかったり、マス目が少ないせいで10分くらい遊んだら飽きそうな欠点こそあれど、仲間内でお酒を酌み交わしながら「なんじゃこのゲーム! えらいケッタイなもん買うてもうたわ〜!」などと言って遊ぶと非常に楽しいかもしれない。 日本では滅多なことではお目にかかれないものの、時たまネットオークションやメルカリに出品される事があるので、興味のある方は是非ともプレイしていただきたい。
あらすじ[]
ある日、ジュラシック・パークにて巨大地震が発生した。 その影響でDNAサンプルが破壊されてしまう未曾有の大危機が発生。 このままでは貴重な古生物たちが再び消失してしまうことになる。 「それでいいじゃん」と思われる方は、どうか心のマルコムを記憶の片隅に押し込んでもらいたい。
幸いパークには、数多くの恐竜たちが生活している。 古生物のことならなんでもお任せなDino Difendersとなったあなたは、ライバルより早くDNAを採取し、失われつつある古代の記憶を取り戻す事ができるだろうか?
プレイヤー一覧[]
選べるキャラクターは以下の8人で、彼らは前作にも登場したDino Difendersの職員である。 名前の由来は恐竜にまつわる名前や擬音、用語である。
ゲームの内容場、同じ職員同士で争うという奇天烈な展開がなされているが、恐らく彼らは傭兵みたいなものでインジェン社やバイオシンでそれぞれ雇われてるが故に、DNAの取り合い合戦を繰り広げているのだと思われる。 (どうせこのゲームにしか出てこないから、さほど深く考えて作られたキャラじゃないのが正解だろうが)
- Rex.T
- Rick Raptor
- Dr.Brachio
- STOMP
- Missy Link
- K.D.Crush
- Dr.Stego
- Farrah Fossil
登場する恐竜[]
・背景、もしくは名前のみ登場[]
- アンキロサウルス
- アンモナイト(化石のみ)
- オヴィラプトル(名前のみ)
- ガリミムス
- 三葉虫(化石のみ)
- トリケラトプス
- パラサウロロフス(化石のみ)
- プテロダクティルス(プテラノドンの赤ちゃんとして登場)
マスの効果[]
ステージに配置されたマスに止まるとミニゲームが出来たり、妨害にあったり、アイテムが変えたりと色々なことが起こる。
ここではそんなマリオパーティーっぽい要素を詰め込んだギミックをいくつか紹介していく。
- Pick A Card:7枚のカードから好きなものを引く非常にシンプルなゲーム。 カードの効果はアイテムがもらえたり盗まれたり、一回休みにされたりと色々な目に遭う。
- T-Rex Extreme:ティラノサウルスに見つからずに、ステージ内にあるアイテムを手に入れることが主な目的。
- Raptor Rumble:トラックを利用して、逃げるラプトルを捕まえるゲーム。
- Jurassic Attack:恐竜にまつわるクイズが出題される。 ライバルより先に答えればクリアとなる。
- Supply Shed:いわゆるショップで、ポイントと引き換えにアイテムを購入する事ができる。
- Quicksand/Mud/Dino Dung/Dino Trap:恐竜の肥溜めに落っこちて一回休みを食らう。 一定数のポイントを払えばそれをチャラにできる。
- Call of The Wild:4つのボタンから流れる音を覚えて、その通りに押すとクリアという記憶力だけが全てのゲーム。 ステージにはスピノサウルスが佇んでいるが、何故なのかは不明。
- Raging Raptors:ラプトルのホログラムを操作し相手とガチンコ対決をするミニゲーム。 勝ったプレイヤーは相手が持つアイテムを貰う事ができる。
- Operation D.A.R.T:このゲームにおける最重要課題的ミニゲーム。 ステージにいる恐竜をダーツで射抜き、DNAを採取する事が目的となる。 3回トライすることが可能で、ダメだった場合はさようなら。 もし十分な数のDNAを持っている場合は単なる射撃場と化す。
- Lab Gate:このゲームにおけるゴール地点。 クリア条件であるDNAを3つ手に入れた状態で止まるとゲーム終了となる。
- Paleo Pair-up:お手本の化石を探して木枠に収めれば勝利という至極単純なミニゲーム。
- Predator Pursuit:前述した「Jurassic Attack」の肉食恐竜バージョン。
- Air Raiders:飛び回るプテラノドンを避けつつ、ステージに散らばる救急箱を集めるミニゲーム。
- Bridge Out:すごろくの後半にある崖を飛び越えるミニゲーム。 3回挑戦でき、失敗した場合は野戦病院送りにされる。
- Jungle Swarm:迫り来る大量の蚊を倒すゲームだが、特殊なアイテムを持っていないとその時点で詰みとなってしまう「なんじゃそらそら」なゲーム。
蚊くらい手で潰せ。 - Road Block:恐竜たちに襲われる事なく、ゴールである電気柵まで辿り着く事ができればクリアとなるミニゲーム。 これだけ横スクロールのアクションで、前作のシステムをほぼ流用している。
- Decoding Danger:制限時間内にフェンスを起動させ、ラプトルの侵入を防ぐゲーム。
ギャラリー[]
関連項目[]
- ジュラシック・パークⅢ
- Jurassic Park III: Dino Defender(同じ会社より発売されたゲーム)